CONVERSATION PIECE の商品レビュー
面白かった。SUGIZO、TAKURO、立川直樹と世代の違う3人がロックを中心として文化、社会、人生を射程に捉えたトークセッション。 conversation=会話を通して3人が過去を振り返り現在を捉え未来を見据える。自分も本書に出てくるアルバムをApple Musicで聴きなが...
面白かった。SUGIZO、TAKURO、立川直樹と世代の違う3人がロックを中心として文化、社会、人生を射程に捉えたトークセッション。 conversation=会話を通して3人が過去を振り返り現在を捉え未来を見据える。自分も本書に出てくるアルバムをApple Musicで聴きながら読んだ。 ここで語られたことを追体験していくことも読者と本書のconversation sessionだと思う。
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これはお手軽なファンアイテムなどではない。音楽、ビジネス、世界情勢、世代間の断絶…対話から紡がれる問題意識は様々な方面へと拡散してゆく。 ギタリスト2人の対談集と聞いて想像するのは、A4サイズくらいでフォトセッション主体の100ページそこそこのもの。それがどうだろう、450ペー...
これはお手軽なファンアイテムなどではない。音楽、ビジネス、世界情勢、世代間の断絶…対話から紡がれる問題意識は様々な方面へと拡散してゆく。 ギタリスト2人の対談集と聞いて想像するのは、A4サイズくらいでフォトセッション主体の100ページそこそこのもの。それがどうだろう、450ページを超える重厚なボリュームに、写真は冒頭に数点あるのみ。 これは本当に「対話」に焦点を当てている覚悟の現れだろう。 バンドマンにまつわる数多のエピソードはそれだけで面白いのだけれども、立川さんの掘り下げ方、広げ方が絶妙で、生きていくうえでの普遍的課題に肉薄する場面が何度もありハッとさせられる。 戦略家であるTAKUROと、どこまでもアーティスティックなSUGIZO。全く個性が違うからこそ、対話から浮かび上がってくるものは核心を突いている。 おそらく意図的に、実際の対話をほぼそのまま収録しているためか時々なにを話しているのか追いきれないときがある。しかし、そのリアル感含めて楽しめる一冊だ。
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