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中国海軍VS.海上自衛隊 の商品レビュー

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2021/06/24

中国の公刊資料から、彼らの、日本の海洋戦略や海上自衛隊の能力への認識を明らかにし、米国と中国の戦力バランスのみならず、同盟として中国のバランスをとらなければ中国に対し抑止できないとして、海自の装備のポートフォリオを改め攻勢的なものとするなどの提言を行う。 中国においては日米を離...

中国の公刊資料から、彼らの、日本の海洋戦略や海上自衛隊の能力への認識を明らかにし、米国と中国の戦力バランスのみならず、同盟として中国のバランスをとらなければ中国に対し抑止できないとして、海自の装備のポートフォリオを改め攻勢的なものとするなどの提言を行う。 中国においては日米を離間すれば日本のみに対する対処は可能とみており、有事において米国の介入を受けなくすることも可能との見方がある。 また、空母などのHVAを含む中国の艦隊は、国威の役割もあり、権威体制の弱点でもある。 以上より、日米は中国に伝わるかたちで同盟の絆をアピールすると共に、中国のHVAを打撃できる能力を構築すべきとする。

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2020/11/10

原題の「ドラゴン・アゲンスト・ザ・サン」そのままで良かったんじゃないの?って怪しい(本質を表していない)邦題だが、中身が訴えるものはとても重い。 北京が「既に海上自衛隊を越えた」と思っていることが、公刊情報の端々からわかるというのである。「日米同盟の深化」が全くシグナルとして機...

原題の「ドラゴン・アゲンスト・ザ・サン」そのままで良かったんじゃないの?って怪しい(本質を表していない)邦題だが、中身が訴えるものはとても重い。 北京が「既に海上自衛隊を越えた」と思っていることが、公刊情報の端々からわかるというのである。「日米同盟の深化」が全くシグナルとして機能していないのである。自衛隊の規模と能力と装備、これらをスケールアップだけでなく、新たなコンセプトを持ち込むことも、「北京から見て侮られない(海上)自衛隊」に再び戻るためにも必要であろう。 導入予定のF-35Bだけでなく、建造中の30FFMがその面でゲームチェンジャーたり得るのか、いきなり真価を問われることになる。

Posted byブクログ