わたしのもう一つの国 の商品レビュー
2020年最後に読んだ本。 角野栄子さんと娘さんリオさんとの旅行記は、軽い気持ちで読めて楽しい気持ちになった。 私は、角野栄子さんのカタにハマらない生き方が好きです。 ずっと同じ環境にいると考えも狭まっていくと思うので、私も時には今いる場所を離れて視野を広げることを意識していきた...
2020年最後に読んだ本。 角野栄子さんと娘さんリオさんとの旅行記は、軽い気持ちで読めて楽しい気持ちになった。 私は、角野栄子さんのカタにハマらない生き方が好きです。 ずっと同じ環境にいると考えも狭まっていくと思うので、私も時には今いる場所を離れて視野を広げることを意識していきたいと思いました。
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2018年、児童文学のノーベル賞と言われる 国際アンデルセン賞を受賞。日本人では3人目。 数々の人気作を世に出した角野栄子さん。 その栄子さんが若い頃二年間、自前移民という形で働き、 暮らしたブラジルへと 約20年ぶりにお嬢さんと一緒に旅行。 その旅行記をエッセイ風に、 ユーモアたっぷりに描いた作品です。 最初のブラジル行きは1959年。 中学生のお嬢さんの目を通したブラジルはどんな変わりようだったでしょうか? 1度目のブラジルを離れたのは、リオデジャネイロからブラジリアに首都を移転すると発表があった年。 そこは何もない大地だったようです。 それから、、、 変化もあり、そして何も変わらないものもあり。 角野栄子さんのブラジルは、今でも素晴らしい場所です。 角野さんは、夫婦で暮らした二年間に、同じアパートの 家族と親しくなり、片言のポルトガル語を習得。 夫は家具の設計事務所や広告代理店で 栄子さんは貿易会社、日本人向けのラジオの仕事を していました。 当時親しくしていた思い出の人を偶然発見したり、 思い出の地を訪ねてみたり。 別れを言えずにいた知人がYouTubeで 歌っているのを知ったり Facebookで再度、連絡が取れたり。 本を通して旅の余韻はより深いものになったようです。
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