ルポ入管 の商品レビュー
技能実習生についてのルポ。技能実習制度の本来の目的はなんだったのかというところから説明し、その建前と実情の乖離について論じている。多くの技能実習生を送り出しているベトナムについての取材をもとに構成されており、ベトナム側の送り出し機関と日本側の監理団体の関係とそこから生まれる実習生...
技能実習生についてのルポ。技能実習制度の本来の目的はなんだったのかというところから説明し、その建前と実情の乖離について論じている。多くの技能実習生を送り出しているベトナムについての取材をもとに構成されており、ベトナム側の送り出し機関と日本側の監理団体の関係とそこから生まれる実習生の大きな負担についても詳しく書かれている。
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出入国在留管理庁(入国管理局)の横暴さは聞き及んでいますが、まさか日本国内でこんな非人道的な事が行われているとは、思っていない人が大多数ではないでしょうか。 日本は外国から好かれている、尊敬されているというテレビがわんさか放映されていますが、実際は異常に他国人を嫌い、排除しようと...
出入国在留管理庁(入国管理局)の横暴さは聞き及んでいますが、まさか日本国内でこんな非人道的な事が行われているとは、思っていない人が大多数ではないでしょうか。 日本は外国から好かれている、尊敬されているというテレビがわんさか放映されていますが、実際は異常に他国人を嫌い、排除しようとしている国なので、いずれ誰も訪れない辺境の島国となる事でしょう。 この本を読むと、いかに日本という国が異物を嫌い、民族主義なのかがとことんうかがい知れて、悲しいし恥ずかしい気持ちになる事間違いありません。
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読み始めた段階で、日本という国が嫌になり気分が悪くなった。 自国主義、排他的、差別的な入管施設運営を続ける日本、将来ツケが回ってくるだろう。
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入管の実態はここまで酷いのかと落胆したし、この問題をちゃんと理解していなかった自分にも嫌気がさした。ルポなので、不法入国者の違法性にはあまり焦点を当てないなど中立的な論調ではないというのは念頭に起きつつ、明らかな人権侵害が自分の生まれ育った国で行われているという内容にショックを受...
入管の実態はここまで酷いのかと落胆したし、この問題をちゃんと理解していなかった自分にも嫌気がさした。ルポなので、不法入国者の違法性にはあまり焦点を当てないなど中立的な論調ではないというのは念頭に起きつつ、明らかな人権侵害が自分の生まれ育った国で行われているという内容にショックを受けた。自己責任論や排外主義、権威主義的な思想が国民性だとは思いたくないが、そういった性質の考えが入管という権力のもとで表出している実態が窺えるし、国際社会の一員としてとても恥ずかしさを覚える。
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入管当局のひどい状況が記録されている 日本は難民に対する姿勢が絶望的である 適切な情報公開がなされておらず、牽制機能もないため刑務所以上にひどい環境となっている
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2022年8月に読む本です。 https://www.youtube.com/watch?v=vzrJOrXXIxk 内容(「BOOK」データベースより) 二〇一四年、カメルーン人男性が医師の診察を受けられず、東日本入管センター内で死亡。二〇一八年、同センターでインド人男性が自...
2022年8月に読む本です。 https://www.youtube.com/watch?v=vzrJOrXXIxk 内容(「BOOK」データベースより) 二〇一四年、カメルーン人男性が医師の診察を受けられず、東日本入管センター内で死亡。二〇一八年、同センターでインド人男性が自殺。翌年、大村入管ではハンストによりナイジェリア人男性が餓死した。いったい、入管施設で何が起きているのか。東京五輪や外国人労働者の受け入れ拡大に合わせて、在留資格のない外国人の取り締まりが強化され、次々に入管施設に収容されている。二〇一九年に出入国在留管理庁へと格上げされ、ますます大きな権力を振るう「入管」の実態に迫る。 著者について 1981 年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了。共同通信記者。前橋、神戸、福島、仙台の各支社局、カイロ支局、特別報道室外信部を経て、2020年8 月からエルサレム支局長。「入管収容施設の実態を明らかにする一連の報道」で2019 年平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。『労働再審2――越境する労働と移民』(共著、大月書店、2010 年)、『東日本大震災復興への道――神戸からの提言』(共著、クリエイツかもがわ、2011 年)など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平野雄吾 1981年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了。共同通信記者。前橋、神戸、福島、仙台の各支社局、カイロ支局、特別報道室外信部を経て、2020年8月からエルサレム支局長。「入管収容施設の実態を明らかにする一連の報道」で2019年平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ウィシュマさんの事件が気になって読んでみたが、それが一部の不良職員による特異な事件でないことがよく分かった。収容者を虐待したり、裁量権を行使することによって木っ端役人がチンケなプライドを保っているのか。おまけに司法機関全体がグル。胸糞悪いな。『美しい国、日本』のリアルな姿がここに...
ウィシュマさんの事件が気になって読んでみたが、それが一部の不良職員による特異な事件でないことがよく分かった。収容者を虐待したり、裁量権を行使することによって木っ端役人がチンケなプライドを保っているのか。おまけに司法機関全体がグル。胸糞悪いな。『美しい国、日本』のリアルな姿がここにある。 しかし根深い外国人差別と北朝鮮並みの人権意識しかない国にどうして難民申請するかな。心あるジャーナリストは海外に向けて正しい情報を発信してほしいよ。こんな糞みたいな国を目指してはいけないと。 その結果として近い将来人口が減りすぎて社会が維持できなくなった時に、世界から見放されて誰も日本を目指さないことになるが、それは仕方がない。これまで入管がしてきた暴虐の責任は日本人として取らなければいけない。
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「まじめな人がまじめに人を殺す、恐ろしい、恐ろしい」 きっと、入管の職員の人はまじめに仕事をしているよでしょう。目的を履き違えたまま。 こんなにも冷酷で、残忍なことを国家としてやっておきながら、素晴らしい国だとか、美しい国だとか、言っていいのか。もっと、こういった実態を国民は知る...
「まじめな人がまじめに人を殺す、恐ろしい、恐ろしい」 きっと、入管の職員の人はまじめに仕事をしているよでしょう。目的を履き違えたまま。 こんなにも冷酷で、残忍なことを国家としてやっておきながら、素晴らしい国だとか、美しい国だとか、言っていいのか。もっと、こういった実態を国民は知るべきだ。
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著者の視点はもっともである。「正しい」のであろう。しかし、地方公務員として、日々、さまざまな軋轢に悩む身とすれば、「正しい」ことを述べることで「収入を得て」「庶民より良い暮らし」を営むことのできる人々による「正論」に辟易としている。
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国家によって個人の基本的人権が侵害されている時は、抗議の声をあげる必要がある。 非正規滞在状態の人の事情を詳しく知ると、難民とか差し迫った理由もないのに、軽い考えで不法入国したりオーバーステイするなと思う瞬間は確かにある。 でもそれがその人の基本的人権が侵害されてもいい理由には...
国家によって個人の基本的人権が侵害されている時は、抗議の声をあげる必要がある。 非正規滞在状態の人の事情を詳しく知ると、難民とか差し迫った理由もないのに、軽い考えで不法入国したりオーバーステイするなと思う瞬間は確かにある。 でもそれがその人の基本的人権が侵害されてもいい理由にはならない。
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