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忖度しません の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2024/03/25

積読していた本 時事問題が多いので、早く読んでしまわねば!と思って読んだら、これがまた!ものすごく面白かった。 2020年初版の本なので、買ってすぐ読んでおけばと後悔。しかし、残念ながら今読んでも大丈夫なのでした。全く2024年の今と現状は変わらず(オリンピックが開催され、安倍氏...

積読していた本 時事問題が多いので、早く読んでしまわねば!と思って読んだら、これがまた!ものすごく面白かった。 2020年初版の本なので、買ってすぐ読んでおけばと後悔。しかし、残念ながら今読んでも大丈夫なのでした。全く2024年の今と現状は変わらず(オリンピックが開催され、安倍氏が死去したにもかかわらず)何も解決されてないので…。 家族が購入した本なので、購入した本人や家族に、自分のことはさておき、何やってんのよ、早く読んで読んで!と勧めた。 斎藤美奈子に外れなし。常に予想より面白い。 積読の斎藤さんの本まだあるので早速他の本も読もうっと。 後ろの章から読んだのだが、全部いいけど、最初の二つの章が際立ってよかった。 いつから日本は変わってしまったのか。一つは1985年、もう一つは1996年。 確かに20年かけて世の中を地道に?変えていった政権与党。それに対して左派リベラルはいつまでたっても、景気回復に後ろ向き、反知性的な人たちを啓蒙しようとする上から目線。そして手法に柔軟性がなく頭が固い。 確かに確かに。 反知性主義的なポピュリズム政権に対する嫌悪感もあり、自分にも知性至上主義的なところがある。なので、あの内田樹をバッサリ斬る最初のコラムに、斎藤美奈子の本気度を感じた。 いやあ、斎藤さんすごいわ。 こんな本が読みたかった、という、まさにど真ん中の本でした。

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2021/12/05

やっとシリーズ最新作までよめた。シリーズ通して安倍憎しエネルギー全開だった。安倍さんを外したら3冊が2冊になるのではと思わないこともない。 彼ら彼女の主張がさっぱりもってわいに受けいられないのは、著者のあとがきにも記載されている部分以外にも、身内に甘くて、敵に強く当たるところ。...

やっとシリーズ最新作までよめた。シリーズ通して安倍憎しエネルギー全開だった。安倍さんを外したら3冊が2冊になるのではと思わないこともない。 彼ら彼女の主張がさっぱりもってわいに受けいられないのは、著者のあとがきにも記載されている部分以外にも、身内に甘くて、敵に強く当たるところ。が大いにあると思う。ぶっちゃけ今の現役世代は1に2に3に4に5に経済が重要視されてると強く思う。 結局、著者たちの主張はお金がある裕福な視点から立っているので、いつまでも少数派なのではとシリーズを通して読んで思った。 主義主張も大事だが、生き延びることがもっと大事なんだよね・・・。

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2021/09/26

自分が経験できることはたかが知れているから、せめて沢山の本を読んで、いろんな事実や考え方を知りたいものだと思います。

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2021/09/16

一つのテーマを元に三冊の本をピックアップして美奈子節で斬りまくる書評集。文芸関連は少なく、最近の政治・経済や国際問題などが紹介されており、ただ好きな本を読んでいるだけの我が身には、大変堪えました。これからは「社会勉強」の出来る本を探して読まなければ!

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2021/06/18

PR紙「ちくま」の連載「世の中ラボ」を纏めた本。2015/7~2020/7から選んだ42篇。 2020/8以降の連載は、http://www.webchikuma.jp/category/saitouminako で読める。 時評ものは数年たってから読むと古くさく感じるのも多いが...

PR紙「ちくま」の連載「世の中ラボ」を纏めた本。2015/7~2020/7から選んだ42篇。 2020/8以降の連載は、http://www.webchikuma.jp/category/saitouminako で読める。 時評ものは数年たってから読むと古くさく感じるのも多いが、全くそんな感じがしない。 「2020年まであと四年。このぶんだと何かまたあるかもね。トラブルが続くってことは、運営の方法に何か根本的な問題があるにちがいないからだ。」 東京五輪、その通りでございます。

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2021/05/19

斎藤美奈子の本の読み方は、私の手法とは全く違って面白い。そして、問題意識もいまの時代にフォーカスして、実に巧みな解説をする。 6つのテーマの選定がうまい。時代の核心に触れる。とにかく、「忖度しません」と言う題名さえも素晴らしい。現在の官僚やマスコミも忖度しすぎの時代に、これまで言...

斎藤美奈子の本の読み方は、私の手法とは全く違って面白い。そして、問題意識もいまの時代にフォーカスして、実に巧みな解説をする。 6つのテーマの選定がうまい。時代の核心に触れる。とにかく、「忖度しません」と言う題名さえも素晴らしい。現在の官僚やマスコミも忖度しすぎの時代に、これまで言えるのはいい。 6つのテーマは、①「バカが世の中を悪くする、とか言ってる場合じゃない」ー反知性主義とは何か?を追いかける。またなぜ反知性主義が台頭したのだろうか? ②「戦後日本の転換点はいつだったのか」ー60年安保。田中角栄をどう評価するか?1985年阪神タイガースが優勝。くつろいすぎの司馬史観。坂の上の雲はもう見終わった。ネットウヨのアイデンティティ。 ③「わかったつもりになっちゃいけない、地方の現在地」ー観光でも基地でもない、沖縄の実像、沖縄の革新は琉大という階層の中で構築される。「オール沖縄」を育てた翁長雄志、沖縄の保守本流がなぜ辺野古基地反対を掲げるのか?長崎の隠れキリシタン。天皇が象徴であることから、なろうとした。君たちはどう生きるかが?なぜはやるのか? ④「文学はいつも現実の半歩先を行っている」ー認知症が文学になる。老人たちの玄冬小説。そもそも源氏物語って? ⑤「当事者が声を上げれば、やっぱり事態は変わるのだ」ー教授やジャーナリストのセクハラ。セクハラ当事者が自覚していない現実。フェミニズム、フェミニスト、LBGTと時代の変遷の中で、METOOと声を上げる。⑥「新型コロナが来た」ーペスト文学を読む。 問題意識が鮮明だと、本のセレクションも鮮明だ。面白い本がたくさんあったけど、それより面白い本があるので、それを読もう。

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2021/03/31

現代日本のさまざまな問題点を読み解くためにどんな本を読んだかという、ブックガイドも兼ねた時評集、というところがいかにも興味深い。その選書も、一方的にならず、対立する側の意見についても目配りが行き届いている。 北朝鮮による拉致問題では、「家族会」とは別に「救う会」があるとは、この本...

現代日本のさまざまな問題点を読み解くためにどんな本を読んだかという、ブックガイドも兼ねた時評集、というところがいかにも興味深い。その選書も、一方的にならず、対立する側の意見についても目配りが行き届いている。 北朝鮮による拉致問題では、「家族会」とは別に「救う会」があるとは、この本を読むまで知らなかった。自らの不明を恥じたい。

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2021/03/16

2021年3月13日読了。世相に関連した3冊の良書・ダメ本を各回で取り上げ、主にアベ政権に駄目だししながら世相を切る本。忖度しない、ということでが安倍政権批判、れいわ新選組称賛など確信犯的に著者の偏見混じりではあるが言いたい放題な内容を興味深く読んだ。理解が難しい事態が発生したと...

2021年3月13日読了。世相に関連した3冊の良書・ダメ本を各回で取り上げ、主にアベ政権に駄目だししながら世相を切る本。忖度しない、ということでが安倍政権批判、れいわ新選組称賛など確信犯的に著者の偏見混じりではあるが言いたい放題な内容を興味深く読んだ。理解が難しい事態が発生したとき、「歴史に学ぼう!過去の類書を参照しよう!」という態度は正しいと思うのだが、それはこの先の世界でも有効なのだろうか…?自分の生きている世界で現在進行形で起きている出来事に対して自分の知識は圧倒的に足りず、気分や世間の雰囲気・マスコミやTwitterでなんとなく言われている風潮に流されているとも思えるが好奇心と「自分の考え」は常に持ち続け、アップデートを心がけていきたいもの。

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2021/02/15

どこかで『災間の唄』と並び称されているのを読んで、同作に痛く感じ入った身としては、本作も是非と手に取ったもの。期待通り、存分に味わわせて頂きました。それにしても幅広く読んでいらっしゃって、小説、ノンフのみならず、新書やら専門書にまで、その読書対象は広がってるんですね。凄い。その上...

どこかで『災間の唄』と並び称されているのを読んで、同作に痛く感じ入った身としては、本作も是非と手に取ったもの。期待通り、存分に味わわせて頂きました。それにしても幅広く読んでいらっしゃって、小説、ノンフのみならず、新書やら専門書にまで、その読書対象は広がってるんですね。凄い。その上で提示される、現体制への危機感だけに、説得力もいや増すというもの。これを読みながら、またちょっと新書への読書欲が湧いてきました。という訳で、今手元にある中で、特に気になるものをピックアップして読み始めることになった訳です。

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2021/02/12

PR誌「ちくま」の「世の中ラボ」2015.7-2020.7の連載をまとめたもの 2018.4 老境を描く「玄冬小説」って?  青春小説が「上京~東京へ」なら老境を描く小説は「地方回帰~脱東京」 「おらおらでひとりいぐも」 2020.9.20初版第1刷 購入 Web版もある ...

PR誌「ちくま」の「世の中ラボ」2015.7-2020.7の連載をまとめたもの 2018.4 老境を描く「玄冬小説」って?  青春小説が「上京~東京へ」なら老境を描く小説は「地方回帰~脱東京」 「おらおらでひとりいぐも」 2020.9.20初版第1刷 購入 Web版もある http://www.webchikuma.jp/category/saitouminako

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