1は赤い。そして世界は緑と青でできている の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ニューロダイバーシティ、脳って思ったより一人一人違うんじゃないかなー、とあらためて思いました。 著者は文字に色がついているタイプ。色覚共感覚。 本書は、専門的に深く書かれているわけではなく、一色覚共感覚者としてどういう風に感じるのか、経験してきたのか、を綴られていてとても気軽に読める本になっています。 共感覚。一つのインプットから他の情報も連動してインプットされる。文字と色、や、味と形、など。 私も数年前までこのようなカテゴリー化がなされていることを知りませんでした。 先天的なのか、後天的なのか、そこも本書ではふわっと書かれていますが、 条件反射、みたいな部分もあるような気もしました。 それが幼いころに刷り込まれるきっかけなどがあれば、そうなるのかもしれない。 空間思考者についての本を依然読みましたが、それぞれの持っている脳の特徴によって、そのような条件付けがなされる傾向にある人や、他の分野や領域で脳の発達に特徴的な部分を持つようになる人など、 本当にそれぞれな気がしました。 著者として、この共感覚を持っていると知った時の自身への特別感、誇りを共有されています。 みんなそれぞれユニークで特別なのだと思いますが、 自分のことについて理解を深めることで、個々人か自分の人生の価値を感じられたらいいなーと、勝手ながら思ったりも。 過去を振り返る部分が多かったですが、 自分の脳の特徴を知ることで、その特徴を活かしてどう生きるかは、自分自身にとっての豊かさを充実させて生きるヒントになると思うので、未来志向で考えていきたいと思いました。 数字や文字、月や曜日になんとなくある色。 それを楽しむ余裕もあるといい。
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文字に色が見える共感覚をもつ大学生の手記。共感覚ゆえに苦労したことと、色字の感覚に誇りを持つ様子がやわらかい言葉で綴られていた。 感覚を説明するのは難しいだろうに、丁寧に言葉を連ねていて、読むのが心地良い。 匿名の他人を説明する時に「飴色の名前の先生」というように書かれていたのが...
文字に色が見える共感覚をもつ大学生の手記。共感覚ゆえに苦労したことと、色字の感覚に誇りを持つ様子がやわらかい言葉で綴られていた。 感覚を説明するのは難しいだろうに、丁寧に言葉を連ねていて、読むのが心地良い。 匿名の他人を説明する時に「飴色の名前の先生」というように書かれていたのが特に素敵。これは著者の共感覚がなくては出てこない表現だ。
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自分が当たり前だと思っていることを疑うのは難しいことなのだと実感させられた1冊だった。 共感覚。 聞いたことはあったけれどどんなものか知らなかった。 いろんなタイプの人がいるみたいだけれど、著者は数字や文字が色で見える。文字がその色に見えるというか、頭の中に浮かんでくる感じらし...
自分が当たり前だと思っていることを疑うのは難しいことなのだと実感させられた1冊だった。 共感覚。 聞いたことはあったけれどどんなものか知らなかった。 いろんなタイプの人がいるみたいだけれど、著者は数字や文字が色で見える。文字がその色に見えるというか、頭の中に浮かんでくる感じらしい。 共感覚を持っていない人も含めて、みんな人それぞれ違う世界が広がっているのだろうなと思うととても興味深い。 もしかしたら自分が当たり前だと思っている感覚が他の人にとっては当たり前ではないかもしれない。 周りの人の著者への質問が少し不快だった。自分と違う世界に興味があるのは分かるけれど、共感覚が病気なのかを本人に聞くのは失礼だと思う。
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人と違うことに気づくことが難しいということをこの本から学んだ。共感覚の存在は知っていたが、本人がネタバラシ的に書かれているのは今回が初めて。こういうことは信頼できる大人が必要だったことを思うと、打ち明けられない多くの人は、せめて、この本を手にとってほしい。 でも、共感覚でも、い...
人と違うことに気づくことが難しいということをこの本から学んだ。共感覚の存在は知っていたが、本人がネタバラシ的に書かれているのは今回が初めて。こういうことは信頼できる大人が必要だったことを思うと、打ち明けられない多くの人は、せめて、この本を手にとってほしい。 でも、共感覚でも、いろいろあるようだし、よくわからないところも多い。理解できない。ネーゲルの「コウモリであるとはどのようなことか?」などが参考になるだろうか。むしろ、みんな違う感覚をもっていることの確率の方が高くないか? しかし、それでも、こうした事例は興味深いと思う。さて、著者は誇らしく思うとあったが、どちらが通常とか、あるのか?野矢茂樹『哲学の謎』では、異例と異常を区別していた。著者はきっと異例の方だと思う。でも、異常でないことは確かだが、通常でもないと思う。だけど、多数か少数かの違いなのだろうか。自分がたまたま少数にいたら、そっちの方が当たり前だし、通常でさえあるのではないか。現に見えているのだから。 みんな違ってみんないい、というのは難しいところだと思う。
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共感覚の本だろうと思い、借りて読んでみました。 そして、確かに共感覚の本でした。 しかし、何かが物足りず、違和感のようなものを引きずったまま、読了。 おそらく、もっと客観的な記述を期待していたのだと思うのですが、かなり主観的な内容な印象を受けました。 自分としては、共感覚が起こ...
共感覚の本だろうと思い、借りて読んでみました。 そして、確かに共感覚の本でした。 しかし、何かが物足りず、違和感のようなものを引きずったまま、読了。 おそらく、もっと客観的な記述を期待していたのだと思うのですが、かなり主観的な内容な印象を受けました。 自分としては、共感覚が起こる仕組みや理由やきっかけに関する記述を、もっと期待していたのだと思います。 それらについては、未知のことがまだまだ多いとしても。 ただ、著者は、まだ大学生ということもあり、共感覚を持っているとはいえ、そこまでの記述を期待するのは酷なのかもしれません。 とりあえず、共感覚をもつ人の話、という意味では、参考にはなりました。
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自分が基本で、自分中心にモノを見てしまう そして、みんなも同じに見えている。と、思いがちな私、小学生の時、色盲の友達がいて茶色と緑が逆に見えると言われ、しばらく頭をかかえて考えたはずだったのに…。 多様性?いろんな人がいる。 優劣じゃなくて、相手を認めてお互いが生きやすい世界が...
自分が基本で、自分中心にモノを見てしまう そして、みんなも同じに見えている。と、思いがちな私、小学生の時、色盲の友達がいて茶色と緑が逆に見えると言われ、しばらく頭をかかえて考えたはずだったのに…。 多様性?いろんな人がいる。 優劣じゃなくて、相手を認めてお互いが生きやすい世界が良いなあ。 キリンさんから見たら、人って首短い❗ って思ってるよね。 ゾウさんから見たら、人って鼻短か❗ って思ってるよね。 子供達は、軽々と世界を多方面から見られていたんだなあ~。
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こんなことで本出せちゃうんだ! 私も字に色がついてるが 著者と全く違うので、巻頭の表が 気持ち悪くて… 末妹も共感覚あるが色が違うし、 人それぞれだよな〜。 勉強したらロシア語にも色ついたが タイ語とかは読めないから色がない。 私は大人になって本で知ったし、 特にエピソードないけ...
こんなことで本出せちゃうんだ! 私も字に色がついてるが 著者と全く違うので、巻頭の表が 気持ち悪くて… 末妹も共感覚あるが色が違うし、 人それぞれだよな〜。 勉強したらロシア語にも色ついたが タイ語とかは読めないから色がない。 私は大人になって本で知ったし、 特にエピソードないけど かみやまさんとうえはらさんが 「上」の字の色が一緒なので 頭の中で時々混乱する。 ひらがなは全然色違うのにな…
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共感覚。1つの刺激に対して2つ以上の感覚を感じる知覚様式のことだそうで、様々な種類があり、著者のように文字に色を感じる色字以外にも、音に色を感じる色聴、音に味を感じる、痛みに色を感じる、などもあるそうだ。 巻頭に著者が感じている文字の色の一覧が載っている。ひらがな、数字、アルフ...
共感覚。1つの刺激に対して2つ以上の感覚を感じる知覚様式のことだそうで、様々な種類があり、著者のように文字に色を感じる色字以外にも、音に色を感じる色聴、音に味を感じる、痛みに色を感じる、などもあるそうだ。 巻頭に著者が感じている文字の色の一覧が載っている。ひらがな、数字、アルファベット、漢字の一部。 わあ、何だかいいな。それが第一印象。そして読み終わった後も、彩りにあふれていて素敵な感覚だな、と思えた。 しかしそう思えたのも、著者が一貫して、自分のこの珍しい感覚を誇りに思い、勉強や日常生活で困ることがあっても、自分の共感覚をより知っていくことを楽しんで生きているからだと思う。 そして、良い人達との出会いも大切だったのかな、と思う。17歳で初めて、自分が共感覚の持ち主なのだと知った時のエピソードに出てくる先生が「あー、あなた、そういう才能があるのね」とおっしゃったそうで、(共感覚について知識があったと言う前提があるにしても)素敵だなと思った。その最初がもし、途中出てくる、著者本人のQAで出てくるように、精神疾患?とか、スピリチュアルな能力なの?と言う反応だったら、少しこの後の当事者の感じ方・生き方にマイナスな影響を与えたかもしれないな、と思うから。才能、と言う一言は大切だったな、と。 そういう意味でも、色々なことについて知識を持つことって大切だな、と思うのだ。たとえ深く理解できていないとしても、少なくとも、私は自分の無知で、人を傷つけることはしたくない。その為には、間違った知識や偏見を持つこともとても怖いことだな、と言うのも改めて感じた。
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共感覚は不思議でユニーク。でも、彼女にとってはそれが当たり前。さらに、共感覚は一様ではなく、人によってさまざまな感じ方がある…。でも、共感覚のない私もあなたも、感じ方はそれぞれ。他者はみな、自分と違う世界を感じている。いろんな感じ方があることを知れば知...
共感覚は不思議でユニーク。でも、彼女にとってはそれが当たり前。さらに、共感覚は一様ではなく、人によってさまざまな感じ方がある…。でも、共感覚のない私もあなたも、感じ方はそれぞれ。他者はみな、自分と違う世界を感じている。いろんな感じ方があることを知れば知るほど、人って面白い、もっといろんな感じ方を知りたい、とワクワクする。 https://www.instagram.com/p/CLmLRZAp2CQ/?igshid=nfh7se15p0zn
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共感覚、知らなかった。 字に色がついている世界。 どんな感じなんだろう。 本の中で、作者は色のないことを想像できないと言う。自分の見えているもの、それがどんな風かは言語化しないと、わからない。でも、普段いちいち言葉にしないし。当たり前は案外当たり前ではないのかもしれないと、思っ...
共感覚、知らなかった。 字に色がついている世界。 どんな感じなんだろう。 本の中で、作者は色のないことを想像できないと言う。自分の見えているもの、それがどんな風かは言語化しないと、わからない。でも、普段いちいち言葉にしないし。当たり前は案外当たり前ではないのかもしれないと、思った。
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