ワイズカンパニー の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
骨太な一冊。 リーダーの主観や信念に基づき(パーパス的な話)つつ、社会に認められるには共通善を目指すべきという主張は納得性がある。一方で現実的な課題に向き合う必要があるということで、数々の実践すべきアドバイスがまとめられている。 多方面にアドバイスされており、読み手や状況によって響くところが違うと思うので少し間をおいて読むとよいかもしれない。 今の自分は自問自答を繰り返せ(フィードバックループ回す)、木と森を見よ(大局観)、基本に忠実にしつつ変化への適用(両利きの経営)といったところが印象的だった。 最後の一節(さぁ、本を閉じて行動を起こそう)が内容を総括しているとともに、長く分厚い本だからこそ、なおさら響く。
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SECIモデルをアップデートして、より深く暗黙知→形式知のプロセスについて論考したもの。 論考と言いながらシマノ、ホンダ、トヨタ、JAL、エーザイといった実例を下にSECIモデルの有効性を立証していて、血の通った理論が展開されている。 机上の空論ではない。血が通っている。
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SECIモデルで知られる名著『知識創造企業』の続編として、SECIスパイラルを提示している。SECUモデルは納得なのだが、スパイラルとして上に上がっていくためには社会善が必要というのが、もちろんそうあっては欲しいものの、論拠に納得いくものを感じられていない。一旦、途中でストップ。
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知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。 最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。 さてこれを今働いている...
知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。 最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。 さてこれを今働いている企業、組織にどう取り込んで行くか。そこが悩ましいところである。
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ベースが英語なので、ところどころ滑らかではないが、 日本企業の事例が豊富でわかりやすい。 やはり経営理念は大事。抽象的でも共通目的を従業員に理解させる効果がある。
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前著である「知識創造企業」の続編。25年を経てのアップデートとして、個人的には期待に応える内容だった。 前著ではサイクルを回すところまでを提示していたが、こちらではサイクルを回しながら発展させていくこともモデルの中に追加している。 前著は理論先行で実践に移しづらいところがあったと...
前著である「知識創造企業」の続編。25年を経てのアップデートとして、個人的には期待に応える内容だった。 前著ではサイクルを回すところまでを提示していたが、こちらではサイクルを回しながら発展させていくこともモデルの中に追加している。 前著は理論先行で実践に移しづらいところがあったところの反省からか、事例を紹介しながらその点を解消しようと試みている。(それでも実践に移すには難しいところはあるが…) 前著を読んだ上で、そちらが好きであれば続編としてこちらもオススメ。約500ページと長いので前著がハマらなければ辞めておいたほうが良いだろう。
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前著「知識創造企業」の続きで、前著で紹介したSECIモデルを発展させたSECIスパイラルについて、その軸となる共通善と実践を抽象化したフロネシスを中心に解説し、SECI行き詰まり症候群を打破するための6つのリーダーシップ実践について提案している。 事例が豊富でかつ25年前に出版さ...
前著「知識創造企業」の続きで、前著で紹介したSECIモデルを発展させたSECIスパイラルについて、その軸となる共通善と実践を抽象化したフロネシスを中心に解説し、SECI行き詰まり症候群を打破するための6つのリーダーシップ実践について提案している。 事例が豊富でかつ25年前に出版された前著と比べて新しくなっているのでより腹落ちしやすいのではないかと思う(JALの再建や東日本大地震のときの企業の実践などが事例として挙げられている)。 メインテーマでもあるワイズリーダーの理想が高すぎる気がするが、9章で述べられている自律分散型リーダーシップをもって相互補完するというのであれば納得できる。 一つ残念なこととしては後半の6章がSECI行き詰まり症候群への対策として挙げられているが、実際に対策を実行した事例がないこと。 とはいえ、事例が豊富でボリュームの割に読みやすく、前著から一貫してミドルマネージャの重要性を説いているため、今ここで自分から実践することの背中を押してくれる。
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難しい本であるが、具体例が多いため、理解はしやすい。企業の競争力の向上のためには、差別化、知識創造が必要である。二次元的に語られていた、知識総合が、知識実践として、三次元上に繰り返されることが大切と理解した。私の実践としては、日々の業務もそうだが、そういった場の提供に努めていく。
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知識から知恵へ、イノベーションから持続的イノベーションへ。 世界のビジネス界に多大な影響を与えた経営学の世界的名著『知識創造企業』の著者両氏による25年ぶりの続編。 イノベーションを起こし続ける企業の秘訣はどこにあるのか。企業が絶え間なく繰り返し、新しい知識を生み出し、組織全体...
知識から知恵へ、イノベーションから持続的イノベーションへ。 世界のビジネス界に多大な影響を与えた経営学の世界的名著『知識創造企業』の著者両氏による25年ぶりの続編。 イノベーションを起こし続ける企業の秘訣はどこにあるのか。企業が絶え間なく繰り返し、新しい知識を生み出し、組織全体に知識を広め、知識を行動に変えなくてはならない。そのためには、SECI(セキ)モデルで説き明かした「暗黙知」と「形式知」に加えて、「実践知」が不可欠である。 本書では、その知識を絶えざる実践を通じて知恵(wisdom)にまで高めることの重要性と、その知恵を獲得・活用するための方法を示した。実践を積み重ねていくと、実践知が得られる。なおも繰り返していくと、実践知が豊かになり、次第にスケールが大きくなる。企業の枠を超えて社会までも巻き込んでいく。こうした実践知を備えたリーダーを「ワイズリーダー(賢慮のリーダー)」、ワイズリーダーに率いられた企業を「ワイズカンパニー(賢慮の企業)」と呼んでいる。 本書では、学問を超えた理論と、著者が長年にわたって収集した多くの数多くの企業事例をもとに、イノベーションを起こしていくリーダーや企業を描き出し、デジタル時代の人間の生き方と経営を考える。
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第1部が特に良かった。読者への定着を狙ってか、第2部はエピソードの繰り返しが多かった。企業の社会的ポジションや、善や美について、論が展開されるが、引き合いに出されるエピソード(インタビューや公表されている情報)のいくつかは共感を持って受け止められなかった。実践者として取材対象とな...
第1部が特に良かった。読者への定着を狙ってか、第2部はエピソードの繰り返しが多かった。企業の社会的ポジションや、善や美について、論が展開されるが、引き合いに出されるエピソード(インタビューや公表されている情報)のいくつかは共感を持って受け止められなかった。実践者として取材対象となった企業のいくつかが、ブラック具合を報道されていたり、訴訟をかかえていたり、社会的な姿勢を批判されているので。マキャベリズムの話も出てくるけど、その手段を取ることで、社会的に理念を疑われる事態になるのであれば、それは上手くないのではないかと思った。
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