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海蝶 の商品レビュー

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38件のお客様レビュー

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2024/10/30

日本初の女性潜水士のお話。海上保安庁に、これほどまでに危険な任務に就いてくださっている方が居られたとは!誰かを助けるために、数十メートルも身一つで海に潜っていくなんて、想像を絶する怖さ。事件要素もあって面白かったし、家族の物語でもあるところが大変良かった。

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2024/10/27

女性初の海保潜水士「海蝶」である主人公の忍海愛。 父も兄も優秀な海保潜水士。 女性初ということで注目を浴びるが、困難も多い。 母を高校に上がる年に東日本大震災で亡くし、今でも心に傷を負っている。 そこへなんとも不可思議な事件に関わることになる。 事件はどうなるのか、ギクシャクした...

女性初の海保潜水士「海蝶」である主人公の忍海愛。 父も兄も優秀な海保潜水士。 女性初ということで注目を浴びるが、困難も多い。 母を高校に上がる年に東日本大震災で亡くし、今でも心に傷を負っている。 そこへなんとも不可思議な事件に関わることになる。 事件はどうなるのか、ギクシャクした家族の関係は?愛は潜水士を続けられるのか? 色々な方のレビューで絶賛されていたこの本。 やっと読めました! 最高でした! 登場人物全ての心情が手のとるように分かりながらも、どんな展開を経て結末が待っているのか、ワクワクとドキドキが満載で、最初から最後まで存分に楽しめました。 そして、久しぶりに泣きました。 家族とは何か、傷ついた心をどう修復するのか、結末が分かった時、涙を抑えられませんでした。 次作も近いうちに必ず読もうと思います!

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2024/10/25

救助中心のストーリーかと思いきや、しっかりとしたミステリーで面白かった。ただ海猿に比べて体力的に厳しい分、「海蝶」だからこそ出来る救助、利点がもっとあったら良かった。

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2024/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本初の女性海保潜水士・忍海愛の物語。 私もダイビングやスノーケリングなら何度か体験したことがあるけれど、仕事として、まして救助のために海に潜ることの大変さ過酷さは並大抵なことではないだろう。それは海に潜る楽しさだけでは当然終わらない。危険が常に隣り合わせな上に責任も伴う。 体脂肪率13%、筋肉量24㎏と一般女性と比べ愛はストイックな身体つきをしていても、いざ現場に出れば同僚の男性たちには残念ながら劣ってしまう。歴然とした力の違いに歯がゆい思いを何度もしなくてはならないのが辛い。 男性社会に女性がたった一人入ることの難しさ…愛の苦悩や悔しさが何度も伝わってきた。 海難事故での手に汗握る緊迫した救助活動はTVドラマを観ているかのよう。その上東日本大震災のトラウマも絡まり、読み応えのある物語だった。 忍海家の親子間、兄妹間の複雑な心情の揺れ動きには胸がアツくなった。 この作品はいつかドラマになりそうだ。 読み初めは専門用語等聞き慣れない言葉がたくさん出てきて少々読みづらかったけれど、後半は一気読み。

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2024/08/27

海上保安庁に史上初、女性潜水士が誕生したことから気になって読んでみた本。 海猿のこと、船務のこと、はたまた警備、刑事のこと、すごく細かく書いており、納得する場面もありつつ、自分自身、潜水士の業務や精神的な部分等分からない部分があったので、この本で潜水士目線で色々学ぶことが多かった...

海上保安庁に史上初、女性潜水士が誕生したことから気になって読んでみた本。 海猿のこと、船務のこと、はたまた警備、刑事のこと、すごく細かく書いており、納得する場面もありつつ、自分自身、潜水士の業務や精神的な部分等分からない部分があったので、この本で潜水士目線で色々学ぶことが多かった。 作者の吉川英梨さんの取材力や、海上保安庁の業務についてすごく勉強したんだなぁと知ることが出来た。 作中に登場するサスペンスも、まさか!!?の展開で凄く面白かったです!!

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2024/08/08

男女平等、ジェンダーレス、そう言われるけれど、努力や訓練では超えられない性別の差もある。それでも男性社会の中での女性の活躍に、その葛藤や悩み心情が丁寧に描かれていた。海の教場も読んでみたい。

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2024/08/03

体力職場初の女性潜水士、被災者… 多くの負荷がかかる中で、失敗して、限界にも気付き、周りの様子も見え、でも立ち上がる。 行くも地獄・戻るも地獄の道を「行く」決断をする。 その力強さたるや…圧倒されました。 ちょっとドラマティック過ぎるきらいがあって、少し…でしたが、次も楽しみで...

体力職場初の女性潜水士、被災者… 多くの負荷がかかる中で、失敗して、限界にも気付き、周りの様子も見え、でも立ち上がる。 行くも地獄・戻るも地獄の道を「行く」決断をする。 その力強さたるや…圧倒されました。 ちょっとドラマティック過ぎるきらいがあって、少し…でしたが、次も楽しみです♪

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2024/06/28

こちらも、私の尊敬するブク友の皆々様が読まれており、ポチった一冊。 海の教場がとても良くて、この本もブク友の皆さん大絶賛! 本当皆様良い本を探してこられるなぁ(*´꒳`*) 日本初、女性海上保安庁の潜水士を描いた物語。 愛の父親、正義も、兄の仁も海保の潜水士だった。 愛は東...

こちらも、私の尊敬するブク友の皆々様が読まれており、ポチった一冊。 海の教場がとても良くて、この本もブク友の皆さん大絶賛! 本当皆様良い本を探してこられるなぁ(*´꒳`*) 日本初、女性海上保安庁の潜水士を描いた物語。 愛の父親、正義も、兄の仁も海保の潜水士だった。 愛は東日本大震災で母親を亡くしていた。 愛の目の前で津波に飲み込まれたのだ。 父は愛を庇い、自分の所為で母親が亡くなったと仁に告げるのだが、それ以来仁は父親と話をしなくなる。 父親にも兄にも反対されていたのだが、愛は潜水士となり、最初の任務にあたる。 何かねー、愛の最初の失敗の時、女性であることの大変さ、辛さで頭の中がぶわっとなって、胸が潰れそうになった(ToT) もうそこからは怒涛のように物語が進む。読み出したら止まらない。 号泣とまではいかないが、最後のシーンはうるうるきてしまった。 しかし、海の物語は辛いですね(^◇^;) 息吸えないんだもん。 読んでるこっちが、感情移入し過ぎて窒息しそうになってしまう(^◇^;) そのくらい臨場感のある作品。 吉川英梨先生、いいな╰(*´︶`*)╯ また何かポチろう♪

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2024/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海猿に対して海蝶…本書では女性の海上保安官潜水士のこと。 震災で母を亡くしたトラウマを右手に抱えたまま女性初の潜水士となった忍海愛。初めて出た救難現場の要救助者が事件の発端となった。ここから一気にサスペンスに! 愛は、潜水士の中でも特殊救難隊である兄と共に、ベテラン潜水士の父の救助に向かう。読んでいて自分も息が苦しくなるほどだった。 最後に揃った正義仁愛。読後感よし!!

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2024/10/01

フォローさせていただいている方が読まれていて、興味をもった一冊。 吉川英梨さんの作品は何冊か読んでいるが、男社会で生きる女性を描くのが上手いと思う。受け入れる男性側の視点もしっかりと描き、差別ではなく、男女の難しさに対して、丁寧な文章。 触れにくい部分に触れていきながらも、筆力で...

フォローさせていただいている方が読まれていて、興味をもった一冊。 吉川英梨さんの作品は何冊か読んでいるが、男社会で生きる女性を描くのが上手いと思う。受け入れる男性側の視点もしっかりと描き、差別ではなく、男女の難しさに対して、丁寧な文章。 触れにくい部分に触れていきながらも、筆力で読者を惹きつける、吉川英梨さんに拍手。 海蝶は女性潜水士のことなのですが、私が調べたかぎり、今のところはいらっしゃらないようです。

Posted byブクログ