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物語の海を泳いで の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2020/09/26

角田氏の本の感想,批評,偏愛が興味深く,メモを片手に読み終わってみれば,たくさんの書名があり,読むのが楽しみだ.

Posted byブクログ

2020/09/19

角田さんの読まれている本がわたしの読書遍歴と遠くないものがあって親近感が湧いたのと、わたしが忘れてしまった本たちをすごく面白そうに感想を書かれているものだからまた読みたくなる。 藤野千夜さんの本久しぶりに読みたくなった。

Posted byブクログ

2020/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

売れっ子作家さんなのに、すごい読書量、もちろん数年に渡ってのことだけどそれにしても、すごい。量だけでなくその分析力、洞察力の鋭さはさすが! 著者にこんな的確に書評してもらって書いた作家さんたちも嬉しいだろうな。 この本を読んだら、読みたい本が次から次に出てきて時間が追いつかな〜い。 せっせと読む時間を確保しなければ。

Posted byブクログ

2020/08/03

角田光代さんには何度か実際にお会いして、小説創作理論の講座を拝聴したことがあります。 小説を書きたいと思って受講したわけではなく、ただそういうお話をお聴きするのが好きなだけなんですが。 講座後のサイン会や懇親会は参加しなかったので、実は角田さんの御著書は、単行本を買ったのはこれが...

角田光代さんには何度か実際にお会いして、小説創作理論の講座を拝聴したことがあります。 小説を書きたいと思って受講したわけではなく、ただそういうお話をお聴きするのが好きなだけなんですが。 講座後のサイン会や懇親会は参加しなかったので、実は角田さんの御著書は、単行本を買ったのはこれが初めてです。他の作品もほとんど拝読していますが、図書館とか文庫だったと思います。角田さんごめんなさい。 先日拝読した池澤夏樹さん、春奈さんの『ぜんぶ本の話』にもありましたが、この方は人間がすごくお好きな方なんだろうなあと思わせる作品ばかりですが、書評にも如実にそれが現れていると思いました。 そして、さすが小説家の書評だと思いました。 書評がひとつひとつの作品と言えるほどの主張を持っていて、読みごたえがありました。 ただのブックガイドとは、ひとあじ違うと思ました。 新聞や雑誌に一度載ったものを、350編まとめたものです。 ただし、著者がやはり何人かの作家の方に偏りがあって、全くその作家に興味がない方だと、ずっと読んでいるとつらいかもしれません。 純文学系、中間小説が多く、エンタメ系はあまりなかったように思います。 一番この本で心に残った書評は、 私たちそれぞれの「克美荘」ー文庫版特別エッセイ 椎名誠『哀愁の町に霧が降るのだ(上・下)』(小学館文庫)です。 角田さんはこの長い長い感想の中で「十代のときはここに描かれている彼らの過ごす時間に猛烈に憧れた」とおっしゃっていますが「四十代も半ばになって読み返すとある時間の終焉が痛いほどわかるし、共感できる。私たちはだれしも克美荘を出なければならない、ということも」とおっしゃっておられます。「『何者か』を引き受ける。かつての孤独は消え、私たちはだれかとつるまなくてもよくなる。ほかの孤独がやってくるが、それはひとりで抱え込まなくてはならない種類のものだ」。 本当にそうだと思いました。今だから私もよくわかります。誰とももうつるまなくなった、今の、私だからわかりました。 本当にこういう感じで、書評が続くので、本を読む前にお腹いっぱいになってしまった感はありました。 ところで、蛇足になりますが、私が以前参加していた、小説・ライターの講座ですが、今年の8月はコロナ禍の為、オンラインで行われると連絡がきています。 オンラインですから全国どこからでも参加が可能になりました(オンラインでなくても全国から通ってらっしゃる方がたくさんおいででしたが) 原則として毎月第四日曜日の午後2時から講師の先生をお招きしていますが、今月の講師は、三浦しをん先生です。一回ごとの参加が可能です。 もしご興味があられる方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。詳細をお知らせします。 来月以降もオンラインかどうかはまだわかりませんが、予定されています。 9月北村薫・10月平山夢明&福澤徹三・11月角田光代&井上荒野&江國香織・12月野村進・1月桜庭一樹・2月有栖川有栖・3月佐伯一麦

Posted byブクログ