性格とは何か の商品レビュー

小塩真司(著者)

2020/11/14

性格あたりの分野は、アカデミックな議論がないがしろになりがちだが、こちらは専門家のレビュー付きなので、有用。
また話のねたにつかわせていただきます。

2020/10/18

性格は歳とともに変わる。勤勉な人の方がコミニュケーション能力が高い人より社会で成功する。内向的な性格から外向的な性格へ、訓練すれば変えられる。

2020/09/20

ビックファイブによる性格の分類
・外向性
・神経症傾向
・開放性
・協調性
・勤勉性

勤勉性が高い人は長生きしやすい。欲情を我慢することが快感となり、ストレスを感じることなく健康に生きてくるからかもしれないという。
協調性においては男性よりも女性の方が高いのは、老後のコミュニティやご近所さんの繋がりを見ても納得する部分もあります。
また学生時代まで神経症傾向に男女差がないが、社会に出てから拡がるのも、まだまたま男社会な部分があるのだなと納得したり。

住む場所、交遊関係、家族のあり方が性格を形作っていくと思うと、普段から意識して行動することは大切。

2020/09/13

2020.9.6 86
私たちの人生はこれまでの過去と同じようにこれからも変化が生じていくものである。
一方でこれまでに起きたような変化が将来に起きるとあまり考えない傾向にある歴史の終わり幻想と呼んでいる。
勤勉性の高さに基づいて計画を立ててきっちりと仕事をこなすことも神経症傾向が強く早く仕事をこなさないと不安だと言う動機付けによって課題の締め切りを守ることもその行動だけを客観的に見れば同じ効果をもたらしている。しかし背後にある動機付けは大きく異なる。

2020/09/10

性格は何歳で完成するのか？子供の頃の性格は大人になっても受け継がれるのか？性格は変わっていくのか？性格は遺伝するのか？
などの疑問にできるだけ研究に基づきながら答えていくことをしているもの。

2020/09/08

歳をとると人はどう変わるか。住む場所や時代の影響は。男女の違いとは。成功できる性格はあるのか。人生を過ごしやすくするために。

2020/09/05

性格について論じた本。性格の年齢差、地域差、男女差に関するさまざまな言説や、結婚相手や職業選択といった人生の決断と性格との関連など多くの観点から性格を論じている。ふと「性格が〜」と言ってしまう場面に対して、研究を提示して実証していくのがとても興味深かった。１冊を通して何か結論に向かっていくというスタイルではなく、性格に関するさまざまな研究をまとめた辞典的な本である。

2020/08/25

何となく感じている性格に関する知識が、改めてデータを用いて実証されている。性格の完成については意外な結果で、人はある程度の年齢になると性格は変えられないんだろうな、と思っていたが、意識や習慣によってゆるやかに成長し続けると聞き希望が持てた。ただ、結局のところ「人による」というのが結論で、絶対は存在しないとのこと。

どのような性格であっても、風土や環境によってのびのびと暮らせる可能性があるのであれば、自分の心惹かれる方を素直に選択していく重要性を感じた。人生のビッグイベントを経て、私も少しずつ成長していきたいものだ。