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はじめての催眠術 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2020/12/12

催眠に対する誤解を解いて、世界を拡げてくれる良書です。 上手くいけば実際に催眠状態を体験することまでできてしまいます。(私はできました。) 催眠は怪しい・うさんくさいイメージとセットになりがちですが、実は科学的に観測されてる、実在する現象なんです。 医学・心理学などでも研究さ...

催眠に対する誤解を解いて、世界を拡げてくれる良書です。 上手くいけば実際に催眠状態を体験することまでできてしまいます。(私はできました。) 催眠は怪しい・うさんくさいイメージとセットになりがちですが、実は科学的に観測されてる、実在する現象なんです。 医学・心理学などでも研究されていて、実際、精神疾患の治療として催眠療法というものもあったりします。 また、催眠術というのは「優れた催眠術師が好き放題相手を操るもの」みたいな印象もありますが、それも間違い。 ●催眠という現象は、催眠をかける側の能力ではなく、催眠にかかる側の能力に依存する ●催眠とは、「知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こるという期待があった時に、実際にその変化が実現する現象」のこと というのが現代的な催眠の捉え方らしいです。 だから、催眠状態にどれだけ深く入れるかどうかは人によって違うし、もし催眠状態に入っても本人が期待する変化しか起こらないんだそう。 それが催眠のリアルなんですって。だいぶ印象が変わりました。 本書の前半では、以上のように催眠に対する誤解を解きつつ、催眠現象にまつわる簡単な歴史や催眠研究の現在など、学術的な背景が紹介されています。 そして後半には具体的な催眠のスクリプトの紹介がされているという構成になっているのですが、、 この後半が特に面白かった! 「読み上げるだけで催眠にかかるスクリプト」というものが紹介されているんです。 これは暗示に加えて、人体の仕組みを利用した「トリック」を併用することで、ほぼ全員が確実に催眠状態に入れるという代物。 私もいくつか簡単なものを自分でやってみたところ、本当に暗示にかかってしまいました。 特にすごかったのが、「握った手が開かなくなる」催眠。 筋肉の生理学的な性質をフックとして利用することでカタレプシーという現象を引き起こしているらしいのですが、本当に手が開かなくなるんです。 この体験ができただけでも、この本を買った価値があったなと思えます。 本当におすすめです。 (ただし、人によって入りやすい催眠・暗示は違うし、またどの程度深く入れるのかも違うので注意です。 私は「握った手が開かなくなる」ものより高度なものは体験できませんでした。)

Posted byブクログ

2020/11/30

催眠術のやり方。怪しい所はなく、コミュニケーションを通じて人の意識をコントロールできる部分に触れていくやり方を記述。まずは、秘術者との信頼関係を気づき、生物的に無理のないやり方でその暗示に人体を当てはめていき、暗示の正当性を高めていく。例えば、コーンスタム現象と呼ばれる伸ばした手...

催眠術のやり方。怪しい所はなく、コミュニケーションを通じて人の意識をコントロールできる部分に触れていくやり方を記述。まずは、秘術者との信頼関係を気づき、生物的に無理のないやり方でその暗示に人体を当てはめていき、暗示の正当性を高めていく。例えば、コーンスタム現象と呼ばれる伸ばした手を下に押さえつけ、その後上昇していくことを暗示と同時に行う。 ただ、結局催眠がなんで起こるのか、かかりやすい人とかかりにくい人の差などの仕組みの部分はここでは明かされようとはしてはいない。

Posted byブクログ

2020/10/21

催眠をやってみようと思ったわけではなく、インチキなんだろうな〜という冷やかしの目で見ようと思っていたが、基礎的で現実的なことが書かれていて、まあそれだったらあり得るのかな、といった印象。催眠かかったのかもw 被験者の反応を肯定して利用するのは、ビジネスでも使えたりするのかな。

Posted byブクログ

2020/10/11

催眠を科学的に説明している一冊。 学術的な側面から、また実際に行う方法まで踏み込んでかかれている。 まさに、はじめて催眠を行うのにうってつけの一冊だとかんじました。

Posted byブクログ

2020/09/22

今までにも催眠術の本などを読んだ人にとってはさほど目新しい内容ではなく少々物足りないかもしれませんが、文章、イラスト共にとてもわかりやすくて良い本です。 タイトル通り催眠術ってよくわからないけど何だろうという人にとってはおすすめです。

Posted byブクログ