いまだ、おしまいの地 の商品レビュー
人生はままならない。そんな人生を泣き笑いで過ごしていく著者。 ネガティブな話が多いのに読むと不思議と元気づけられる。 とても良いエッセイです。おすすめ。
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「先生と呼ばれる人たち」に出てくる美容院の先生の正体がめちゃくちゃ知りたいです。 美容院の先生の続編ありますか?
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やっぱりこの人の文章が好き。 性別さえ違うのに、こんな文章を書きたいなと思って(思わされて)しまう。 たぶん(人間性や感受性が?)私と似ている。 半年ごとや一年ごとにずっと読み続けるような気がする。たぶん死ぬまで。読むたびに「自分」を見つけてしまうから。
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エッセイを読み進めるうちに著者の人柄が解ってきて面白かった。こだまさんは繊細でお人好しでユーモアのある方なのですね。「九月十三日」の脇毛の話が一番面白い。次は「おそろい」の夫婦のメロンの食べ方の話。いい夫婦だなと思う。後半の「郷愁の回収」はこんな苦しい気持ちを聞いてしまってよかっ...
エッセイを読み進めるうちに著者の人柄が解ってきて面白かった。こだまさんは繊細でお人好しでユーモアのある方なのですね。「九月十三日」の脇毛の話が一番面白い。次は「おそろい」の夫婦のメロンの食べ方の話。いい夫婦だなと思う。後半の「郷愁の回収」はこんな苦しい気持ちを聞いてしまってよかったのかな…なんて思いになってしまった。
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日々の生活に寄り添い、日々の営みをほんのりと後押ししてくれるような文章が本当に心地良かった。これにてこだまさんの著作コンプリート。刊行順に読むことができなかったことがなかなかに悔やまれるので、新作が出るまでに刊行順に読み直してみようと思います。
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こだまさんのエッセイを読むのは初めてだけど、読む毎にこだまさんをもっと知りたくなり、こだまさんをもっと好きになる。 パニック障害を持つ夫に突如襲い掛かった奇病、こだまさん自身も鬱やゆっくり進行する病と向き合う日々。 身体も心も途轍もなく苦しいだろうに、俯瞰して冷静に見つめ、ヘタ...
こだまさんのエッセイを読むのは初めてだけど、読む毎にこだまさんをもっと知りたくなり、こだまさんをもっと好きになる。 パニック障害を持つ夫に突如襲い掛かった奇病、こだまさん自身も鬱やゆっくり進行する病と向き合う日々。 身体も心も途轍もなく苦しいだろうに、俯瞰して冷静に見つめ、ヘタするとそれさえもユーモアに転じようとするこだまさんに強さと優しさを感じる。 生き辛さを感じ時々堪らない気持ちになるけれど、このエッセイを読むと無理しなくて良い、そのままで良いと優しく背中を押して貰えるようだ。 こだまさんの包容力に救われる。
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悩み、眠れなくなり、鬱になり、ポジティブさは暴走しがちな毎日から搾り出されるエッセイがこんなに面白いなんて。 考えすぎてしまうタイプの人にとって、こだまさんの存在と文章は本当に救いだと思う。 書くことについても無理しすぎず、ゆっくり長く続けてほしい。 デビュー作が『夫のちんぽが...
悩み、眠れなくなり、鬱になり、ポジティブさは暴走しがちな毎日から搾り出されるエッセイがこんなに面白いなんて。 考えすぎてしまうタイプの人にとって、こだまさんの存在と文章は本当に救いだと思う。 書くことについても無理しすぎず、ゆっくり長く続けてほしい。 デビュー作が『夫のちんぽが入らない』で、タイトル的になかなか手に取るのに勇気がいる本なので、未読の方も多い作家さんなのでは。 でも第1作を読んでからの方が『ここは、おしまいの地』『いまだ、おしまいの地』も楽しめると思う。 なんとかみんな『夫のちんぽが入らない』から、読んでみてほしい!!
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エッセイで読者を惹きつける。 やはり、こだまさんは、丁寧に人を観察している のだと思う。 編集者さんなどから「自信がついたように見える」と言われるようになったと書かれているが、 抱えている苦しみも同じ場合がある。 こだまさんを通じてモヤモヤしたものを 吐き出しているのだ。 少し楽...
エッセイで読者を惹きつける。 やはり、こだまさんは、丁寧に人を観察している のだと思う。 編集者さんなどから「自信がついたように見える」と言われるようになったと書かれているが、 抱えている苦しみも同じ場合がある。 こだまさんを通じてモヤモヤしたものを 吐き出しているのだ。 少し楽になった。 誰でも持っている感情にそっと寄り添ってくれる。
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不自由そうに生きている。 よくテンパり、よく間違い、よく自己嫌悪に陥る。 自分は欠陥人間だと自認しながらそれでもそこそこに生きていける。 読んでいる途中で知ったけれど夫のちんぽが入らないの作者さんだったのですね。 エッセイははじめて読みました。 暗いのに意外に独語感が悪くない...
不自由そうに生きている。 よくテンパり、よく間違い、よく自己嫌悪に陥る。 自分は欠陥人間だと自認しながらそれでもそこそこに生きていける。 読んでいる途中で知ったけれど夫のちんぽが入らないの作者さんだったのですね。 エッセイははじめて読みました。 暗いのに意外に独語感が悪くない不思議な書籍。
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相変わらずおもしろい。よく次から次へネタが出てくると思う。なんだかんだいって、多くの人との出会いがあるからだろう。松尾スズキのエッセイを読んだ時にも感じるが、何か「持ってる」んだと思う。引き寄せてしまうのだと思う。 もちろん「持ってる」だけじゃない。観察力があって、それを面白く...
相変わらずおもしろい。よく次から次へネタが出てくると思う。なんだかんだいって、多くの人との出会いがあるからだろう。松尾スズキのエッセイを読んだ時にも感じるが、何か「持ってる」んだと思う。引き寄せてしまうのだと思う。 もちろん「持ってる」だけじゃない。観察力があって、それを面白く書く描写力もある。間違ったホテルを予約してしまった話では、こだまさんの意外に楽し気でポジティブな一面を見た気がした。ネガティブなことをユーモアに変えて書く才能は、こんなところから来てるのかもしれない。その才能が先天的なのか後天的なのかわからないが、困難な人生を生きるのに必要な才能だと思う。みうらじゅんの言う「そこがいいんじゃない!」に近い。ただ終盤は失速気味な気もした。
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