資本論 新版(文庫版) の商品レビュー
2022/10/23 ものの価値には使用価値と交換価値がある。原初では物々交換が行われたが、交換価値を一定にするため、一般的等価物が現れ貨幣となっていった。 産業革命初期の生産過程では、機械と原料という生産手段は不変資本でありそこから剰余価値は生まれないとした。剰余価値は労働から...
2022/10/23 ものの価値には使用価値と交換価値がある。原初では物々交換が行われたが、交換価値を一定にするため、一般的等価物が現れ貨幣となっていった。 産業革命初期の生産過程では、機械と原料という生産手段は不変資本でありそこから剰余価値は生まれないとした。剰余価値は労働からしか生まれず、その剰余価値が資本家に搾取されているのだとした。 分業が進むともともとは使用価値を創出するための具体的有用労働だったものが、インプットベースの無味乾燥な抽象的人間労働となる★これはそのとおりだが、分業性の問題であり共産主義でも分業をすれば同じ問題が生じる 商業資本や利子生み資本についての考察が浅い。なぜ資本家に万人がなれないのかという問いがない ★機械の高度化など労働から生まれない剰余価値を特別剰余価値としてその存在は認めたが、むしろこちらのほうが大きい剰余価値の源泉である。資本と原料は誰もが同じ価値しか生めない想定で、業務プロセスによる剰余価値の創出も部分的にしか認めず経営学の観点を無視した極論
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難しい内容だが、漫画でわかりやすかった。社畜と言う言葉が奴隷と置き換わっただけでいまの社会となにもかわらない。産業革命以降の機械化が人の仕事を奪いい価値を下げるというのは、現代のAIに仕事を取られると怯えることとまた似ていて、人類は同じことを繰り返すものだとわかる。
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資本論をストーリー仕立てで学ぶ。 このシリーズは勉強になるし、Kindle Unlimitedなら全て?追加料金なしに読める。 原著は難し過ぎるらしいので、今の僕が読むのは多分自殺行為だろう。 これの続編の『続・資本論(まんがで読破)』を読んでから、『100分de名著 資本論』で...
資本論をストーリー仕立てで学ぶ。 このシリーズは勉強になるし、Kindle Unlimitedなら全て?追加料金なしに読める。 原著は難し過ぎるらしいので、今の僕が読むのは多分自殺行為だろう。 これの続編の『続・資本論(まんがで読破)』を読んでから、『100分de名著 資本論』でエッセンスを学び、最後は佐々木隆治著『マルクス 資本論』でも読もうかな。でも、佐々木本は資本論第1巻だけらしいから、先に池上彰さんの本から入ろうかな❓️
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ストーリー仕立てになっていることでよりわかりやすいと同時に怖かった。労働者たちは「俺たちは奴隷じゃない」と叫ぶけれど、奴隷であることを望む人が少しでもいる限り、奴隷から解放されることはない、と考えると何とも。中間の暮らしが1番、と遺した母。その通りとは思うが、“中間”の定義は個...
ストーリー仕立てになっていることでよりわかりやすいと同時に怖かった。労働者たちは「俺たちは奴隷じゃない」と叫ぶけれど、奴隷であることを望む人が少しでもいる限り、奴隷から解放されることはない、と考えると何とも。中間の暮らしが1番、と遺した母。その通りとは思うが、“中間”の定義は個人によって変わるので難しいよな。
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#資本論 #マルクス #まんがで読破 原作がどんなものかはわからないけど資本主義ってそういうことなんだなということがわかります。はっきり言って恐ろしい。何事にも光と影ってあるんですね。豊かさって何でしょう。考えて生きたい。教科書だけではわからないですね。このシリーズ勉強になりま...
#資本論 #マルクス #まんがで読破 原作がどんなものかはわからないけど資本主義ってそういうことなんだなということがわかります。はっきり言って恐ろしい。何事にも光と影ってあるんですね。豊かさって何でしょう。考えて生きたい。教科書だけではわからないですね。このシリーズ勉強になります。
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資本論に興味を持つきっかけを与えてくれる本。 ここから下は頭の中を 整理するために書いたので読まなくて良いです。笑 資本主義とは資本から生み出した剰余価値(利益)によって 成り立つ社会システムである。 機械を導入し拡大することでさらに利益を得る。 しかしその反面、失業...
資本論に興味を持つきっかけを与えてくれる本。 ここから下は頭の中を 整理するために書いたので読まなくて良いです。笑 資本主義とは資本から生み出した剰余価値(利益)によって 成り立つ社会システムである。 機械を導入し拡大することでさらに利益を得る。 しかしその反面、失業者が増え、需要が減り 工場はつぶれ、銀行が不良債権を抱え込み 不況がおとずれるという。
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19世紀英産業革命後、工業化による大量供給社会に突入し、貧富格差が拡大。資本家の力が強くなり、労働者は奴隷扱いになっていく。 社会主義を推奨するマルクスだが、「なぜ利益追求型資本主義社会で社会全体が豊かにならないのか?」「なぜ失業者がここまで多く増え、格差社会になるのか?」これら...
19世紀英産業革命後、工業化による大量供給社会に突入し、貧富格差が拡大。資本家の力が強くなり、労働者は奴隷扱いになっていく。 社会主義を推奨するマルクスだが、「なぜ利益追求型資本主義社会で社会全体が豊かにならないのか?」「なぜ失業者がここまで多く増え、格差社会になるのか?」これらをわかりやすく漫画で表している。 経済学部生なんて、マルクス経済学、ケインズ経済学、マーシャル経済学(新古典派)これら3大経済思想を抑えている人なんてそうそういないので、経済学への興味の1歩として知的好奇心旺盛な空腹人に読んで頂きたい。
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マルクス「資本論」の世界のザックリとしたイメージを掴むには良書(自分も資本論読み切ってないけど)。 こうやって労働者は搾取されていき、こうやって労働者は立ち上がり団結していくのだ、とわかる。あくまで個人的な印象だけれど、主人公が「搾取しながら搾取される」構造が、問題を根深くして...
マルクス「資本論」の世界のザックリとしたイメージを掴むには良書(自分も資本論読み切ってないけど)。 こうやって労働者は搾取されていき、こうやって労働者は立ち上がり団結していくのだ、とわかる。あくまで個人的な印象だけれど、主人公が「搾取しながら搾取される」構造が、問題を根深くしているのではないだろうか。末端の労働者は搾取されるけど、それを管理(搾取)する工場長的な人もまた労働者。一度この構造にハマったら、嫌だと思っても巻き込まれ、その構造を維持するための駒になってしまう。だから、それを変えるためには革命なんだな、と思う。 導入本としては良いと思うので、興味のある方はぜひ一読。
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ストーリーがかなりドラマチックだった記憶があります。 資本家が儲かる仕組みは、労働者を働かせた剰余価値をいかに生むか、という基本的な考え方が理解できます。
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マルクスの資本論を、読んでみたいと志し早10数年… 岩波の原著、何巻まであるんだ?3巻くらいまでを確認し(実際はもっとあると思うが)、諦めた…悔し紛れに言うが、この本は私には早い(?)と判断し“先送り”に。決して読まないとは言ってない。まずは、もっとハードル低め設定で読みやすいも...
マルクスの資本論を、読んでみたいと志し早10数年… 岩波の原著、何巻まであるんだ?3巻くらいまでを確認し(実際はもっとあると思うが)、諦めた…悔し紛れに言うが、この本は私には早い(?)と判断し“先送り”に。決して読まないとは言ってない。まずは、もっとハードル低め設定で読みやすいものを、と探していたところ、本著『まんがで読破・資本論』を見つけた。 読んでみた。 内容は、漫画なので当然ながらストーリー仕立てになっている。金持ちになりたい主人公(チーズ職人)が、資本家に唆され、職人からチーズ生産の工場長(雇用主)へ転身。効率よく働かせるために、労働者を使役し、あっというまにブラック企業になってしまう。職人時代に大切にしていた“味”はもはや重視されず、品質とコスト、効率を優先させるように。こんなはずでは、、と悩める主人公は、いつしか、自分が【資本家】のエサになってしまったことに気づき、苦悩する。 産業革命で、器械が仕事を肩代わりするようになり、従来の【モノ作り】の在り方が大きく変わった。 効率よく生産するため労働者はベルトコンベアーのように、流れ作業で働くようになる。 モノが作られる全行程を把握できる者がいなくなり、『仕事のやりがい』が失われるばかりでなく、社会からは【職人】自体が少なくなり、やりがいのある仕事、美しい仕事がなくなってしまう これ、現代社会にも大いに通ずるところだと思う マルクスはおそらく、資本家を憎んでいるというよりは 変わってしまった世の中、美しいものが失われてしまい、生きがいだとか、やりがいだとかを見出せない人々、そういった社会全体に対し、警鐘を鳴らしているのではないだろうか。 この漫画を機に、原著への興味がますます深くなった。ので、いつか(やる気出たとき)マルクスの『資本論』も読んでみようと思いますww
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