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半沢直樹 アルルカンと道化師 の商品レビュー

4.3

321件のお客様レビュー

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    133

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/09/24

本書は、「半沢直樹」シリーズの一冊目『オレたちバブル入行組』より前を描いた作品。主役の半沢直樹はもちろん、浅野支店長をはじめとした東京中央銀行大阪西支店の面々、親友渡真利などお馴染みのメンバーが登場する。 半沢が老舗出版社に隠された謎を解いていくのと合わせて、行内の悪玉を倒してい...

本書は、「半沢直樹」シリーズの一冊目『オレたちバブル入行組』より前を描いた作品。主役の半沢直樹はもちろん、浅野支店長をはじめとした東京中央銀行大阪西支店の面々、親友渡真利などお馴染みのメンバーが登場する。 半沢が老舗出版社に隠された謎を解いていくのと合わせて、行内の悪玉を倒していく様は半沢直樹シリーズの痛快さそのもの。休日1日で読み終えてしまった。

Posted byブクログ

2023/09/27

あの大ヒットしたTVドラマを経ての新作のせいか、作者の池井戸さんも、半沢直樹を堺雅人さんで宛て書きしている感じが見えます。あ、それはイカン、と言う事のではありません。 小説が映像化された後に書かれる新作になると、キャラクターが映像版に引っ張られるのかな?とも思う事があります

Posted byブクログ

2023/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

半沢直樹シリーズはドラマがメインだったのだが、友人が貸してくれるというので順番無視で読み始めた。ドラマでの関係性が少し思い描けていたので、一気に読めた。 そして、最後の最後でやっと明かされるネタもあり、これが癖になるのだ。シリーズ物は読み続けるのが大変ではあるが。 翁の言葉が非常に残った。世の中の人のために生きるといままでにない心の豊かさがあった。自分のためでなく他人のために何かするというのは、金では買えない幸せ。その通りだと思ったし、それに対して「当たり前のことをしただけだ」という半沢も素晴らしい。

Posted byブクログ

2023/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの半沢直樹シリーズ 第5弾。2020年発行。 これまでの取引額がケタ違いに飛び抜けていったり、取引先も大きな企業、買収、政治がらみ…といったド派手さはない。 それでも、人間の憂いや真っ当に生きることの難しさを感じる作品だった。 100年続く会社の存続、老舗のプライド、絵画にかけた若者、日本を下支えしてきた下町のおじさん社長たち、そういう人たちの人生の一片が見えた。 本作のなかで、アルルカンとは、 「ピエロとともに伝統的なイタリア喜劇に登場するキャラクターである。ずる賢いアルルカンと純粋なピエロの対比は、画家たちが好んで取り上げるテーマのひとつになっている。」とある。 まさに作品中にアルルカンとピエロが登場する。 悲しき運命を背負った者たち。でもそこには友情で結ばれた成功があった。 もうひとつのアルルカンとピエロは、我らが半沢と対峙する行員たちである。 銀行の業績だけ、行内政治のため、保身のために右往左往する輩が今回もたっぷり。 純粋なピエロは理想と信念をかかえて奔放する。 でもそこは半沢直樹。 倍返しや!(…大阪西支店なので勝手に関西弁にしてみた) 落とし所は手を抜かない。 ズラリと並んだ行員たちのなかで、一人舞台を立ち回る圧巻の画が頭にうかぶ。 これはぜひスペシャルドラマでお願いしたい! 勧善懲悪。 人生こんなに上手くいかないし、人はたやすく変わる、裏切り者も多い。 それでも小説のなかではスッキリさせてくれる。 今回は花ちゃん(半沢の妻)登場。 年齢を重ねてもズバッと核心をつく切れ味がいい。 息子もとうとうセリフデビュー。 まだまだ続いてほしいシリーズだ。

Posted byブクログ

2024/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このシリーズは登場人物の善悪がはっきりしており、悪役が本当に憎たらしく描かれており半沢がやり込め、読者がすっきりするように出来ている。 会社員にとって上司は選べるものではないのであれだけ勝手な上司や本部役員がいると身体がいくつあっても足りないがそれを切り抜ける半沢の強さは素直に応援したくなる。 現実はそんなに上手くいかない事は皆分かっているが、人と人の繋がりを大切に自分の信念を曲げずに使命を全うするからこそ半沢を応援してしまうのだろう。

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2023/08/10

Audible読了 半沢さんの新作!ワクワクしかない。 と思ったら、えっ?課長時代に逆戻り?島耕作的な巻き戻し型スピンオフなの。 さらにストーリーの味付けが、これまでとは明らかに違う。なんか感動系が混ざってる。これは…ハヤブサ消防団につながる作風の変化なのか?とか、またもや斜に...

Audible読了 半沢さんの新作!ワクワクしかない。 と思ったら、えっ?課長時代に逆戻り?島耕作的な巻き戻し型スピンオフなの。 さらにストーリーの味付けが、これまでとは明らかに違う。なんか感動系が混ざってる。これは…ハヤブサ消防団につながる作風の変化なのか?とか、またもや斜に構えて読んでしまった。 ── この視界の中に、無数のサラリーマンとその人生が存在し、営みがある。現代社会というラッピングが施されていても、この世の本質は未だ弱肉強食の世界であり、共生など程遠い。いつもは従順に規律を守るサラリーマンも、戦うべき時に戦わねば葬り去られる時がある。 半沢さんが戦う姿は健在。倍返しの裏には、きっと人の4倍の努力が存在する。物事の本質を射抜くには、並々ならぬ決意が必要なのだろう。上辺だけの理解は、何もしないのと同じだ。 戦う、勝つ。貪欲に求めることを、この作品は教えてくれる。 とはいっても、1000人の行員を前にして上司を糾弾するのは、無理だなぁ。 ──パンと絵の具のどちらかを選ぶとしたら、君ならばどちらにする。 パンです。(意識低い系男子)

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2023/08/06

今更ながら改めて読んでみたが池井戸ワールドに引き込まれてしまい一気に読破 最後の倍返しは足らないくらいだが爽快そのもの 暑くて敵わないこの夏の読書にピッタリの楽しい時を過ごせる作品

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2023/07/08

面白かったー さすが「現代版 遠山の金さん」 狡猾なアルルカンと純粋なピエロ、名もなき道化師 池井戸潤の才能を感じる一作 文末の「謝辞」もカッコいい

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2023/07/02

半沢直樹の過去の物語。 過去の物語を描くと辻褄が合わないなって感じる事があったりするけど、さすがは池井戸先生。 しかも現実的にありそうな話で、ぐいぐい引き込まれる。池井戸先生の作品らしからぬミステリーっぽい内容もあって新鮮さも感じた。

Posted byブクログ

2023/06/25

わかりやすい謎解きとサラリーマン事情。 サラリーマンで一番面白い時代なのかもね、課長って。課長島耕作とか。読んでないけど。 半沢シリーズも頭取とか新入社員とかいけるか。 ドラマで渡真利が好きだったから、割りと頻繁に登場して嬉しかったです。 またドラマやって欲しいな〜映画でも〜

Posted byブクログ