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もう、聞こえない の商品レビュー

3.7

96件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2021/03/09

久しぶりの誉田作品。皆さんのレビューを読んで興味を引かれた。 傷害致死事件を起こした中西雪実は取り調べで『女の人の声が聞こえる』と言い始める。担当刑事の武脇は精神鑑定案件か?と身構える。 だがその後は親友が殺された事件を十四年振りに調べる寺田真由という女性の話が延々続く。 読み...

久しぶりの誉田作品。皆さんのレビューを読んで興味を引かれた。 傷害致死事件を起こした中西雪実は取り調べで『女の人の声が聞こえる』と言い始める。担当刑事の武脇は精神鑑定案件か?と身構える。 だがその後は親友が殺された事件を十四年振りに調べる寺田真由という女性の話が延々続く。 読み進めるうちに直ぐ『女の人の声』と真由の繋がり、さらに真由と雪実の繋がりは見えてくる。となると、雪実が起こした事件の構図は?と想像を巡らしていく。 ホラー? シリアス? と思いきや、時折コミカルな語りを入れてきたり、キャラクターも重すぎず軽快に読めた。三人も殺されていて、どれも暴走しなければ起こらなかったことでは?とも思うのだが、サクッと殺される辺り、誉田さんらしい。 気になって調べたら、武脇とコンビを組む菊田梓は姫川班の菊田の妻らしい。こうやってちょこちょこ姫川シリーズとの絡みを入れてくるのがニクい。 事件の構図については作家さんの仕掛けにより全ては分からなかったが、予想していたような皮肉なものでなくて良かった。 だが雪実の『声が聞こえる』という証言を武脇ら警察がどう受け止めてくれるのか、そこが気になっていたがここにも思わぬ展開が待っていた。 結果武脇はどういう調書を書き上げたのだろう。 終章からすると、タイトルは違うような。 久しぶりの誉田作品、楽しめた。

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2021/02/17

オカルト系か?と思ったけど中盤で読者に対する登場人物のミスリードを種明かししたのが巧み。ここから一気に引き込まれた。3人も死んでいる割にはほんわかした感じで読了。

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2021/02/13

出版社に勤める女性が友人の死の真相を追うお話。 誉田氏でこちらのタイトルでしかもこの表紙とくればギッタンギッタンのドロドロのバキバキの血みどろの・・・・ と思って手に取る方も多いかと思いますが、本作はコメディですね。 ああ~こんな雰囲気の作品も作れてしまうのですね、と楽しませて...

出版社に勤める女性が友人の死の真相を追うお話。 誉田氏でこちらのタイトルでしかもこの表紙とくればギッタンギッタンのドロドロのバキバキの血みどろの・・・・ と思って手に取る方も多いかと思いますが、本作はコメディですね。 ああ~こんな雰囲気の作品も作れてしまうのですね、と楽しませてくれる一冊となっております。 グロテスクなのは苦手だけど誉田氏の作品が読みたいという方にはおススメ。

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2021/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もう聞こえない、、、、聞こえてるじゃないかーい!ホラーミステリーと言えば良いのかな。ホラーとミステリーの両方を得意とする筆者ならではの作品。とても丁寧に描かれていて登場人物それぞれの個性をしっかり描写しているのですごく引き込まれた。とくに真由と雪美のやりとりは笑いあり、泣きあり、更に切なさなもあり楽しませてもらった。誉田臭全開の傑作でした!

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2021/02/04

エンターテイメントとして、とても面白かった。第一印象、グリグリの警察小説と想像していました。が、いい意味で裏切られました。 これはこれであり、面白かった。3.6

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2021/01/30

いつもの誉田哲也氏のミステリーのグロい系ではないけど面白かった!よくテレビで未解決事件を霊能者が死者かと交信して解決する!みたいテイスト。現実でもこんな事ができるのならどんなにいいか!!

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2021/01/26

タイトルも内容も重みのある 作品なのにさらりと面白く描いている これは私的には傑作です タラレバですが 犯罪ってほんと一瞬の感情で 起こりそれによる連鎖も一瞬の感情で 加速するもの 『知ろうとすることが罪』この言葉に ぐっときました

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2021/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作家さんはハードに違いないとかまえて読んだのですが… 雰囲気 軽かった 笑 最後もコメディ⁈って 何人も亡くなっているのだけれど不思議。 だけどこの展開、嫌いじゃないです。むしろ今は好き。 ドラマ化しても面白そうだと思いました。

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2021/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラーよりかと思ったら違った。事件は悲惨なのに、語り口に悲壮さがなく読みやすい。「彼女」のしたたかさやたくましさに舌を巻く。

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2021/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 いつものようにバラバラの構成から、一つの流れが出来ていく。今回は、そこに脱力系の流れもハマっているか。  そうかぁ、菊田の奥さんは、こんな人だったのか。  ところで、いつ姫川は出てくるのだ?  ってそういう話ではなかったのか。  

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