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銀杏手ならい の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2024/03/25

人が少ないからできたのかもだけど、教育内容が個人の進度や将来によって一人ひとり違っていた、というのはとても大事なことなんじゃないかと思う。 のんべ先生が他からはじかれるような子を拾ってくれるのも嬉しい。 いろんな子がいて、いろんな先生がいて、相性もあるけれど、先生がそれぞれの教育...

人が少ないからできたのかもだけど、教育内容が個人の進度や将来によって一人ひとり違っていた、というのはとても大事なことなんじゃないかと思う。 のんべ先生が他からはじかれるような子を拾ってくれるのも嬉しい。 いろんな子がいて、いろんな先生がいて、相性もあるけれど、先生がそれぞれの教育方針を持っていきいき働いていて、それとともに学びを楽しむ子どもがいると、将来大丈夫だなって思わされる。

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2023/12/05

離縁され、実家に戻った萌。手習い所を任され、やんちゃな子どもたちを相手に奮闘。萌先生の成長物語。 手習い所の女先生、萌の奮闘記であり、成長物語。 悪意のない、人情味あふれる作品で、 安心して読み進められるのはいつもの通り。 やんちゃでも、素直でも、子どもたちの表情は 生き生...

離縁され、実家に戻った萌。手習い所を任され、やんちゃな子どもたちを相手に奮闘。萌先生の成長物語。 手習い所の女先生、萌の奮闘記であり、成長物語。 悪意のない、人情味あふれる作品で、 安心して読み進められるのはいつもの通り。 やんちゃでも、素直でも、子どもたちの表情は 生き生きとしており、読むこちらも顔がゆるんでしまう。 捨て子騒動や、それにまつわって明かされる萌先生の過去、 そして、厳しいが愛情あふれる両親。 どこをとっても、あたたかな雰囲気は損なわれない。 いろいろと寄り道しても、やっぱり、この作家さんに戻ってきてしまう。

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2023/10/23

子供との繋がりは血ではない情だという萌先生は正しい。これが普通なのに、貴重な先生に写るのは職業としか見てない先生が多いから、犯罪をする様な先生も大量に居る。朝校門で子供達を見守る本物の先生はどれだけか、一挙手一投足見てるとは思えない。萌先生に出会える子供は幸せだ。1番好きな話は五...

子供との繋がりは血ではない情だという萌先生は正しい。これが普通なのに、貴重な先生に写るのは職業としか見てない先生が多いから、犯罪をする様な先生も大量に居る。朝校門で子供達を見守る本物の先生はどれだけか、一挙手一投足見てるとは思えない。萌先生に出会える子供は幸せだ。1番好きな話は五〇の手習、染みた、子供の気持ちと親方の自分から寄り添う気持ちと萌先生の想いと行動と。子供達が色々出てきて物語になるのも良かった。善人長屋を思い出す。小日向水道町はどの辺なんだろう

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2023/08/11

健気な子供たちの物語が泣かせる、とても良いお話でした 教育の重要性はいつの時代にも共通しており、子を持つ親としていろいろ考えさせられました

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2022/10/21

子供たちと共に成長する手習い所の萌先生。 親や先生が教えたいことと、子供自身が学びたいことが、同じとは限らない。 一人一人と向き合い、寄り添い、周囲の人達と助け合って導いていく。 理想の教育が描かれている。 是非シリーズ化して欲しい作品。

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2022/06/02

子に恵まれず離縁され、実家の手習所『銀杏堂』を継ぐことになった萌。 離縁されたことを引きずり、先生として中途半端だった萌が、子どもたちや周りの人たちとの関わりの中で、少しずつ強くなっていく様子が読んでいて気持ちよい。 子どもたちも、悪ガキだったり、引っ込み思案だったり、のんびりだ...

子に恵まれず離縁され、実家の手習所『銀杏堂』を継ぐことになった萌。 離縁されたことを引きずり、先生として中途半端だった萌が、子どもたちや周りの人たちとの関わりの中で、少しずつ強くなっていく様子が読んでいて気持ちよい。 子どもたちも、悪ガキだったり、引っ込み思案だったり、のんびりだったり、皆それぞれの味があって、愛おしく思えてしまう。 短編集のように沢山の話があるので、一つ一つをもう少し深く長く読みたいと感じるところはあるが、この作家さんとは相性が良いのか今まで読んだどの作品も、読み終えた時に「好きな作品だなぁ」としみじみ思います。

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2022/06/27

小日向水道町の手習指南所「銀杏堂」で、読み書き 算盤を教える出戻りの萌。だが、親たちは 女師匠と侮り、子供たちは反抗を繰り返し…。 若き手習師匠の格闘の日々を鮮やかに描く時代小説。

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2022/04/07

子供の将来に真剣に取組む萌の姿はそれなりに良かったのだが、普通の量に7章も詰め込んでいるので深さが少々足りないような気がした。赤ちゃんが拐かされて出てきた本当の母親も、あっという間に消えてしまったし、父親が亡くなって将来を諦めた子供のその先を読みたかった。最初は苦手だったのんべ先...

子供の将来に真剣に取組む萌の姿はそれなりに良かったのだが、普通の量に7章も詰め込んでいるので深さが少々足りないような気がした。赤ちゃんが拐かされて出てきた本当の母親も、あっという間に消えてしまったし、父親が亡くなって将来を諦めた子供のその先を読みたかった。最初は苦手だったのんべ先生や江戸一番の塾の嫡男との恋の行方があるかと思ったが、全く気配が無かった。そう言う意味ではシリーズ化して、その後を読みたいと言うところか。

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2022/04/03

「まるまるの毬」で、気に入った西條奈加氏の作品。時代小説って、ほとんど読んだことがないが、試しに読んでみることにした。 手習い所の先生としての奮闘と、捨て子を引き取り、娘として育てる物語。何となく、「赤毛のアン」シリーズを彷彿とさせるような、居心地の良さがあり、さらさらと読み進め...

「まるまるの毬」で、気に入った西條奈加氏の作品。時代小説って、ほとんど読んだことがないが、試しに読んでみることにした。 手習い所の先生としての奮闘と、捨て子を引き取り、娘として育てる物語。何となく、「赤毛のアン」シリーズを彷彿とさせるような、居心地の良さがあり、さらさらと読み進めた。時代ものであることも、そこまでは違和感はなかった。 若き教師仲間との交流もあり、魅力的な人物がたくさん登場する。シリーズになるといいなあ、と思う。

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2021/12/13

嫁して3年、子供ができずに実家に戻された「萌」 父親から受け継いだ手習所「銀杏堂」で 悩みながらも懸命に教え子たちに寄り添おうと努力する。 銀杏の木の下に置き去りにされていた赤ん坊。 子供たちと共に成長する、人情小説

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