この気持ちもいつか忘れる の商品レビュー
読んでいて凄く長いと感じた。 着地点はこのタイトル通りかな。 感情はいつか忘れて、人は変われるということ。 他の物語と違うことは、作中に出てくる曲が実際に存在するということ。 そしてこの本もそれを勧めている。 主人公はその子に関連することを知れるきっかけがあったのに、目の前にいる...
読んでいて凄く長いと感じた。 着地点はこのタイトル通りかな。 感情はいつか忘れて、人は変われるということ。 他の物語と違うことは、作中に出てくる曲が実際に存在するということ。 そしてこの本もそれを勧めている。 主人公はその子に関連することを知れるきっかけがあったのに、目の前にいるのになぜ聞かなかったのか。 きっと今の彼女と前を向くために聞かなかったのかな、、、と感じた。 この曲を聞くと物語の主人公の気持ちを思い出すよね。
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この本は恋愛小説だが普通の恋愛小説とは違い、異世界で暮らすチカに田舎に住む男子高校生・香弥が恋する話で、やがて香弥はチカへの想いを拗らせたまま大人になります。香弥と同じように、恋愛が上手くいかなかった経験を持つ人に特におすすめです。 私は以前友人から住野よるさんの本を借りて読ん...
この本は恋愛小説だが普通の恋愛小説とは違い、異世界で暮らすチカに田舎に住む男子高校生・香弥が恋する話で、やがて香弥はチカへの想いを拗らせたまま大人になります。香弥と同じように、恋愛が上手くいかなかった経験を持つ人に特におすすめです。 私は以前友人から住野よるさんの本を借りて読んだことがあり、その時の本がとても印象に残っているのでこの本を選びました。 【若松商業高校】
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音楽と小説を連携させるコンセプトが面白い。 最初の内容がSFっぽくてワクワクしていたけど、後半は思った方向性と異なった。
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その気持ちを、気持ちだったことを、覚えているけど、今その時と同じ気持ちにはなれない。なんとなく分かる気がしました。 ―同じ罪を犯した人を見つけることは、誰かと手を繋ぐことに似ているね。 ―輝くのは世界なんて曖昧なものじゃない。自分自身の心だけだ。
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あっという間に物語の中に引き込まれて、久しぶりに出かけてても続きが楽しみで一気に読むことができた。今がしっくりきてなくても、明日への希望となる本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半は非現実的な魂との関わりにより、心を開いていこうとする香弥のストーリーでカヤとの永遠の別れでエンド。後半は香弥の母が死んで同級生との関わりが主軸となり、物語の性質が変化している。また、タイトル回収も綺麗にされていた。人はいつか好きだった気持ちも時間が経てば忘れるという口論はお気に入り。
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‘本編’はファンタジーだなぁ…と思いながら読んでいたのであまり進まなかったけれど、‘アンコール’からはわりと早かった。 厨二病をものすごく拗らせたまま大人になった人。ただ、自分にも思い当たる感情はけっこうあったりして、それを言葉にするとこうなるか…などと恥ずかしくもなる。 程よい...
‘本編’はファンタジーだなぁ…と思いながら読んでいたのであまり進まなかったけれど、‘アンコール’からはわりと早かった。 厨二病をものすごく拗らせたまま大人になった人。ただ、自分にも思い当たる感情はけっこうあったりして、それを言葉にするとこうなるか…などと恥ずかしくもなる。 程よい年齢で紗苗と出会えた香弥は、ごく普通に標準的な(幸福な家庭を築いて子供を育てて歳を重ねてゆく)人生が待っているのでしょう。拗らせたまま歳をとらずに済んで、良かったんじゃないかな。
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高校生以来の住野よるさん作品。 住野さんの文章だ〜、言葉が多くて、でも読み込めて鮮明に想像できる世界。 蜜月、チカとカヤ。香弥くんと紗苗 輝くのは世界でなく自分自身の心、 関係性が目的になっていいのか、 大切な時間が思いつかないのは何か一つの色で埋め尽くされているから?、
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自分の人生に名前をつけるとしたらなんだろう。あの人に名前をつけるならなんだろう。それは人生が終わる頃に分かるのかな。 あの時は自分にとって人生そのもので、その記憶のためにいつも生きていて、それでもあの時心を灯したものがもう一度かえってくることはないし、どんな風に感じていたのかは...
自分の人生に名前をつけるとしたらなんだろう。あの人に名前をつけるならなんだろう。それは人生が終わる頃に分かるのかな。 あの時は自分にとって人生そのもので、その記憶のためにいつも生きていて、それでもあの時心を灯したものがもう一度かえってくることはないし、どんな風に感じていたのかは二度と分かることがない。 自分の今の感情は一度きりで、1秒経てばもう触れ合うことができない。その感触を忘れるのが怖くて、いつまでもその記憶の中で生きていたい。でも、忘れることで私たちは今を積み重ねることができる。新しい感情を味わうことができる。
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音楽と融合することで物語の世界観により浸れるようになっていたのがおもしろかった。 結末としてはっきりはしていなくて、ぼやっと残すように書いていたので、少しもやもやする。
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