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最近注力しているドーパミン関連の本。 同系の書籍と重なる部分が多いが、前半は異なる表現で気づきを与えてもらった。 後半はドーパミンにまつわる様々な話、という趣で新たな気づきは得られなかった。 <アンダーライン> ★★★★ ドーパミンの最重要指令は、「もっと多くを手に入れろ」だ。...
最近注力しているドーパミン関連の本。 同系の書籍と重なる部分が多いが、前半は異なる表現で気づきを与えてもらった。 後半はドーパミンにまつわる様々な話、という趣で新たな気づきは得られなかった。 <アンダーライン> ★★★★ ドーパミンの最重要指令は、「もっと多くを手に入れろ」だ。 ★★★★ 果てしない不満を育てる物質、ドーパミン ★★★★★ ドーパミンの観点から言えば、所有は関心事ではない。重要なのは獲得だけだ。あなたがテントで暮らしていれば、ドーパミンは家をほしがらせる。あなたが豪華な邸宅で暮らしていれば、ドーパミンは城をほしがらせる。 ★★★★★ ドーパミンは快楽物質ではない。「期待物質」だ。 ★★★★★ 何かを求めることと、それを楽しむことには大きな違いがある。 ★★★★ 欲求ドーパミンと制御ドーパミン
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ドーパミンと言う脳内ホルモンは知っていても、何とく快楽物質と言う程度の認識だった。 しかし、このドーパミンこそが人類を進歩へと駆り立てた、という論旨には驚くとともに、興味が持てた。 例題や実験が豊富に紹介されていて、実に楽しく興味深く読めた。 自分の力でドーパミンを分泌したり止め...
ドーパミンと言う脳内ホルモンは知っていても、何とく快楽物質と言う程度の認識だった。 しかし、このドーパミンこそが人類を進歩へと駆り立てた、という論旨には驚くとともに、興味が持てた。 例題や実験が豊富に紹介されていて、実に楽しく興味深く読めた。 自分の力でドーパミンを分泌したり止めたりすることは出来ないとしても、予めその働きを理解することで、自分の行動ベースを知ることも出来る上で有用な本でもあった。
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第一章だけ読んでお腹いっぱい… 最近糖質制限をしていて思うのは、ドーパミンが出る要因がなんであれ、刺激される場所は同じだということ。 糖質をたくさん摂るとドーパミンが出る。この時、脳の中で刺激されているところは、その他のドーパミンが出るような行動(衝動買い、SNS、ポルノ)をとっ...
第一章だけ読んでお腹いっぱい… 最近糖質制限をしていて思うのは、ドーパミンが出る要因がなんであれ、刺激される場所は同じだということ。 糖質をたくさん摂るとドーパミンが出る。この時、脳の中で刺激されているところは、その他のドーパミンが出るような行動(衝動買い、SNS、ポルノ)をとった時に刺激される場所と同じな感じがする。
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ドーパミンとh&n回路。バランスが大切。どちらも必要な力。場面によって、生き残る為に何が上手く働いたかでしかない。
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20230804 刚看了20%,感觉很有意思。讲述了多巴胺的原理。以及期望回路和已有回路的工作方式。但是,有点拖沓,我现在很想知道我们应该怎么做。看得急死。哈哈哈 The Molecule of More
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我々の様々な精神活動に多大な影響を与えているドーパミンに関して、様々な研究結果を元に我々の身近な内容を例に詳細に述べられている。ドーパミンは「快楽物質」と誤解されることもあるが、実際は「期待と可能性」を司る物質であると述べられている。「未来の報酬を最大化」することが主な役割である...
我々の様々な精神活動に多大な影響を与えているドーパミンに関して、様々な研究結果を元に我々の身近な内容を例に詳細に述べられている。ドーパミンは「快楽物質」と誤解されることもあるが、実際は「期待と可能性」を司る物質であると述べられている。「未来の報酬を最大化」することが主な役割であることから、ドーパミンは満足することない、ひたすら「もっと」を要求する。「いまここで(Here and now)」(H&N)体験を司るオキシトシンやエンドルフィンと対象的・相補的な関係に関しても様々な事例とともに述べられており、理解しやすい。単純には「未来の報酬を最大化」するために存在するドーパミンであるが、「遠い未来」のために計画・戦略をたて努力することを掻き立てる作用もあれば、「近い未来」のため欲望を掻き立てる作用もある。注意することとしては、いずれにおいてもその「未来」が「現実」となった時にはドーパミンは「幸福」をもたらすことはなく、その幸福をもたらすものはH&N体験を司る物質である。本書の後半には、ひたすら「もっと」を追求するドーパミンが人類の科学や芸術を飛躍的に前進させてきた反面、それらを達成してきた人物達が必ずしも幸福な人間関係を築いてきてはおらず、それをH&N物質ではなくドーパミン優位として説明されており、非常に興味深い。本書の最後にはこれらのバランスをとり融合させるメリットに関して著者の考えが述べられている。
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覚醒剤は気分の高揚をもたらすが、ニコチンはニコチンへの渇望感以外なにももたらさない 全然依存症にならないんだよな タバコもすぐやめれたし、ポルノも先延ばしにできるし、多分ドーパミン欲求がそんな無いのかも じゃないとひきこもらないか その分か分からないけれど良い方向に夢中になる...
覚醒剤は気分の高揚をもたらすが、ニコチンはニコチンへの渇望感以外なにももたらさない 全然依存症にならないんだよな タバコもすぐやめれたし、ポルノも先延ばしにできるし、多分ドーパミン欲求がそんな無いのかも じゃないとひきこもらないか その分か分からないけれど良い方向に夢中になることもあんまりない もうちょいドーパミン活性化させて、行動できたらいいなと思う ワクワクするとかほしいとかにもっと正直になる 決めたことはできるから制御ドーパミンが強いのかもしれない
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ひたすらドーパミンについて語る。 ドーパミンに対する医学的見解がわかる。 快楽物質と言われていたのは昔。今は快楽ではなく、予測誤差(想定よりよかった)に対して、放出される、未来思考の物質であるとされている。 ドーパミンは2種類存在する ・分泌後に側坐核に連動する、欲求型ドーパミ...
ひたすらドーパミンについて語る。 ドーパミンに対する医学的見解がわかる。 快楽物質と言われていたのは昔。今は快楽ではなく、予測誤差(想定よりよかった)に対して、放出される、未来思考の物質であるとされている。 ドーパミンは2種類存在する ・分泌後に側坐核に連動する、欲求型ドーパミン(欲しいという気持ち。性欲・食欲) ・分泌後に前頭葉に連動する、制御型ドーパミン(未来を考える気持ち。計画・創造・グリット) 特に後者は、人類のさまざまな発展に寄与してきた。 ちなみに、出アフリカもドーパミンが寄与していると。 面白いのが、アメリカ大陸の先住民における遺伝子構成。 特にこのドーパミンのうち、未来の欲求が強い遺伝子R4が北米・中米・南米にいくほど濃くなる。 つまり、未来思考の強いドーパミンの濃さが移動距離に比例するということ。 人類はドーパミンとともに居住地域を広げてきた。 なお、ドーパミンは未来志向であるとともに、今ここにないものを現実のように考えてしまう双極性障害との相関も高く、 ほぼ移民で構成されるアメリカ人で人口の4.4%で世界平均の倍の発症率。 移民のいない日本は0.7%の発症率。 ドーパミンは進化に貢献するものの、現状に満足する気持ちはない。 そのために、手に入れても手に入れてもさらに欲しがる特性があり、 中毒とも相関が強いと。 筆者曰く、ドーパミンと、現状に満足する神経伝達物質系(本書ではH&Nとして、HereこことNow今に反応する物質系を指す/セロトニン・アドレナリンなど)のバランスが必要だと説く。
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依存症の決定版と言ってよい。脳神経科学の視点から依存症を機能的に捉えている。仏教が説く業(ごう)を化学で読み解くことが可能となる。 https://sessendo.blogspot.com/2022/03/ze.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドパミンは、所有ではなく獲得する時に分泌されるもの。未来志向で、予想外の報酬が得られた時の反応。高揚感、理想、好奇心、未来の展望に関わる。熱愛の最初に関わっていて、12-18ヶ月しか続かない。 それ以降は友愛によって長期的な絆を築くことが可能であって、それはhear and now の神経伝達物質であるセロトニンやバソプレシン、エンドルフィンによってもたらされて、長期的な幸せが得られる。こちらは満足、穏やかさなど、身体の感覚や感情による。 ドパミンは決して満足せず、もっと、と言い続けることしかできない。 頭の片隅にこの事実を置いておけば、破滅に向かうことが避けられるかもしれないと思いました。読み易くて面白いし良い本です。
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