悪い夏 の商品レビュー
audibleで 終盤までは結構緊張感もあり、次はどうなるのかと思っていたが、結末が自分には不満だった。
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暗〜い話なのにめちゃくちゃ読みやすかった。終盤はコミカルですらある。特に救いはないが、各登場人物が何となく人のためにとか人のことを思って生きているのが良かった。まさか山田が(準?)主役だったとは!?普通に感情移入できた。
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いやー、生活保護とか、虐待とか、性的暴行に薬中まで…本当に悪い事ばっかり…本当だったら絶対苦手な話し。なのに読めちゃうのは染井さんの作品だからでしょうね。凄い! 1つ前が「正義の申し子」で読後感が良かったのに対し、こちらはズドーンと終わってしまいました。でも、あとがきを読んで伝え...
いやー、生活保護とか、虐待とか、性的暴行に薬中まで…本当に悪い事ばっかり…本当だったら絶対苦手な話し。なのに読めちゃうのは染井さんの作品だからでしょうね。凄い! 1つ前が「正義の申し子」で読後感が良かったのに対し、こちらはズドーンと終わってしまいました。でも、あとがきを読んで伝えたかった事が納得できましたね。
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どんどん悪くなっていくけれど、最後にそれぞれの登場人物が少し明るい気持ちを持てたことが嬉しい。 でもこれが「つくり話」だからであって、本当にこんなことが行われているなら、、恐怖。 入院中にホールのポプラ図書でお借りして読みました。 ありがとうございます。
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主人公とシングルマザーの方がどんどん良い方向に向かっていくのかと思いながら読んでいたら、まさかの展開に驚きです。 続きが気になりすぎて一気に読んでしまいました!
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染井さん3冊目。これもめちゃめちゃ面白かった。 船岡市役所生活福祉課に配属された佐々木守。同僚の高野のようなケースワーカーとは正反対に真面目に仕事をしていたはずなのに…。 生活保護の不正受給、そしてその中からキックバックさせて組の資金にしているヤクザたち。登場人物誰もが何なん...
染井さん3冊目。これもめちゃめちゃ面白かった。 船岡市役所生活福祉課に配属された佐々木守。同僚の高野のようなケースワーカーとは正反対に真面目に仕事をしていたはずなのに…。 生活保護の不正受給、そしてその中からキックバックさせて組の資金にしているヤクザたち。登場人物誰もが何なんだこの人たち…と思ったけれど、そんな悪人たちの中にも時折見える善人な姿。誰しも初めからこんなはずじゃなかったはず。何がきっかけで転落人生を歩むことになるかわかったもんじゃない。 その一方で、本当に必要な人こそ生活保護に頼ろうとしない現実がありそうです。この小説でもやっとの思いで相談に行ったのに悲しい結末を迎えた親子がいました。本来はそういう人達の為にある制度であって欲しいものです。
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登場人物かクセ者で良い人が出てこない。転落人生の話し。読んでて辛くなるが美空ちゃんが無事で安心した。
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様々な視点が繋がっていきながら、物語が進みます。 悪い方、悪い方に進んでいきます。 誰も救われない物語でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ』チャップリンの言葉があとがきで引用されているけれど、生活保障不正受給を題材に人間の善悪や不平等、理不尽さが生々しく描写されていた。 「他人」目線で読める立場だからこそ安心して★4評価をつけられるけど、「自分ごと」として捉えて読むと精神的にかなり辛い。 特に佐々木の人生が転落していく様や香澄の生命力がプツンと途切れる様は、真っ当に生きてきた人間が容赦なく地獄に叩き落とされていってやるせなかった。なにより2人に一瞬の幸せを味合わせてから手のひらを返して残酷な運命を辿らせるなんて恐ろしい…。最後に香澄を徹底的に追い詰めた言葉がまさか佐々木自身に跳ね返ってくるのも皮肉。 こんな人たちが現実世界にはいないと信じたいが、実際にはいるんだろう。でも、いつまでも他人事。
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様々な視点で語られる話がとてもわかりやすくて、スラスラ理解できた。 様々な視点があるからこそ、展開を予想しやすくてそれがとても怖いとか辛いイメージを読者が連想してしまう。 自分はこの類の話は苦手すぎて読むのやめようと思ったけど、最後まで読んだ。 結果的にやっぱり読まなきゃ良かっ...
様々な視点で語られる話がとてもわかりやすくて、スラスラ理解できた。 様々な視点があるからこそ、展開を予想しやすくてそれがとても怖いとか辛いイメージを読者が連想してしまう。 自分はこの類の話は苦手すぎて読むのやめようと思ったけど、最後まで読んだ。 結果的にやっぱり読まなきゃ良かったと思ったけど、好きな人は好きだと思う。
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