グッド・ドーター(下) の商品レビュー
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このラストに来るまでだいぶ時間がかかってしまった(´ω`) この著者の作品を読むのが初めてだったけど、いつもこんな苦しみの先に地獄が待ってるような展開をつるべ打ちにしてくる人なの?(笑) あまりに酷いことが連発してヘロヘロなのに、実はまだあの時こんなことがあって〜と追い討ちまでしてくる徹底ぶり。 お父さんの場面は悲しすぎて何ともいえない、今年読んだ中で1番死んでほしくないと思ったのにな。 シリーズ本が多いのでそちらも挑戦してみようかな。
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解説にあったように、この作品はミステリではなく、悲劇を乗り越える家族の話だ。ミステリ要素を抜きにして、それだけでも面白いと思ったが、ミステリ要素と絡んでこその、ストーリだとも感じた。 また、主人公が弁護士ということもあって、少し考えさせられることもあった。その一つが、「許す事」の...
解説にあったように、この作品はミステリではなく、悲劇を乗り越える家族の話だ。ミステリ要素を抜きにして、それだけでも面白いと思ったが、ミステリ要素と絡んでこその、ストーリだとも感じた。 また、主人公が弁護士ということもあって、少し考えさせられることもあった。その一つが、「許す事」の価値だ。「許す事」と「復讐」は同等だろうかとか、なぜこんなにも許す事は難しいのだろうなと考えたりした。
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犯罪者の弁護士を父に持ち、理不尽な理由で母を殺され、自身も被害を受けた姉妹の人生と家族再生の物語。犯罪被害者の思いが加害者に味方する者への怒りに変わることの怖さと世間の見方の影響について考えさせられるとともに、心身とも傷つけられた姉妹が人生を取り戻す道の遠さに悲しさを覚える。推理小説の体裁ではあるが骨太な家族小説である。
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同じページには「聡明そうな」とある。こんな日本語があるのか? https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/11/10/141707
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下巻です 読んでいて、この作者はどこまで女性に試練を与えるのだろうと思います 上巻からあるシーンが繰り返し何度か出てきます 家に押入った暴漢が母親を銃殺し、二人の姉妹が外に連れ出されて、姉は撃たれ妹は隙を見て逃げると言ったシーンです このシーンが出てくるたびに鮮明に、詳細に、残酷...
下巻です 読んでいて、この作者はどこまで女性に試練を与えるのだろうと思います 上巻からあるシーンが繰り返し何度か出てきます 家に押入った暴漢が母親を銃殺し、二人の姉妹が外に連れ出されて、姉は撃たれ妹は隙を見て逃げると言ったシーンです このシーンが出てくるたびに鮮明に、詳細に、残酷になってくるんです それがスローターの筆力なのですが、このシーンが出てくるたびに心がざわつきます そして何度もこのシーンをなぞりながらもクライマックスに導くところは流石です 本来のハッピーエンドとは違うかもしれませんが最後は落とし所のつく結末にホッとします
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手続きを誤魔化して進めようとする警察や検察と弁護士のせめぎあいは迫力がある。通報で駆け付けた警察官が集まっていた場所で銃を持っていた少女が犯人と思われていたが、実は無罪ではないかとの疑念も提示される。ニューヨークの弁護士が刑事訴訟に参加することは物語の展開に大きな意味がある。地方...
手続きを誤魔化して進めようとする警察や検察と弁護士のせめぎあいは迫力がある。通報で駆け付けた警察官が集まっていた場所で銃を持っていた少女が犯人と思われていたが、実は無罪ではないかとの疑念も提示される。ニューヨークの弁護士が刑事訴訟に参加することは物語の展開に大きな意味がある。地方の人間だけではナアナアになってしまう。多様性は価値がある。 一方でチャーリーの回想やトラウマ、抑圧された記憶も物語の軸になっている。上巻の後半には新たな視点人物が登場し、物語の着地点が見えない。色々と詰め込みながら放りっぱなしで終わらせないところは流石である。 コリアンバーベキューの移動販売車はタコスよりも行列になっていたとの描写がある(下巻30頁)。日本の縁日でもチーズドックの屋台が大行列になっていたことを見たことがある。アメリカでも韓流は勢いがあるようである。
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もたつく展開が気になっていたけど、下巻に入ってようやくつかめてきたのは、単なるミステリーではなく家族小説であること。悲劇に見舞われながらも、果敢に正義を貫いた父と最愛の母、2人の娘がその過去を乗り越えていく家族小説。そう考えると展開の遅さも納得できたし感動もした。でも、それにして...
もたつく展開が気になっていたけど、下巻に入ってようやくつかめてきたのは、単なるミステリーではなく家族小説であること。悲劇に見舞われながらも、果敢に正義を貫いた父と最愛の母、2人の娘がその過去を乗り越えていく家族小説。そう考えると展開の遅さも納得できたし感動もした。でも、それにしても、名前がハリエットになったりガンマになったり、サムになったりサマンサになったり、は正直ストレス。アメリカ人が読めばすんなり入ると思うけど直訳されると苦しい…。初のカリン・スローターはもしかしたら変化球だったかもしれず、他の著作も読んでみたい。
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姉の生還・リハビリ とんでもない事よ もどかしくて・・・ ヤキモキもしたけど なんて事でしょ もう~~~凄いです 完璧!!
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ラスティ・クィンは売人や性的暴行犯、誘拐犯を弁護して大いに恨みをかっていた。家は放火され、別の家では覆面をかぶった男たちが妻を射殺し、娘たちサマンサとシャーロットをレイプしようとした・・・28年後、シャーロットは弁護士になっていた。夫とうまくいかず一夜を伴にした相手とスマホを間違...
ラスティ・クィンは売人や性的暴行犯、誘拐犯を弁護して大いに恨みをかっていた。家は放火され、別の家では覆面をかぶった男たちが妻を射殺し、娘たちサマンサとシャーロットをレイプしようとした・・・28年後、シャーロットは弁護士になっていた。夫とうまくいかず一夜を伴にした相手とスマホを間違えてしまったため、相手の勤める学校を訪れると、発砲事件が。若い女性ケリーが教師や生徒を撃っている。そして彼女の弁護に関わり・・・ カリン・スローターは大好きなのだが、その中ではやや冗長。実はシンプルなもので、それをぐるぐるとラッピングした感じ。 それでも、最初のスピード感、ラスティの人物造形、シャーロットのトラウマ、姉サマンサはどうなったのか、そして発砲事件の真実と読ませどころは多い。
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