ふたご の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
初めの2章で心を掴まれ、かつて私が受けたいじめや重い足を引きずって登校した過去が思い出され、読むのに2週間以上かかってしまいました。 「頑張りたいのに頑張れない」そのことを最近友人から聞き、お互いに共有し合っていたのですごく私にとってタイムリーな話題でした。パニック障害や鬱のことは私にはわかりません。当事者ではないので分かるつもりになることも許されないと思います。当事者になったとしてもその人の苦しみを分かったフリをすることは許されないでしょう。 でもその生きづらさを共有する心強さや反対に理解されないもどかしさは少し自分と共通するものがありました。 最初は失恋を思い出して過去をゆっくり丁寧に思い出す小説だと思っていました。 でもそうではありませんでした。 恋愛小説と簡単にカテゴリ化してはいけないような気もします。 月島は分類したがる人を否定して、常識ひとつひとつを突き放している。それなのに結局は常識に苦しめられている。さおりさんがこういう話をかける人だからHabitが生まれたのかもしれないなぁとふと思いました。 ☆次に読んてほしい本 アントキノイノチ/さだまさし ふたつのしるし/宮下奈都
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切なくて重たい、産みの苦しみが続く感じ。ミュージシャンとして成功する人が一握りなら、きっとこれはノンフィクションに近いんだろうなと。セカオワの誕生でメンバーが語る話とリンクしている部分も多々あり、セカオワの物語かと想像しながら読みました。
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どうもセカイノオワリみたいな人たちだなぁ、と思っていたら本当に本人だった。いろんなエピソード、どこまで本物に近いのだろうなぁ。 文章は読みやすく、スラスラと読めました。
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痛くて苦しくて切なくて少し甘い。 書き手の感情が滲み出た結果、本になったような。 名もない男女の関係に少しずつ名前がついていく、変化していく2人が見ていて苦しかったし応援したくなった。 SEKAI NO OWARIがまた好きになった1冊でした
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セカオワのピアニスト作者に何となく惹かれて手に取った本。 読了までとても時間を要した。途中で時間も空いてしまった。 全体的に苦しくて、暗くて、切ない。私の苦手な雰囲気だったので、読む気が起きなかった。 何もかも乱してくる月島を憎く、それでも離れない夏子をもどかしく思ってしまった...
セカオワのピアニスト作者に何となく惹かれて手に取った本。 読了までとても時間を要した。途中で時間も空いてしまった。 全体的に苦しくて、暗くて、切ない。私の苦手な雰囲気だったので、読む気が起きなかった。 何もかも乱してくる月島を憎く、それでも離れない夏子をもどかしく思ってしまった。 ただ、宮下さん解説を読みなるほどなとも少し思った。藤崎さんの文章力があるから、私も「ふたご」の世界に身を投げ入れ、登場人物に感情移入したことは、藤崎さんの小説の力なのかもしれない。
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これは小説なのかな伝記なのかな?気付けばSEKAINOOWARIのメンバーたちが小説の中で話したり動いたりしていた。 こんなにも色んな感情を含む関係っていうのも存在するんだな… 個人的には闘病する月島に対する夏子の気持ちにとても共感。 この物語を読んでからまた曲を聴くと、情景が目...
これは小説なのかな伝記なのかな?気付けばSEKAINOOWARIのメンバーたちが小説の中で話したり動いたりしていた。 こんなにも色んな感情を含む関係っていうのも存在するんだな… 個人的には闘病する月島に対する夏子の気持ちにとても共感。 この物語を読んでからまた曲を聴くと、情景が目に浮かんで心にくる歌詞がたくさんあった。
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小説はあまり読まないのだが、セカオワのSaoriとしてではない作家としての沙織さんの表現に何度も食らわされた。ベースとなる内容が自分の人生に関係の無いものでも、かつてどこかで感じたことのある心持ちを言語化してくれる「小説」は我々にとって、ある種の救済であるのかもしれないと思った。...
小説はあまり読まないのだが、セカオワのSaoriとしてではない作家としての沙織さんの表現に何度も食らわされた。ベースとなる内容が自分の人生に関係の無いものでも、かつてどこかで感じたことのある心持ちを言語化してくれる「小説」は我々にとって、ある種の救済であるのかもしれないと思った。小説を手に取るという行為そのもののハードルを下げてくれた1冊。
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恋人ではない月島に振り回されそれでも離れられない関係、ADHDの人に対する感情(骨折してれば、盲腸なら分かりやすいのに)が丁寧にかかれている。主人公はこの後、ものすごく傷つくか疲れてボロボロになって離れてしまいそうだなと思った。全然ふたごではない。曲を産む苦しみ、ステージで観客と...
恋人ではない月島に振り回されそれでも離れられない関係、ADHDの人に対する感情(骨折してれば、盲腸なら分かりやすいのに)が丁寧にかかれている。主人公はこの後、ものすごく傷つくか疲れてボロボロになって離れてしまいそうだなと思った。全然ふたごではない。曲を産む苦しみ、ステージで観客と向き合う怖さ、その辺は現役ミュージシャンの経験だからこそ書けるものなのかも
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依存し合ってるのに、寄りすぎては壊れてしまう、だけどいつまでも離れることができない二人の不思議な関係に惹き込まれた。
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苦しく切ないラブストーリーです。読了後、Saoriさんのデビュー作で、かつ直木賞候補作でもあった事を知りました。 これはノンフィクション? と感じられるほど、夏子はSaoriさん、月島はFukaseさんといやでも重ね合わせてしまいます。 本を書くよう勧めたのがFukaseさ...
苦しく切ないラブストーリーです。読了後、Saoriさんのデビュー作で、かつ直木賞候補作でもあった事を知りました。 これはノンフィクション? と感じられるほど、夏子はSaoriさん、月島はFukaseさんといやでも重ね合わせてしまいます。 本を書くよう勧めたのがFukaseさんとの事ですが、お二人の関係性はタイトルのとおり、もう愛とか恋とかそんなの次元を超えた「ふたご」「ソウルメイト」の間柄なのかな?なーんて思ってしまいました。
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