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武漢日記 の商品レビュー

3.4

28件のお客様レビュー

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2024/07/11

【おすすめポイント】最初に新型コロナ感染症の流行が始まったとされる中国武漢市では、流行を止めるために2020年1月23日から76日間もの都市封鎖を行いました。封鎖の2日後から60日間、武漢在住の作家・方方がブログで書き綴った日記です。感染症が蔓延する恐怖や、突然の都市封鎖で生活が...

【おすすめポイント】最初に新型コロナ感染症の流行が始まったとされる中国武漢市では、流行を止めるために2020年1月23日から76日間もの都市封鎖を行いました。封鎖の2日後から60日間、武漢在住の作家・方方がブログで書き綴った日記です。感染症が蔓延する恐怖や、突然の都市封鎖で生活が大混乱する様子が生々しく綴られています。 【請求記号】498.6:Fa 【配置場所】 【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28176742

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2024/03/21

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1770774300246597858?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2023/09/29

見えないものを定義し、制度化する事は難しい。多義的な解釈が働き、時に分断を起こす。物理的に見えない存在だけではなく、物理的に見えるが理解できないもの、見えない観念的な存在もそうだ。物理的に見えず、未知の存在である新型コロナウイルスに対し、観念的な社会制度で物理的な制限を決める。こ...

見えないものを定義し、制度化する事は難しい。多義的な解釈が働き、時に分断を起こす。物理的に見えない存在だけではなく、物理的に見えるが理解できないもの、見えない観念的な存在もそうだ。物理的に見えず、未知の存在である新型コロナウイルスに対し、観念的な社会制度で物理的な制限を決める。こうして封鎖された武漢における当事者の日記だ。凄惨な感じはないが、当時の混乱を思い出す。 武漢から世界に蔓延した。真実はよく分からないが、我々は大方そのように認知し、武漢人に被害者ぶるなと思ってしまいがちだが、当然ながら、彼らも被害者である。人人感染はない、と言う誤報が感染を更に助長した事もこの日記で思い出す。至る所に人災があったのは確かだろう。 喉元過ぎれば熱さを忘れる、か。まだ、喉元も過ぎてないかも知れないが、周りでは、今でも当たり前のように感染し、ケロッとしている人が増えた。徐々に、未知の存在が、既知のものになったという事かも知れない。

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2023/02/08

 世界に蔓延し、今もその対応が右往左往しているとぼくには感じられるのですが、そのコロナ騒動の始まりの60日の日記でした。  2019年の暮でしたか、ウイルスが最初に確認された中国、武漢という大都市が、年が明けて都市封鎖・ロックダウンされたわけですが、その大都市で暮らす人々のなかに...

 世界に蔓延し、今もその対応が右往左往しているとぼくには感じられるのですが、そのコロナ騒動の始まりの60日の日記でした。  2019年の暮でしたか、ウイルスが最初に確認された中国、武漢という大都市が、年が明けて都市封鎖・ロックダウンされたわけですが、その大都市で暮らす人々のなかに方方という作家がいて、自らの日常を毎日ネットに配信した記録です。  自由な言論に対する統制中で、ひるむことなく、日常生活のようすと素朴で庶民的な疑問や考えがストレートに記録されていることに胸打たれました。  ブログにもあれこれ書きました。覗いていただけると嬉しい。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202301160000/

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2023/01/04

ちょうど3年ほど前…この時コロナがこんなにも猛威を世界中で振るうとは思ってもみないでいた…ロックダウンが実施された武漢では住民、ボランティア、医療職、その他のエッセンシャルワーカー…一丸となってコロナに立ち向かった…2000年1月23日~2000年4月8日までの1100万の人口を...

ちょうど3年ほど前…この時コロナがこんなにも猛威を世界中で振るうとは思ってもみないでいた…ロックダウンが実施された武漢では住民、ボランティア、医療職、その他のエッセンシャルワーカー…一丸となってコロナに立ち向かった…2000年1月23日~2000年4月8日までの1100万の人口を抱える都市封鎖…結果武漢での新規感染者は認められなくなったときには、この作品を読みながら感動した。 でも、結局その後…世界中に蔓延することになったコロナ、ロックダウンを行う都市もあり、日本では緊急事態宣言が発出された。ただコロナは抑え込めず、やがてコロナと共存するウィズコロナ政策に…。中国はゼロコロナ政策を推進してきたが昨年末に崩壊…感染が急拡大している。日本でも新規感染者は減少することなく、ある意味コロナが身近な感染症になってしまっている…。私の職場でも昨年11月にクラスターを発生させてしまっている…関係者に多大な迷惑とご心配をかけた苦い経験がある…。 現在は、ワクチンも治療薬もあり、感染予防対策についてもより具体的に周知されるようになっている…。ここまで多くの人が犠牲となったが、その上に私たちは生を受けている…。できることを続け、いつの日か、こんなこともあったんだね~と語れるようになりたいと思った。 ※これからも、ブクログを通して楽しい読書生活を続けてきたいと思います。ブクログの皆さん、本年もよろしくお願いします。

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2022/04/14

おすすめ資料 第508回 「その時武漢で何が起こっていたのか」 (2021.11.15) いまだ感染者の発生が続いている新型コロナウイルス。 世界でも早い時期に感染が拡大し、都市封鎖も行われた武漢は、どのような状況にあったのでしょう。 武漢に住む作家の2020年1月からの6...

おすすめ資料 第508回 「その時武漢で何が起こっていたのか」 (2021.11.15) いまだ感染者の発生が続いている新型コロナウイルス。 世界でも早い時期に感染が拡大し、都市封鎖も行われた武漢は、どのような状況にあったのでしょう。 武漢に住む作家の2020年1月からの60日間の記録です。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00278114 【神戸市外国語大学 図書館Twitterページへ】 https://twitter.com/KCUFS_lib/status/1460804891366936580

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2022/02/19

コロナ初期を知る良い本です。ただ、中国共産党の価値観も含まれているので、日本の感覚とは全く違います。

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2021/06/24

うわさに聞いていた一冊 「武漢」この都市名は 日本で言えば 「ヒロシマ」「ナガサキ」 「フクシマ」 に相当するほどの世界の歴史に 刻まれる固有名詞になっている その「武漢」が「都市封鎖」を された60日間の日々が 綴られている 食べること 飲むこと 見えること 聞こえてくるこ...

うわさに聞いていた一冊 「武漢」この都市名は 日本で言えば 「ヒロシマ」「ナガサキ」 「フクシマ」 に相当するほどの世界の歴史に 刻まれる固有名詞になっている その「武漢」が「都市封鎖」を された60日間の日々が 綴られている 食べること 飲むこと 見えること 聞こえてくること そして 考える事 「都市のロックダウン」 という非日常の日々のなかで 起こっている様々なことが 克明に記録されている いつ(封鎖が)終わるとも知れない 日々が詳細に綴られる 身動きの取れない状態で あるのに いや そうであるからこそ 見通すことのできた真実 考えることのできた真実 が ここに綴られている とんでもない一冊を 読んでしまった

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2021/05/25

コロナが始まった地に住む方の日記。 みんな気持ちは同じなんだなと思った。 でもこの本に知りたいことはあんまり書いてない。

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2021/05/16

“非常時には、人間の善意と悪意がどちらも表に出てくる。まったく考えもしなかったことを目にする場合もある。人は驚き、悲しみ、怒り、そして慣れていくのだ。”(p.89) “ある国の文明度を測る唯一の基準は、弱者に対して国がどういう態度を取るかだ。”(p.141) “世間には心...

“非常時には、人間の善意と悪意がどちらも表に出てくる。まったく考えもしなかったことを目にする場合もある。人は驚き、悲しみ、怒り、そして慣れていくのだ。”(p.89) “ある国の文明度を測る唯一の基準は、弱者に対して国がどういう態度を取るかだ。”(p.141) “世間には心の温かい人もいれば、冷たい人もいる。いつの時代もそうだった。あきらめよう。自分がやるべきことをやるだけだ。”(p.199) “政府は考えてほしい。普通の人の立場から、問題を考えてほしい。”(p.256)

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