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新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛 の商品レビュー

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2021/06/12

INF条約破棄後の抑止戦略の検討。 抑止が破れた場合でも、政治的目的を達成するセオリーオブビクトリーを確立することが、逆説的だが、抑止を高めることに繋がる。 現状維持的な日米は受動的な戦略にしかなり得ないが、中国のセオリーオブビクトリーを破綻させるセオリーオブビクトリーを早急に確...

INF条約破棄後の抑止戦略の検討。 抑止が破れた場合でも、政治的目的を達成するセオリーオブビクトリーを確立することが、逆説的だが、抑止を高めることに繋がる。 現状維持的な日米は受動的な戦略にしかなり得ないが、中国のセオリーオブビクトリーを破綻させるセオリーオブビクトリーを早急に確立しなければならない。 蓋然性の高い台湾有事を例にすれば、中国は在日基地へのミサイル攻撃に続き航空戦力の投射により海上・航空優勢を確立し、上陸作戦を展開していくものと考えられ、日米は予測しうる近い将来、当初のミサイル攻撃それ自体を防ぎ切ることは難しい。しかし、それに続く海上・航空優勢を、我が確保できずとも、最低限相手に確保させなければ、中国のセオリーオブビクトリーは成り立たないことになる。

Posted byブクログ