表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 の商品レビュー

若林正恭(著者)

2025/02/11

旅行に行きたくなる本。途中クスッと笑えるところが良い。筆者の作品は2作目だけど、正直なところ考えが合うなとは思わない。それが良いとか悪いとかではない。ただ、こういう考えの人もいるという勉強になる。

2025/02/11

若林さんの書く文章好きで、今作がお迎えして３冊目になる。
やっぱり好きだなぁ。
解説のDJ松永さんの言葉も最高だった。

2025/02/05

ここ最近のモヤモヤを言語化して教えてくれるのはこの人しかいない。解説のDJの方も良すぎました。Creepynuts好きなくせに名前は申し上げません。若林正恭さん、僕もこの世界で頑張っていきます。

以下、好きなことば抜粋。

承認欲求の増大は、所属欲求が満たされる機会の減少と比例している。どんな仕事であれ、お金をもらえたら社会に認められている・必要とされているということなのに、集団が大きくなり過ぎると、集団に貢献できている実感を抱きにくいのかもしれない。でも逆にこの現代だからこそ、救いの場を仕事先以外にも他に現実でもネットでも作ることができる。心の居場所を作っていきたい。

ゲバラは「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか？あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか？」　彼らはきっと命を「使っている」目をしていた　「命を使いたい」

自分の中に確信を持っている人間が本気で喋ると、5時間以上も聞き手の耳をジャックできる

例えば人生とか、愛とか、感謝とかって実はアメフトの話のようなものの中に含まれていて、わざわざ言葉にして話すようなことじゃないんだ。

自分の外に命を使っていきたい。

ぼくは旅先でのでは、またが好きだ。叶えられる可能性はほぼないけど、ふとした時にこの人のことを思い出すだろうから、では、またなのだ。

ストロックル間欠泉のように、ずっとぐじゅぐじゅしてて、熱くて、抑圧されていて、でもある瞬間、誰もが口を開けてどん引きするくらい吹き上げて一瞬で空に消えて行っていいんだ。

新自由主義というシステムは競争によって格差を生む。勝ち組になれば恩恵は勝者に与えられる。しかし社会全体にも商品やサービスなど恩恵は与えられますよという餌も与えられる。経済とは無関係の次元で、心の深いところで理解し合っていると信じられるたった数人の友達とは一体どういうつながりなのか。

日本の一様な世間と、新自由主義が生む格差と分断の相性は格別に悪い。

2025/02/08

何かに突き動かされるように、「ここを離れなきゃ」と思う瞬間はたびたびある。ここにいたらおかしくなっちゃう、と思うのは人間の普遍的な性なのかまたはわたしの生きていく場所がここではないのか。
旅することで人は簡単な幽体離脱をするのだと思う。そして、魂だけになって全く知らない場所で短い人生を新しく始めてみる。すると、おのずと自らの現実の生にも素直に向き合えるものだ。

2025/01/20

#表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
#若林正恭

#読了

東京で暮らしている自分の生き辛さ。それはどこから来る生き辛さか。疑問に思ったことは自分の目で確かめずにいられない筆者。強固な目的意識に突き動かされた海外旅行。
キューバ、モンゴル、アイスランドを巡った筆者が辿り着いた答えを、一緒に感じたい。
DJ松永氏の解説？も最高。

#読書好きな人と繋がりたい

2025/01/18

只々面白おかしく綴っているのではなく、自分の内面から湧き出てくる疑問や葛藤に向き合おうとする姿勢に魅了されました。
若林正恭さんのお父さんが残してくれた、幸せな人生ってこういう事だ、という思いが詰まっている素敵なメッセージに感動しました。
悩みのある方、生き難いと感じている人に是非読んでみて欲しい一冊です。

2025/01/15

明日から海外出張の前日に読了。
彼の独特の洞察力、表現力には驚かされたが、陰のあるネガティブな感じ方には思わず笑ってしまう。
自分は何でも軽く考えてしまうので、同じ情景、人との出会いでも色々な感じ方がある。
もっと旅を楽しみたくなった。

2025/01/13

すごく素直に自分の感性で旅の様子を綴っていて、それは簡単に出来ることではないのでやっぱりすごい人なんだなと改めて思った。飾らないことのすごさ。あと挟まれてくる人見知りと陰キャ特有のユーモアへの共感。しんみりしたりクスッとしたり、読みやすかった。

2025/01/08

自分が旅してるように楽しく読み進め、だんだんと自分の息子が一人旅をしているのを遠くから見ているような気持ちになり。
3分の2を越えたあたりから、彼の根っこの部分に触れてきたな、と思って読み進めていたら、26章にて涙腺崩壊、読み終わったときには彼の母さんになってた。
翌日、目腫れる。

2025/01/03

文筆業ではないけど、言葉を仕事にしている人の文章でとてもよかった。率直で自分の内面をずっと見つめていてそれを一切虚飾せずに書いている。他のも読みたい。