漫画 マハンと海軍戦略 の商品レビュー
「北極海 世界争奪戦が始まった」で、本国アメリカだけではなく、ドイツ、イギリス、ソ連、日本、中国にまで影響を及ぼした海軍戦略家・大海軍主義者・国際政治の評論家アルフレッド・セーヤー・マハンが、度々、取り上げられていたので、彼のことが知りたくて読んでみた。まさか私が、彼の海軍戦略...
「北極海 世界争奪戦が始まった」で、本国アメリカだけではなく、ドイツ、イギリス、ソ連、日本、中国にまで影響を及ぼした海軍戦略家・大海軍主義者・国際政治の評論家アルフレッド・セーヤー・マハンが、度々、取り上げられていたので、彼のことが知りたくて読んでみた。まさか私が、彼の海軍戦略の啓蒙書を読んで理解できるはずもないので、手近なところで彼の人となりを知るために漫画を手に取った。 マハンの有名なテーゼは「いかなる国家でも、大陸国家であると同時に大海洋国家になることはできない」である。事実、大陸国家であるフランス、ドイツ、ソ連は海洋国家になろうとして失敗し、日本は海洋国家でありながら、中国に進出して手痛い失敗を被り、海洋国家・イギリスは圧倒的なシーパワーを確立してパックス・ブリタニカと呼ばれる海洋覇権を握る。 ランドパワーの国・中国が「中華マハニズム」としてマハンのシーパワー論を利用し、インド洋での根拠地確保や外洋艦隊の建設に乗り出した。マハンのテーゼを覆すことができるのか、世界中、特に日米豪印4カ国は目を光らし、「セキュリティ・ダイヤモンド」と呼ばれる海洋安全保障の枠組みを作っている。 近年、動向から目が離せない超大国は、マハンと並ぶイギリスの戦略家コルベットの理論を研究し、シーパワーの発展に応用する方向に移行しているらしい。
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