龍と苺(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 命懸けで闘うものが見つからず退屈した日々を送る、藍田苺、14歳。将棋好きの元校長に、才能を見いだされた苺は初心者のまま、将棋の市大会に参加することに!!!そこは女だから、子供だから、と言われるような「見えない壁」がある場所だったが…そんなことは関係ない。苺は真っすぐ、自由に、猛烈に、暴れまわる!!!連載開始直後から、大大反響!一手一手、強くなる。“闘う”将棋マンガ、開幕!! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
Posted by
女性棋士が出てこないのは、「そうはイカのなんとやら」思考が出来ないからだ、というようなことを、河口俊彦六段(当時)が書いていた。 で、作者のカラー通り?、見事に「己の言い分」を通そうとする奴ばかり登場するけど、頂点までこのスタイルだと、失速感を味わうことになりかねないかな。
Posted by
響を彷彿とさせる女子高校生苺が主人公。 戦う事に何故か異常に拘る背景は、響の時と同様にミステリアスなまま、ストーリーが進む。 そして他者に攻撃的なまま、将棋というあまりに深淵の見えない怪物に無手で立ち向かい、勝ちという快感をむしり取る。そして、巻の最後には深淵に潜む龍の一匹に出会...
響を彷彿とさせる女子高校生苺が主人公。 戦う事に何故か異常に拘る背景は、響の時と同様にミステリアスなまま、ストーリーが進む。 そして他者に攻撃的なまま、将棋というあまりに深淵の見えない怪物に無手で立ち向かい、勝ちという快感をむしり取る。そして、巻の最後には深淵に潜む龍の一匹に出会う。将棋の深淵は知れば知るほど深まっていくが、主人公苺が想像を超えた力で立ち向かっていく姿は痛快である。無手に何を握って昇っていくのか、どんな龍に出会うのか。そして龍を超えていくのか、これから最高に楽しみな物語が始まった。
Posted by
この人は天才を書くのが本当に上手い。 前作は小説という勝ち負けがつけにくい話にも関わらず圧倒的な才能というものを見せつけた。 龍と苺は将棋。努力+才能の世界、女性の立場の低さあらゆる観点から天才が世界を変えるワクワク感がたまらない。
Posted by
将棋に詳しくなくても楽しめました。将棋初心者がベテランを圧倒する様は爽快です。物語の今後が気になります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『響 ~小説家になる方法~』の柳本光晴の新作は、まさかの将棋だった。 将棋界では、女流棋士は棋士とは別の基準でプロとして活動している。これまで、奨励会三段リーグを突破して「棋士」となった女性はいない。 女流棋戦で絶大な強さを誇る里見香奈女流四冠ですら、三段リーグまで登り詰めたものの、年齢制限で退会を余儀なくされた。 現在、西山朋佳女流三冠が三段リーグに挑戦中で、前期はあともう少しでプロ入りできるかという順位にまでなった(次点)。 そんな状況を知っていると、このマンガの主人公藍田苺はありえない設定なのだが、『響』を読んでいればこれはそういうマンガなのだということがわかる。 響をそのまま将棋界に持ってきた、という感じなので、好き嫌いはかなり分かれるだろうと思う。 個人的にはめちゃくちゃ面白かった。これくらい突き抜けてる将棋マンガがあってもいい……と思ったが、『月下の棋士』とか『ハチワンダイバー』とか、将棋マンガは意外と突き抜けてるマンガも多いんだよなぁと思う。 今後も期待したい。
Posted by
- 1