サバイバル家族 の商品レビュー
2024年4月14日読了。図書館で借りた。 タイトル通り、服部さんの家族のことが書いてある。 思ったよりもプライベートなことを書いてあるなと思った。ご家族が了承しているなら構わないが。生き様を書くことによって現金収入を得ているから、それは当たり前のことなんだろう。 いいなと思...
2024年4月14日読了。図書館で借りた。 タイトル通り、服部さんの家族のことが書いてある。 思ったよりもプライベートなことを書いてあるなと思った。ご家族が了承しているなら構わないが。生き様を書くことによって現金収入を得ているから、それは当たり前のことなんだろう。 いいなと思ったのは、服部家の子供たち。お父さんが色々考えてくれていること。放任でもなく過干渉というわけでもなく。自分の親とは大違いで理想的な距離感。
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変人エピソードの羅列なのだが、本人の一人称で書かれているのに語り部が常識的な感性という、なんだかどういう気持ちで読めばいいのか。 この本を最初に読んでしまったのがいけないのかな? もしかしたら代表作「サバイバル登山家」の副読本なのかもしれない。読んでないからわからないけど。とは...
変人エピソードの羅列なのだが、本人の一人称で書かれているのに語り部が常識的な感性という、なんだかどういう気持ちで読めばいいのか。 この本を最初に読んでしまったのがいけないのかな? もしかしたら代表作「サバイバル登山家」の副読本なのかもしれない。読んでないからわからないけど。とはいえこの本だけで食傷気味なので読むとしてもちょっと時間を置きたいな。
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家族物の面白エッセイ。面白いのは当然、光るフレーズや服部氏の哲学も散りばめられていて学びにもなる。かなり好みの文章だった。アタリです。
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「本の雑誌」の連載を長く読んでいて、すっかり知ったつもりになっていた著者であったが、妻との出会いの場面を読んでびっくり。こんな文章をこの人の本で読めるとは思っていなかった。かと思えば、わりと身もふたもないというか、あけすけな文章もあり、どんな人なのか一層興味がわきました。 こんな...
「本の雑誌」の連載を長く読んでいて、すっかり知ったつもりになっていた著者であったが、妻との出会いの場面を読んでびっくり。こんな文章をこの人の本で読めるとは思っていなかった。かと思えば、わりと身もふたもないというか、あけすけな文章もあり、どんな人なのか一層興味がわきました。 こんな生活する人が近所にいたらどうかなあ、と若干心配しましたが、地域でもご活躍されているようで安心しました。
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面白かった。 文章が読み易く、ウィットに富んでいて、軽やかさの中に家族や生命、現代文明の価値観について考えさせられる。 子育て中の父母にもおすすめします。
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文祥さんの文章大好きなんです。 『サバイバル登山家』としての真骨頂である 野山のフィールドが舞台の本はもちろんだけど 家庭や ごく日常の話が実に面白く、 子供たちに対する考え方も興味深い。
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良くも悪くも強烈でした。 共感できる部分も多いがついていけないと思うところも。アタリ嫁を引き当て、繁殖にも成功し、自身は隠居の予定。子どもたちもどうなるか分からないけどきっと、たくましく生きていくんだろう。ニワトリの下りが興味深かった。
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アウトドアは自分でやるのはそんなに好きではありませんが本は別。諸々の冒険家たちの本を読んできましたが、服部さんの本は趣が違っており、でかい小学生みたいなイメージです。独特なルール設定だったり、意地の張り方が妙に幼稚だったり。 最近奥様の書いたイラストエッセイのような本を読んで、服...
アウトドアは自分でやるのはそんなに好きではありませんが本は別。諸々の冒険家たちの本を読んできましたが、服部さんの本は趣が違っており、でかい小学生みたいなイメージです。独特なルール設定だったり、意地の張り方が妙に幼稚だったり。 最近奥様の書いたイラストエッセイのような本を読んで、服部文祥という人を立体的に見るようになって、さらにその印象を深めました。 生きて行く力とユーモアにあふれて自分勝手で、でも家族が大好き。なんというか魅力にあふれるおっさんですね。 この本は服部文祥さんから見た奥様、子供たち、同居する動物たちとの生活と歴史です。 まずびっくりしたのは服部性は奥様の苗字なんですね。どこかで読んだ気もするけれどびっくりしました。そして文祥さんの奥様への熱烈なアプローチが意外でした。何年も思い続けてつながりを持ち続けるなんて繊細な事が出来るんですね。まあ、狩りとか釣りってかなり繊細ですけどね。 子供たちへの目線も特殊ではあれ愛に溢れていてとても微笑ましい。変なオヤジですけどとてもいい家族です。 是非服部小雪さんの本とセットで読んで頂きたい。出来れば1冊はサバイバル系の文祥さんの本読んで人となりを知ってからの方がさらに楽しいと思います。
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これは私小説なのかなとも思ったが、エッセイなのだろう。 多分(本人、妻だけでなく)子供も実名で書かれている。『岳物語』で岳ご本人は非常に辛かったというのを読んだことがあるが、今時なかなかやらないことだと思う。まだ一番下の子供は高校生なんだから。 こういう親で、こういう職業である...
これは私小説なのかなとも思ったが、エッセイなのだろう。 多分(本人、妻だけでなく)子供も実名で書かれている。『岳物語』で岳ご本人は非常に辛かったというのを読んだことがあるが、今時なかなかやらないことだと思う。まだ一番下の子供は高校生なんだから。 こういう親で、こういう職業である以上、書かれることは運命と思うしかないのだろうけど、心弱い私は、自分の親が平凡な人で良かったな、こういうエネルギッシュではっきりと自分を持っていて、それを曲げず、主張するような親を持ったら子どもは大変だな、と思ってしまった。愛情深い父親であることも事実だけど、ここまで強烈だと子どもが「俺は凡人として生きる」と宣言する気持ちもわからなくはない。 狩猟をやっているから、人間を含め動物は死ぬときは死ぬとわかっている。たとえそれが自分の子どもであっても、無理やり生かそうとは思わない、というのも強烈な考えだと思う。自分や自分の子供は別って人のほうが圧倒的に多いだろう。しかし人間は生き物として弱くても、生きる意味がある、たとえ生きるだけでも、と私は思うけどな。それは人間は他の動物とは違う、という驕りなのだろうか。 しかし、狩猟(自給自足)生活をすることで、経済で回っている社会から降りる、そんなに多くのものや金は必要ない、というのは本当にそうだと思う。なかなか実行はできないが。雄鶏の鳴き声がうるさいとクレームを言ってくる近所の人に、卵を持っていくと言わないようになるとあるが、報酬があれば我慢するという共同体の基本を押さえれば大丈夫ということだろう。 被災したりや社会が激変したりしても生きていけるという安心感はあるだろうが、現代日本では普通の生活とは言えないような暮らしをしている家族、特に妻の気持ちはどうなんだろうと、この人の本を読むたびに思う。そしたら、妻の小雪さんの本も出ているそうなので、次はそれを読みたい。 服部姓は妻の姓みたいだが、それについてはまったく触れていないのは、そんなことどうでもいいってことだろうか。そういう型破りな(こだわるところはとことんこだわるが、それ以外はどうでもいいという)ところに惹かれたのかもしれないなあ。 三人の子供たちも、父があんまり強烈だから、自分は凡人だと感じてしまうのかもしれないが、幼いころから狩猟についていき、自宅でも(ペットではないが)飼っている鶏の卵を食べ、卵を産めなくなったらさばいて食べる、なんて生活をしている若者は日本にはほとんどいないので、凡人にはなりえない。 自信をもって生きてほしいなあと思う。
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