韓国社会の現在 の商品レビュー
近いようで遠い国韓国。想像を超えて家長制度が根強いのと学歴社会でプレッシャーが強い。 変革はすごいスピード感。日本と同じような問題を抱えているけど日本と韓国は今後どうなるかな。韓国は日本と違って隠蔽とか権力者の身勝手な行動を絶対に許さないという気概があるから変化も早いんだなと思っ...
近いようで遠い国韓国。想像を超えて家長制度が根強いのと学歴社会でプレッシャーが強い。 変革はすごいスピード感。日本と同じような問題を抱えているけど日本と韓国は今後どうなるかな。韓国は日本と違って隠蔽とか権力者の身勝手な行動を絶対に許さないという気概があるから変化も早いんだなと思ってる。
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もう3年くらい前の韓国の状況だが、デジタル化や英語教育など日本よりも先駆けて力を入れた結果の負の部分も知ることができて興味深かった。あと、韓国人はとにかく結果を急ぎ、頭が変わると前のものはすべて無くして新しいものを始める政治体制なんだなということがよく分かった。
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●ヘル朝鮮とは上手く言ったもので、状況を知れば知るほど絶望感に襲われる…これが将来の日本の姿か… ●どうかんがえても韓国も日本も出生率は回復しないし、当面は減少していくしかない国家なんだろうな… ●その中でいかに自分が満足できる人生を歩むのか、真剣に考えないといけないと痛感させら...
●ヘル朝鮮とは上手く言ったもので、状況を知れば知るほど絶望感に襲われる…これが将来の日本の姿か… ●どうかんがえても韓国も日本も出生率は回復しないし、当面は減少していくしかない国家なんだろうな… ●その中でいかに自分が満足できる人生を歩むのか、真剣に考えないといけないと痛感させられた ●イソップ童話ではないが、より酷い状況を見せつけられて、まあまだうちはましかと思わされてるのがまたマズイ…
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韓国のデジタル化の真の姿を知りたいと読みました。第三章を目当てに。 この章を一冊の本にしてより詳細に解説した本を望みたい。 全般に韓国を否定する立場で書かれているのが強く気になりました。日本との比較もそのようなバイアスの上で書いているので「これは当たらないな」と感じるところ多い。
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エンタメやデジタル化で先んでた韓国の、負の部分も含めた今を知ることができる良書。映画・ドラマで何となく気付いていた格差や少子高齢化は、想像以上に深刻だ。良くも悪くも政策のダイナミックかつスピーディーな実現と、短いスパンの政権交代で日本が追随すべき点と、明日は我が身と恐怖の部分が見...
エンタメやデジタル化で先んでた韓国の、負の部分も含めた今を知ることができる良書。映画・ドラマで何となく気付いていた格差や少子高齢化は、想像以上に深刻だ。良くも悪くも政策のダイナミックかつスピーディーな実現と、短いスパンの政権交代で日本が追随すべき点と、明日は我が身と恐怖の部分が見えてくる。これを読んで政治家もすぐに着手すべき事を考えて欲しい。もちろん我々も。
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すごく丁寧に韓国社会の今の姿として、世代間、男女間、社会保障や教育まで、幅広い分野における格差の現状をまとめた一冊。 一見淡々と書かれているように見えますが、なんと言うのか、ステレオタイプな見方にならないよう、様々な切り口からまとめているのが、好感が持てました。
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日本と同じく、いやそれ以上のスピード感で少子高齢化が進んでいる韓国。若者の失業率も高く、年金制度の開始が1988年とわりと最近であることもあって中高年の貧困も深刻という嫌韓派がそれみたことかと快哉を上げそうな状況の韓国。そんな韓国のこうした問題に関する政策や社会の動きについて、長...
日本と同じく、いやそれ以上のスピード感で少子高齢化が進んでいる韓国。若者の失業率も高く、年金制度の開始が1988年とわりと最近であることもあって中高年の貧困も深刻という嫌韓派がそれみたことかと快哉を上げそうな状況の韓国。そんな韓国のこうした問題に関する政策や社会の動きについて、長らく韓国を研究してきた著者が解説してくれる。出たのが至近なこともあって情報としての新しさという点も価値あり。 著者は共通の問題を抱えている日韓がお互いの経験や試みを知ることで、有益な政策や取り組みがなされるのではないかと述べる。そう、確かに日本で評判の悪い政策がすでに韓国で行われていたような例があるんだね。例えば、少子化対策といいながら女性の働き手を増やす動きと連動させたばかりにどっちつかずになったり、新しい英語の試験制度を大学入試と組み合わせようとしたばかりに頓挫したとか。日本でこういう取り組みをした人たちは、韓国の前例を知らなかったのだろうか。あるいは、知ってて改良したけどそれでもうまくいかなかったのか。あるいは、日本ならうまくいくと驕っていたのかな。 国の規模や地勢的にも厳しく、また時代背景とかいろんな要素が絡まって大変な韓国だけど、一方で政策は面白いもの、進歩的なものも多い。女性省を設けてそこが主導しての女性向けの政策だったり、住民番号制度の活用なんかは、個人情報を国に握られる懸念をおして余りある利便性を日本のマイナンバーと比較すると面白い。女性議員輩出のためのクオーター制や女性企業者や女性研究者への支援なんかも、遅々として進まない日本に比べ韓国は2000年代前半には実施されている。まず動きだし動きながら考えたり問題に合わせた修正がなされていくという、いろんな面で思わされるダイナミック・コリアな感じがこうした動きにも表れていることを実感。 成果が出ないものもあるし、一期制の大統領が変わるたびに方向性が変わるといった一定の弊害はあるものの、それでも韓国の政治・政策は前を目指して歩みを進めている。人々が政治への関心高く声を挙げていくお国柄が政治を進歩させるってことか。
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韓国については漠然と外需の国である、少子化が猛烈に進んでいるなどのイメージがあったが、具体的に今の韓国がどのような状況にあるのかを端的に教えてくれる一冊だった。 本書に書かれている韓国の現状はあくまで韓国の話であるはずなのに、そのまま主語が日本に置き換えられていても気が付か...
韓国については漠然と外需の国である、少子化が猛烈に進んでいるなどのイメージがあったが、具体的に今の韓国がどのような状況にあるのかを端的に教えてくれる一冊だった。 本書に書かれている韓国の現状はあくまで韓国の話であるはずなのに、そのまま主語が日本に置き換えられていても気が付かないのではないか、と思うほどに共通点がある。少子化や高齢者の貧困等は日本の先を進んでいるため、日本が将来的に辿るかもしれない未来と言ってもよい。 日本との違いというか、韓国の特徴というか、あらゆる社会問題に対してかなり大胆な政策がスピーディに実行されていることに驚く。それは大統領に再任制度がないため任期中に結果を出さなければならないという物理的な焦りもあって、十分に検証されないままに実行されてしまった政策もあることは否めないが、何事もスピード感に欠ける日本に生きる身としては少し良いなと思う面もあった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
社会問題に関して、韓国は日本の数年遅れで直面化しているものと思っていたが、今や日本の不安な未来を先取りしている面もある。 ・合計特殊出生率は0.98で、OECD加盟国で唯一1を切っている。平均初婚年齢も日本を1−2年越え夫33.4歳、妻30.6歳。未婚率も日本より数%高い。結婚の1割は国際結婚で、その8割は韓国人の夫と外国人(中国とベトナムで8割)の組み合わせ。 ・近代化が急すぎて、高齢者の6割は無年金のままで、65歳以上の相対的貧困率は43%にも達しており高齢者の自殺率は著しく高い。にも関わらず社会保障のGDP比は11%(日本は22%、OECD加盟国平均は20%) 著者の見立てでは今後20年ほどすると世代間の対立が鮮明になり、大きな政治的変化も予想されるという。 ・教育面でも3月入学(日本統治時代の4月入学が、米国によって9月になったものの、厳寒期を休みにして冬の暖房費を節約するため3月になった)を9月にしようという構想が何度も議論されてきたが現状のままでも海外への留学に師匠が出ていないことと夏休みが長くなることで教育格差が買う台するという声が大きく頓挫している。コロナ禍での議論もあったが文在寅大統領が否定的な立場を示し、論争にブレーキがかけられた。
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