作家の秘められた人生 の商品レビュー
面白かった! 2009年のアルゼンチン映画 『瞳の奥の秘密』を思わせます。 あの映画にさらに 舞台設定や登場人物や背景に 広がりと深みを持たせた感じ。 この作家の本を3冊読んできて 今のところ一番良かったです。
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フランスの作家ギヨーム・ミュッソの長篇ミステリ作品『作家の秘められた人生(原題:La vie secrete des ecrivains)』を読みました。 ギヨーム・ミュッソの作品は『パリのアパルトマン』以来なので、約1年振りですね。 -----story-----------...
フランスの作家ギヨーム・ミュッソの長篇ミステリ作品『作家の秘められた人生(原題:La vie secrete des ecrivains)』を読みました。 ギヨーム・ミュッソの作品は『パリのアパルトマン』以来なので、約1年振りですね。 -----story------------- 世界的人気作家は、なぜ筆を折ったのか!? すべての謎が解けたとき、最大の衝撃が待ち受ける! 『ブルックリンの少女』『パリのアパルトマン』の著者が到達したミステリーの新たな地平 世界的人気作家のフォウルズは20年前に断筆を宣言して以来、地中海の島に隠棲して沈黙を守っている。 文学青年のラファエル、新聞記者マティルドは、それぞれの決意を胸に彼との接触を試みていた。 その矢先、浜辺で女性の惨殺死体が見つかり島は封鎖される非常事態に──。 なぜ作家は筆を折ったのか? 過去の秘密が明らかになったとき、衝撃の結末が! フランスで80万部突破の傑作ミステリー。 ----------------------- 2019年(平成31年)に刊行された作品です。 世界的人気作家だったネイサン・フォウルズは人気絶頂の20年前に断筆を宣言し、地中海の閉鎖的なボーモン島に隠棲した……フォウルズに自分の原稿を見てもらおうと、文学青年のラファエル・バタイユはボーモン島の屋敷を訪れるが、銃で脅されて追い返される、、、 その2週間ほど後、新聞記者マティルド・モネーが、フォウルズの愛犬ブロンコを見付けたことをきっかけに、フォウルズと接触するようになる……何かの目的があってマティルドが近付いてきていると疑ったフォウルズは、ラファエルを呼び出し、マティルドのことを探るよう依頼する。 そんな中、ボーモン島の浜辺でワイン仲買商の女性アポリーヌ・シャピュイの惨殺死体が発見され、ボーモン島は封鎖される非常事態に……世界的人気作家はなぜ筆を折ったのか? 過去の秘密が明らかになったとき、衝撃の結末が!? 大ベストセラーのフランス・ミステリー。 フォウルズの過去の秘密……そしてマティルドの過去の秘密が徐々に明らかになるとともに、殺されたアポリーヌとの関係も判明していく、、、 ひとつの謎が解けたら、また新しい謎が提示され、この後、どうなるんだろう? という疑問が常に頭に浮かび、先をどんどん読みたくなり、ページを捲る手が止まりませんでしたね……面白かったです。 二転三転を繰り返した先に待っているのは、全く予想もしないラスト……幕切れも好みでしたねー 愉しめました。
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ピューリッツァー賞を受賞した人気作家ファウルズは20年前に突如筆を置き、寂れた島で1人隠遁生活を送っていた。しかしある夏、彼は他人と関わらざるを得ない状況になってしまった。 1人は作家志望の青年ラファエル。彼はファウルズに会いたい一心でたった一つの島の書店に就職してきた。ある日...
ピューリッツァー賞を受賞した人気作家ファウルズは20年前に突如筆を置き、寂れた島で1人隠遁生活を送っていた。しかしある夏、彼は他人と関わらざるを得ない状況になってしまった。 1人は作家志望の青年ラファエル。彼はファウルズに会いたい一心でたった一つの島の書店に就職してきた。ある日邸宅に入る込み、ファウルズから威嚇射撃されるも自分の書いた小説を強引に置いて去って行った。 もう1人はスイス人の女性記者マティルド。彼女は行方不明になったファウルズの犬を連れて来て、やはり強引にファウルズ邸に上がり込んできた。 その上島の外れで女性の惨殺死体が発見される。ラファエルやマティルドの狙いは何なのか?そして作家は何故書く事をやめてしまったのか? ーーーーーーーーーーーーーーーー この作家、ファウルズじゃなくてミュッソは書き出しが上手いなと感心させられる。そして狡い(笑)最初にドカンと大きな謎を出されるので、読まなきゃいられないムードに持って行かれる。で、面白い。ストーリーも面白いけど、そこにチラッと登場する本の話題や料理の描写も楽しめる。 これで一応事件は解決だな…と思わせて、もうひと捻り、更にもう二つ三つ捻って来る。ちょっと捻り過ぎかな?とも思う。この作家の他の作品にも通じるけど、あまり捻ってしまうと逆にリアリティに欠けてしまうように思うのだけど…いかがなものかな?
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中盤の盛り上がりですごくワクワクが止まらない、と寝る間も惜しんで読み進めたものの、なんて事でしょう。 二段回の仕掛けもそれほど生きてないし。ページを無駄につかう冒頭とか、一個目のオチのダサい感じがもう、、、 残念でした。途中はすごくよかったから他の作品に期待する。
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図書館で。 個人的には作家志望の彼も、目的があって近づいた彼女も接近方法が結構乱暴で、これじゃ引きこもってる人には逆効果だろうと思ったらそうでもなかったのが意外。まぁ彼が引きこもっていたのは他に理由があったから、と言う事もあるのかもしれないけど。 それにしても復讐ってすごいなぁ...
図書館で。 個人的には作家志望の彼も、目的があって近づいた彼女も接近方法が結構乱暴で、これじゃ引きこもってる人には逆効果だろうと思ったらそうでもなかったのが意外。まぁ彼が引きこもっていたのは他に理由があったから、と言う事もあるのかもしれないけど。 それにしても復讐ってすごいなぁ。とっても根気がいる話だなぁ。私たちの子供と孫を殺した男を誰も殺してないって遺言を残す祖母もすごいけど、巻き込まれたコソ泥二人はぶっちゃけ被害者だよな。彼らの子孫は復讐しても良いレベルじゃないか、アレ。 共感は出来ないし、最後そういうオチ?とも思いましたが中々引き込まれました。でもやっぱり部外者を巻き込み過ぎだよな、とは思いましたが。
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ミュッソ初めて読みましたが面白過ぎました! これから他の作品を読むのが楽しみです。 地中海の雰囲気が大好きなので、情景描写の素晴らしさが素敵でしたが、 人々の織り成す関係性や心情が作ったものと思えないみずみずしさを持つ エネルギーで一度読みだすと引き込まれてしまう1冊だと感じま...
ミュッソ初めて読みましたが面白過ぎました! これから他の作品を読むのが楽しみです。 地中海の雰囲気が大好きなので、情景描写の素晴らしさが素敵でしたが、 人々の織り成す関係性や心情が作ったものと思えないみずみずしさを持つ エネルギーで一度読みだすと引き込まれてしまう1冊だと感じました。
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予想外の展開に惹き込まれ、思いもよらない結末に…。前作同様、後半から一気に伏線が回収されていく様は圧巻!面白かった‼︎ 筆の早い作家さんのようなので、他の作品も翻訳して欲しい。
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はじめての感覚、こうした捻った作品、大好物です。いくつもの作品を一度に読んだような充実感に浸れました。いやー、作家ってすごいですね。
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地中海にひっそり浮かぶ小島に隠棲した、まるでサリンジャーのような作家の秘密を探る物語…。とても魅力的なあらすじだし、「ブルックリンの少女」「パリのアパルトマン」のギヨーム・ミュッソ作となれば期待は高まる。前作までの次から次へと謎が噴出し、徐々にクライマックスに向けて盛り上がる…と...
地中海にひっそり浮かぶ小島に隠棲した、まるでサリンジャーのような作家の秘密を探る物語…。とても魅力的なあらすじだし、「ブルックリンの少女」「パリのアパルトマン」のギヨーム・ミュッソ作となれば期待は高まる。前作までの次から次へと謎が噴出し、徐々にクライマックスに向けて盛り上がる…というより今作は最後の四分の一で一気に解決する流れ。しかも主人公の作家フォウルズの1人語りで大きな謎(いきなりサラエボ!)が解明されるのはちょっと2時間ドラマ風で物足りないな。語り手が結末を見届けずに舞台からさるなどの斬新な仕掛けもあるのだが、期待の高さでギリギリ4.0かな。
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20年前、突然の断筆をし、地中海の島で隠遁生活を送る超人気作家フォウルズ。彼に陶酔する作家志望のラファエルは島に移り住み、原稿を読んでもらおうと訪ねるが、発砲され追い返されてしまう。同じ頃、記者のマティルドの訪問を受けたフォウルズは彼女の目的をラファエルに捜査させた。ラファエルが...
20年前、突然の断筆をし、地中海の島で隠遁生活を送る超人気作家フォウルズ。彼に陶酔する作家志望のラファエルは島に移り住み、原稿を読んでもらおうと訪ねるが、発砲され追い返されてしまう。同じ頃、記者のマティルドの訪問を受けたフォウルズは彼女の目的をラファエルに捜査させた。ラファエルが発見した数々の謎と浜辺で見つかった女性の惨殺死体、そして、フォウルズの断筆の秘密。二転三転する推測に最後まで翻弄された挙句、終章では混乱の中に突き落とされた。自分の解釈が合ってるのかどうか自信がないが、ソコがまた魅力なのかも。
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