侍女の物語 グラフィックノベル版 の商品レビュー
一応、アメリカでクーデタが興って、アレした果てに出来たフィクションなのだが、小道具他がその辺にあるものであるためか、「著者の半生」見せられてる感じ。 変な説得力がある。「然るべき物」しか言へないとか、子作り女性担当の人は「銃までは持たせられない」とか、どっかのカルト教団を取材して...
一応、アメリカでクーデタが興って、アレした果てに出来たフィクションなのだが、小道具他がその辺にあるものであるためか、「著者の半生」見せられてる感じ。 変な説得力がある。「然るべき物」しか言へないとか、子作り女性担当の人は「銃までは持たせられない」とか、どっかのカルト教団を取材して書いた感じ。 「政府」の備品でうさみみがあった。うさみみ。
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小説は読まねばならないリストに入っているが、気分が落ち込むこと必須なので、ぐずぐず読まないでいる。 グラフィックノベル版なら、何日もその気分を引きずらなくてもいいと思い読んでみた。 あらすじは、あちこちで見聞きしているので、その通りの展開。絵がなかなかこの小説にマッチしていて、...
小説は読まねばならないリストに入っているが、気分が落ち込むこと必須なので、ぐずぐず読まないでいる。 グラフィックノベル版なら、何日もその気分を引きずらなくてもいいと思い読んでみた。 あらすじは、あちこちで見聞きしているので、その通りの展開。絵がなかなかこの小説にマッチしていて、おどろおどろしくもあり、スタイリッシュでもあり、不穏である。 消滅する市町村が発表されたが、これらの市町村の首長たちは、躍起になって若い女性の囲い込みに奔走しそう。 アトウッドが描いた世界は、ほんの数ミリしか今の世界とは違わない。すっと、いつのまにかこの小説の世界になってそう。 そうそう、この小説の世界でもいつのまにか権利を取り上げられていたんだった。 「権利の上に安住するものはいつのまにか喪失感している。そうならないためには不断の努力が必要。」 最近よく丸山眞男が言ったことを思い出す。 そういう時代にとうとうなってしまったのかも。
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値段が高いので、図書館に予約。 1年以上待機してようやく読めました。 良かったです。 個人的には、小説を読んでからこちらを読むのをおすすめします。やはり、話としての力強さは、小説の方があるように感じるので。 そうは言いつつ、ビジュアルから受けるインパクトは大きい。さらさらと理解...
値段が高いので、図書館に予約。 1年以上待機してようやく読めました。 良かったです。 個人的には、小説を読んでからこちらを読むのをおすすめします。やはり、話としての力強さは、小説の方があるように感じるので。 そうは言いつつ、ビジュアルから受けるインパクトは大きい。さらさらと理解できる。 一歩間違えば、こういう社会になってしまう。 そこからまた抜け出すには、たくさんの犠牲が伴う… 運良く抜け出せれば、ですが。 ドラマとは別物です。 ジョセフ・ファインズではない。 司令官の妻も、えっ…と思いましたが、こちらの方が原作どおりかと納得。まあ、そうだよね。 あらためて原作を読むか… でも、必ず暗い気もちになると思うので、迷います。
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ビジュアル絵物語でかなり本文が省略されて本編よりラクに読める。 女にしか書けない残酷さ、の原作。 「産む器官だけが大事」「男のほうが強いから偉い」「文字など覚えないほうが良い、料理家事でいい」「暇があれば手芸でもしとけ」「化粧もいらない」「男を敬い男に尽くせ」「(生殖を許され...
ビジュアル絵物語でかなり本文が省略されて本編よりラクに読める。 女にしか書けない残酷さ、の原作。 「産む器官だけが大事」「男のほうが強いから偉い」「文字など覚えないほうが良い、料理家事でいい」「暇があれば手芸でもしとけ」「化粧もいらない」「男を敬い男に尽くせ」「(生殖を許されない)下男は男ではない」そのような〈男感覚〉の圧迫を感じながら女は生きているのだろうか/日本人観光客のケバさが見事、「あなたは幸福ですか」幸福を求めて不幸になるのはあまりによくある/秘密警察なくては強権支配は維持できない、コア支配者は禁欲を守っていない←言論統制社会では
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名作だということは知っていたが、なかなか手をつけられずにいたところにグラフィックノベル版が出たということで読んでみた。 現代でこそ新しく感じられる、感じられてしまう、衝撃に満ちた物語。 コロナが蔓延し、ウクライナとロシアは戦争状態、安倍元首相が銃撃に倒れ、テレビであからさまな情...
名作だということは知っていたが、なかなか手をつけられずにいたところにグラフィックノベル版が出たということで読んでみた。 現代でこそ新しく感じられる、感じられてしまう、衝撃に満ちた物語。 コロナが蔓延し、ウクライナとロシアは戦争状態、安倍元首相が銃撃に倒れ、テレビであからさまな情報規制がされる。正しい自由が得られる国なんて、もはやどこにもないのではないかと思えるような2022年の世界で、この作品が持つ意味が重要なものになってきていると思う。 『侍女の物語』という、けして派手ではないタイトルも、これが彼女の物語であるということ、この物語を誰かに託そうとした人間の生き様であることを表しているように思えて、読後に大きな納得感があった。 内容と絵もとても合っていて、映画を観ているような感覚だった。
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侍女の物語 グラフィックノベル版全編カラーで暗い雰囲気の絵柄が世界観とマッチしていたディストピアSF侍女が主人公なので女性を中心とした管理社会が描かれている女性は財産、職業を奪われてしまい主人公の身分は侍女上流階級の男性の子供を生むことのみを求められているほとんど自由を失いながら...
侍女の物語 グラフィックノベル版全編カラーで暗い雰囲気の絵柄が世界観とマッチしていたディストピアSF侍女が主人公なので女性を中心とした管理社会が描かれている女性は財産、職業を奪われてしまい主人公の身分は侍女上流階級の男性の子供を生むことのみを求められているほとんど自由を失いながらも、どうにか現状を脱却すべく色々と思考をめぐらし、どうしようもない現実に絶望したりと終始暗鬱とした雰囲気で物語は展開してゆくこの形式の作品は初めて読んだので新鮮だった
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