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ふたり、この夜と息をして の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/02/06

すごくいい設定だし 細やかな描写が好感持てたが いかんせん冗長すぎる。 同じような場面が多すぎて 中だるみしてしまった。 惜しい。

Posted byブクログ

2021/01/31

悪いわけじゃない。合わなかっただけ、の☆3つ。好きな人は好きだと思う。私が歳を重ねて、思春期に味わう息苦しさから遠ざかってしまったから。 遠藤、いいやつだなぁ。

Posted byブクログ

2021/01/28

高校の時に戻りたいと思う。 でも、あの頃はこんなに繊細な心の動きに気が付かなかったよな。 って事は、戻っても無意味かな 悲しいね

Posted byブクログ

2020/12/21

高校生が喫煙て…と思うところはあれど、この物語には必要だった 子どもの頃の記憶や見た目が人格形成に影響するのは多々あること、臆病になる気持ちわかる 躓いたときに誰が側にいるかはとても重要で、夕作も槇野ももちろん遠藤たちも、みんなが出会えてよかったな 夕作のおばあちゃんや野原先生、...

高校生が喫煙て…と思うところはあれど、この物語には必要だった 子どもの頃の記憶や見た目が人格形成に影響するのは多々あること、臆病になる気持ちわかる 躓いたときに誰が側にいるかはとても重要で、夕作も槇野ももちろん遠藤たちも、みんなが出会えてよかったな 夕作のおばあちゃんや野原先生、無理強いせず穏やかに寄り添い諭す姿勢がとても素敵だった

Posted byブクログ

2020/12/11

細かく描写する文章に、入り込めないなあ、と最初は思っていた。けどどんどん没入。 優しい人の周りは優しく人になる、とか納得する言葉が多かった。あとで言葉だけ字引できるように辞典みたいにしてほしい。あと、このひとには別に中身ぜんぶ見せなくていいやっていう槙野の明るさは、全員に対しての...

細かく描写する文章に、入り込めないなあ、と最初は思っていた。けどどんどん没入。 優しい人の周りは優しく人になる、とか納得する言葉が多かった。あとで言葉だけ字引できるように辞典みたいにしてほしい。あと、このひとには別に中身ぜんぶ見せなくていいやっていう槙野の明るさは、全員に対してのものだったけど、私も人を選んでそれをやっているのかもしれない。やられている方も傷つくよな、とか。

Posted byブクログ

2020/11/23

読みやすかったし、ストーリーも好きではあった。 ただ、そんなに必死に隠して悩むほどのことなのか?という疑問もあるにはある。 ただ若い人にとっての悩みや辛さと言う意味ではそうなのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/11/18

最初はお互いふいに知ってしまった秘密の外側だけにしか触れず話は進んでいくが、徐々に明かされる真相、痛みが切なくも温かい物語だった。

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2020/10/23

お互い秘密を抱えながら、人には言えない「傷」を持っている二人が出会ったのを機に、段々と打ち解けていき、周囲のクラスメートと交えながら、高校生活を送っていく物語です。 主人公は夕作まこと。顔に痣があることで虐められていたが、新たな生活とともに化粧で隠すことで周囲からはバレずに送っ...

お互い秘密を抱えながら、人には言えない「傷」を持っている二人が出会ったのを機に、段々と打ち解けていき、周囲のクラスメートと交えながら、高校生活を送っていく物語です。 主人公は夕作まこと。顔に痣があることで虐められていたが、新たな生活とともに化粧で隠すことで周囲からはバレずに送っていた。ある日、新聞配達のバイト中、クラスメイトの槙野がタバコを吸っている姿を目撃。なぜ、グレていないのに吸っていたのか?そこには、ある秘密が。 最初、夕作(ゆさ)は名前かと思ったのですが、苗字でした。祖母が言う「まこと」って誰?と混乱したのですが、夕作まことということで納得でした。 槙野の秘密は、最後の方で明らかになるのですが、それまでの二人の関係が、近すぎず遠からずという微妙な距離感ながらも段々と打ち解けていく描写は、青春ならではの瑞々しさがありました。と同時に切なさも入り混じっていました。 大きな盛り上がりというものはなかった印象でしたが、静かながらもしっとりと浸された気持ちになりました。 そんな気持ちからなのか、所々心に染みる文章・言葉が書かれているので、ジーンと入ってきました。 言葉のチョイスが良く、苦味がありながらも、青春を感じさせてくれる作品でした。 また、他の登場人物として、周囲のクラスメート達も良い味を出してくれます。みんな、人を気遣ってくれる人ばかりで羨ましいなと感じさせてくれました。 一人ではなかなか解決できない問題も、周りと共有することで答えが見えてくるかもしれません。たとえ、答えがわかっていたとしても、誰かに言われて欲しい。誰かにわかって欲しい。気持ちをぶつけることで、何かが変わるかもしれない。もしかしたら、大したことでもないかもしれない。 読んでいて、仲間の大切さや教訓を得たような感じにさせてくれました。 真夜中にゆったりと読みたい作品でした。

Posted byブクログ

2020/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直言って、それほど期待して読み始めたわけじゃなかったんです(ごめんなさい)。 「心に傷を負い、秘密を抱えていく少年少女」と紹介にあって、あぁ、またこういう感じか、と。 でも、その見込みの甘さを痛感。よくある「心の傷」のよくあるパターンを凌駕した「傷」。 主人公の少年、夕作の名前もいい。最初の方に「ゆさ」と出てくるのだけど同級生たちに「夕作」と呼ばれるたびそれが名前の「ゆうさく」のような気がしてくる。途中母親や祖母から「まこと」と呼ばれて、あれ?どういうこと?もしかすると何かあって改名した?と思ったり。そしてそれが単なる自分の勘違いで、「夕作まこと」というのが彼の名前だとちゃんとわかってから、同級生たちに呼ばれていたのが名前ではなく苗字だった、とあの親しさの関係の中でも彼らと夕作の間にはやはりまだいきなり名前で呼ぶほどの親しさには至っていなかったのだということがわかる。 もし、彼らが呼ぶ名前が下の名前であったのなら、あの関係に少し嘘っぽさというか表面的なものを伴っていたのだろう、と。苗字でよかった。そう思った。 そして、夕作の傷。 これは、十代の少年にとって本当に命と同じくらいの重さのあるものだろう。小中学生の時に受けた同級生たちからのいじめ。夕作を人として扱わなかった彼らを、いますぐ殴り倒してやりたい。お前たちはヒトとして生きていく価値などない、と言ってやりたい。 怖かっただろうな、つらかっただろうな、よく、生きていてくれた、と今生きているそれだけでもう充分だよ、と夕作の背中をなぜてやりたい。 夕作と秘密を共有していた槙野の傷。最後まで語られないその傷。彼女の周りに友だちがいる、彼女のことを心から心配している友だちがいる、それがもう全て。その事実をちゃんと受け入れられたラスト。全世界の光が見えた。(おじさんとの関係がもう少し語られてもよかったかもしれない、というか知りたい)。 野原先生が夕作に言った「どんなに辛いことや認めたくないことも、たった一人でも一緒に抱えてくれる人と出会えたら、もうそれでいい」という言葉。どんなに救いだったか。 夕作が、槙野に対して言った「俺じゃなきゃ、槙野に会えなかった。俺が俺じゃなかったら、槙野は見つけてくれなかった」「見つけてくれてありがとう」に涙腺崩壊。 自分を、自分の傷ごと、まるごと受け入れる。そして傷をまるごと抱えていってくれる誰かがいること、それは奇跡かも知れない。でもそんな奇跡の中にこそ、希望の光はあるのだろう。 二人の苦しさ辛さ悲しさ悔しさとともにあった時間。本の中で出会えた彼らに心から感謝。

Posted byブクログ