トラウマによる解離からの回復 の商品レビュー
自分は別に解離してないんだよな〜と思いつつも本のタイトルが気になり購入しました。個人的には買ってよかった、出会えて良かった本です。 「誰もが人生の痛みとして抱えているもの」と思っていたことは、実は自分の人生の中の傷が癒えていないことを改めて発見できました。そして、本の中に出てくる...
自分は別に解離してないんだよな〜と思いつつも本のタイトルが気になり購入しました。個人的には買ってよかった、出会えて良かった本です。 「誰もが人生の痛みとして抱えているもの」と思っていたことは、実は自分の人生の中の傷が癒えていないことを改めて発見できました。そして、本の中に出てくるクライアントへ、著者がやさしい言葉をかけることを通じて自分の心に絆創膏をやさしく貼ってもらった気持ちになりました。 言語化できないと思っていた痛みを、受け止めてくれたと思えた本です。折に触れて精神的にしんどい時に読み返す、お守りのような本になるかなと思っています。
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読書メーターの他の人のコメントから引用:多くの方は「親から与えられなかった健全な愛を今さら与えてくれる人はそういない」と薄々気づいていると思いますが、だからこそ「自分で自分(のパーツたち)を愛する」ことで回復を目指すことが役立つと思います。
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トラウマ によってパーツが暴走 怒り、逃げる、凍りつく、服従、愛着 これらが自己を守る為に強くなりすぎ パーツと自己がブレンド化してしまう 全てのパーツは自分を守る為にしたこと 悪人も善人もいない(パーツ) パーツと対話して、どのパーツも置き去りにせず 非ブレンド化 して 自己のバランスを取り戻す っというもの 多重人格のように パーツとして外在化してどれも自己を守る役割があって存在したけれど、暴走してるのを対話により中庸の形へと導く対処法をカウンセラーと見つけていくって形 そして自分でそれをできるようにする 過去の幼い自分が自己を乗っ取ってブレンド化 それをうまく安心させる方法を自己との対話やパーツとの対話で見つけていく そう考えると人間の中は時間も空間も年齢も超えているんだな、と 難しいけど、自分も幼い子どもが乗っ取って困っているのでこの方法で自分でうまくやっていけたら、と思う
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トラウマ的な出来事を経て苦しさ、生きづらさを感じている状況の方を「ダメージを負い損なわれてしまった。誤学習から不適応を起こしている」という捉え方ではなく「その時点で自分自身が対処しうる方略を持って生き抜いてきた」と捉える事は、それ自体救われるものだと感じた。 そしてそれは言葉選び...
トラウマ的な出来事を経て苦しさ、生きづらさを感じている状況の方を「ダメージを負い損なわれてしまった。誤学習から不適応を起こしている」という捉え方ではなく「その時点で自分自身が対処しうる方略を持って生き抜いてきた」と捉える事は、それ自体救われるものだと感じた。 そしてそれは言葉選び的な単なる言い換えではなく、生き抜いた人が目の前にいるのだから本当にそうなのだと思う。 また2000年に入ってからの研究で、生育していく中で自然と獲得された安定型愛着と、後になりこうした取り組みやセラピーで獲得した安定型愛着でほとんど区別がつかないと判断されつつある事も希望になる事と感じた。 他の書籍も読んでいきたい。
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