シカゴ・ブルース 新訳版 の商品レビュー
父親を殺害されたエド。その時になって父のことを何も知らなかったことに気づく。伯父のアンブローズと事件を探る。そのなかで父のことを少しずつ知っていくエド。頼りなさそうな18歳の少年が少しずつ成長していくさまがいい。1947年の作品だけど古さはあまり感じることはなく現代の作品を読んで...
父親を殺害されたエド。その時になって父のことを何も知らなかったことに気づく。伯父のアンブローズと事件を探る。そのなかで父のことを少しずつ知っていくエド。頼りなさそうな18歳の少年が少しずつ成長していくさまがいい。1947年の作品だけど古さはあまり感じることはなく現代の作品を読んでいるようでもあってとても興味深い。これまで知らなかった作品が新訳で発売されるのは本当に嬉しい。
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50年ぶりの新訳、復刊 何故、今新たに訳されて復刊したのか考えてみてもわからず。 気になって読み始める。 父親と同じ印刷所で働く18歳の青年が主人公 ある日、父親が路上で殺されてしまう。警察は当てにはならない。 カーニバル(移動式遊園地)で働く叔父に相談し、二人で事件を追う。...
50年ぶりの新訳、復刊 何故、今新たに訳されて復刊したのか考えてみてもわからず。 気になって読み始める。 父親と同じ印刷所で働く18歳の青年が主人公 ある日、父親が路上で殺されてしまう。警察は当てにはならない。 カーニバル(移動式遊園地)で働く叔父に相談し、二人で事件を追う。 叔父がなかなか曲者で、捜査の方法や警察との付き合い方も心得ている。 事件の真相(何故父が死ぬことになったのか?)も物語の軸だが、事件を通して亡き父の意外な過去を知ることや、叔父との交流の中で、青年から大人へ変わる過程、責任を持って決意していく姿になるまでを描いている。 どちらかというと、自分は叔父よりの位置にいなくてはならない年齢だが 主人公に語る言葉が輝いて見えるくらいは未熟者です。 窓の外を眺めて、「ひどい眺めだ」と言った主人公に対して「それを見せたかったんだ、人が窓から外を見るとき、何が見えるかわかるかい?自分自身だよ」と、自分の心の状態が見せる景色を変えてしまう。自分の心を見せてしまうという事を伝える場面が印象に残った。また、コレに似た場面が終盤にあるのも素敵でした。 で、何故新訳なのか?についてわからないまま終わりそうだったのだが、 解説の方の名前を見て一安心 杉江松恋さんでした。 以前がどのような訳だったのか、作者がどの様な人なのかを抑えつつ、この作者の他作の魅力についても聞けて納得 時代背景が掴みづらいとか、古臭い感じはなかったので、やはり主人公のエドと同年代の方に読んでもらいたい名作
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大好きな本の新訳版って、買うかどうか迷うものですが、買っちゃいました。 単独で読むと旧訳との違いはあまり感じられませんでした。※レンズマンはかなり違ってたからねえ。 これはシリーズの第一作でもあるのですが、これが一番だと思います。
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