教養としてのお金とアート の商品レビュー
絵画とイラストレーションの違い、日本と海外のアートに対する価値観や経営マインド、経済や美術の歴史など、幅広い話題をわかりやすく、しかも脚注付きで対談しています。 そのせいか、話があっちこっち行ってしまうのですが、それもまた面白く、知っている単語や人物もたくさん出てくるので、とても...
絵画とイラストレーションの違い、日本と海外のアートに対する価値観や経営マインド、経済や美術の歴史など、幅広い話題をわかりやすく、しかも脚注付きで対談しています。 そのせいか、話があっちこっち行ってしまうのですが、それもまた面白く、知っている単語や人物もたくさん出てくるので、とても為になる楽しい一冊です。
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自分が学んできた会計と興味のあるアートの視点が交わるということで、ぜひ読まなくてはと思って手に取った書籍。ビジネスマンにアートが必要なだけではなく、アートにもビジネスの視点が大事。
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成
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教養としてのアートの理解の仕方がやっとわかった。本文中に出てくる作家の作品をネットで確認しながら読み進めるのがオススメ
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ちょっと難しくて、私の勉強不足でわからないこともあるけど、着眼点が面白くて、最後まで読み切れました。 アートと経済って、実はこんなに繋がっていたのかと驚きます。 今回難しかった所は、もう少し勉強してからもう一度読みたい本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コード(歴史的文脈における表現方法)とモード(時代とセンス) 世界の美術マーケット7兆円 44%アメリカ、イギリス21%、中国19%、日本7% 日本国家予算100兆円 興味(文化レベル)、お金(経済レベル)、買い方(目利き)が足りない アメリカ パブリック思考、 日本 プライベート思考 言語技術と共通の土台 保税倉庫 標準化(文明)から差異化(文化) 13世紀 ヨーロッパにアラビア文字 経済に金利の導入 簿記がイタリアからオランダ、イギリスへ 日本 江戸時代 数学を解く楽しみ KPIで楽しみや美しさが失われる キャッシュレスで日本人の暗算力が低下する? マイナスを△にしたのは書き換え防止のため 電子媒体は原価計算ができない 美術品の評価機構がない 会計の価額=価値 ポップアート 価格から価値を逆算 誰もが知っている素材を自分のコンテクストに引用 40代でもう一度とんでもないことができるのが天才 人生の後半で価値転換は大変だがチャンスでもある 日本人は長所を見つけるのが不得意 会計の公準 貨幣的評価の公準 継続企業の公準 企業実態の公準 なんでも金銭的評価するが、人間はバランスシートに載らない銭 日本の博物館は寺からの寄託作品が多い。 金銭のやり取りはないので貨幣的評価に影響がない。 資産 所有権ではなく、経済的利益を有するものに 誰かに依存していないか?継承する仕組みがあるのか? 美意識 「自分の人生を作品化しようとする志」 商品化と反対側のテンションが高い人のほうが化ける 芸術家の才能 これ以外のことはやることがないという自分を追い込む才能 トーナメントプロ=個人プレイヤーと レッスンプロ=教育者
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簿記や会計という視点からアートの歴史や現在について考察しているが、対談形式なので堅苦しくなく読み易い。
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本筋とは異なるかもしれないが、「初期教育の失敗」に関する箇所が印象的であった。 ・会計においては簿記、美術においては写生といった「作る」重視の教育が入口となっている ・一方、決算書や絵画を「観る」ことは疎かにされている ・「作る」と「観る」とは全く異なる行為である 自身を振り...
本筋とは異なるかもしれないが、「初期教育の失敗」に関する箇所が印象的であった。 ・会計においては簿記、美術においては写生といった「作る」重視の教育が入口となっている ・一方、決算書や絵画を「観る」ことは疎かにされている ・「作る」と「観る」とは全く異なる行為である 自身を振り返ると、小学生の時分、絵を描くことは苦手で気乗りしなかった。入口で躓いたがゆえに、「観る」に興味が湧くこともなく、30歳を過ぎてしまった。 今になってみれば、絵画を観ることには魅力を感じるが、憧れに近い感情である。全くスキルを持ち合わせていないからだ。 そこに適性がなければ即挫折しかねないという点で、一側面を過度に重視した初期教育はとてもったいない。 と文句を言っても始まらないので、自助努力で絵画を「観る」ことを楽しめるようになりたいと思った。遅すぎるということはないだろう。 (flierでのみ読了)
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ビジネスでもアートでも、作り手がいくらものづくりに情熱を注いで労力をかけたところで、第三者がその価値を認めなければ価格がつかず、社会と接点を持つことはない。普段はアートに縁遠いという方であっても、本書で紹介されているような「お金」という切り口からアートを見れば、その見方が変わるか...
ビジネスでもアートでも、作り手がいくらものづくりに情熱を注いで労力をかけたところで、第三者がその価値を認めなければ価格がつかず、社会と接点を持つことはない。普段はアートに縁遠いという方であっても、本書で紹介されているような「お金」という切り口からアートを見れば、その見方が変わるかもしれない。古今東西のトリビアが満載の本書から、美術を見る目を養ってみてはいかがだろうか。 この本を読んで価値について考えさせられた。 第三者に認められて初めて、価値が価格になる。 努力をしても、人に認められなければ、自己満足で終わるのだ。ただ、価値は商品だけではなく、作った人の人間性や信頼できるかどうか、身だしなみ、賢さなど、総合的に判断されることも多い。そこがまた世の中の面白くもあり、ズルいところかも知れない。
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自分の人生を作品として見ることができる感覚。 作品として生きる。 努力に美しさがなければならない。 誰かに見られて恥ずかしくないように毎日を過ごす。 楽市楽座はお寺や神社で開かれていた。それは「神様仏様がお前たちの商売を見ているんだよ」ということ。 そんな人になりたい。
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