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「役に立たない」科学が役に立つ の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2024/02/09

物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

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2024/01/06

アメリカはユダヤ人弾圧に合わせて世界中から科学者を大量に呼び込んだ。そして基礎研究で圧倒した。日本は科学で負けた国なんだなぁと思った。

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2023/02/06

役に立たないことが役に立つことにつながる可能性があることを一貫して述べている本。ただその細部にはそれぞれの研究者の思いだったり、プライドだったりが垣間見える。 またとても納得したのは、細々とした研究成果を多方面であげる、それをまとめて説を唱えた人が偉大な研究者のようになるというと...

役に立たないことが役に立つことにつながる可能性があることを一貫して述べている本。ただその細部にはそれぞれの研究者の思いだったり、プライドだったりが垣間見える。 またとても納得したのは、細々とした研究成果を多方面であげる、それをまとめて説を唱えた人が偉大な研究者のようになるというところである。DNAの二重螺旋構造の発見もまさにその例である。ただ偉大な発見を求めず、ただ自分の探究心のみで研究をすることが本当の偉大な研究者なのではないか、と考えさせられた。

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2022/08/21

100年以上の探知で考えると基礎研究は確実に世の中の役に立っている。人々はその恩恵にあずかっている。スマホを使って目的地まで道案内してくれるのは100年前に量子力学や相対性理論が見いだされたから。ネットで安全に買い物ができるのは古代数学者が発見した素因数分解を現代的に活用して暗号...

100年以上の探知で考えると基礎研究は確実に世の中の役に立っている。人々はその恩恵にあずかっている。スマホを使って目的地まで道案内してくれるのは100年前に量子力学や相対性理論が見いだされたから。ネットで安全に買い物ができるのは古代数学者が発見した素因数分解を現代的に活用して暗号があるから。 アインシュタインらが1933年にプリンストンに到着して、世界の知識のバランスを劇的に変えた。フレクスナーもユダヤ人。 アインシュタイン、創造力は知識よりも重要だ。なぜなら知識は今私たちが知り、理解していることに限られるが、創造力は世界の全てを包含し、私たちがこれから知ること、理解することまでを含むからだ。 基礎科学には支援する価値があることを一般の人に納得さえるのは難しい。それにはこの世界を学者の目で見ることの目的や価値を広く知ってもらう必要がある。その目的と価値を伝えるのに最適な立場にあるのは研究を行っている科学者自身だ。科学への公的支援を向上させるには、科学社自身が世間に向かって声を発し、現在探求されている科学の最前線の何がそれほどエキサイティングなのかを伝えん明ければならない。 アインシュタインは1939年の万国博覧会の演説の冒頭で、大衆を科学に引き入れることの大切さを強く訴えた。一方、フレクスナーはそのような人目につく役割を担うのは得意ではなく、学者は孤独な環境にあってこそ能力を最大に発揮できると信じていた。 科学と社会との幅広い対話が必要になるのは財政支援を得るためだけではない。若者の心をひきつけ、研究に参加さえるためにも必要。

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2022/04/04

とても良い本だった。 当日、国や政府の方針で研究者達の環境は厳しかった。しかし、それを変えたのがフレクスナーであり、プリンストン高等研究所。 研究者達は周りの雑音が耳に入らない、自由な環境で研究を進め、その時も地道な研究が今の世の中を支えている。 そして、研究者達はそれを悪...

とても良い本だった。 当日、国や政府の方針で研究者達の環境は厳しかった。しかし、それを変えたのがフレクスナーであり、プリンストン高等研究所。 研究者達は周りの雑音が耳に入らない、自由な環境で研究を進め、その時も地道な研究が今の世の中を支えている。 そして、研究者達はそれを悪用しようと考えてなく、原爆や化学兵器など、悪用考えたのは国や政府だということもわかった。 今の日本の大学は研究費も自由度も少ないと聞く。だから日本が海外より医学や学問で遅れを取ってる部分もあるのだろう。 とても考えさせられ、歴史の裏側を知れるとても良い本でした!

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2022/02/27

The Usefulness of Useless Knowledge http://www.utp.or.jp/book/b510449.html

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2021/04/25

この本の内容をより現代的かつ未来志向な文脈で語ったのが、暦本純一「妄想する頭 思考する手」だと思う。

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2021/03/08

「研究は役に立たねばならない」論争は昔からよくなされているようで、現在でも必ず話題になります。「研究は役に立たなくていいんだよ」という言説の源流はどこにあるのか、誰に教わったんだい?という疑問に一部答えるのがこちら。「役に立たない」科学が役に立つ、とフレクスナー博士が言っておった...

「研究は役に立たねばならない」論争は昔からよくなされているようで、現在でも必ず話題になります。「研究は役に立たなくていいんだよ」という言説の源流はどこにあるのか、誰に教わったんだい?という疑問に一部答えるのがこちら。「役に立たない」科学が役に立つ、とフレクスナー博士が言っておったんですな。ついでに、なんでそう思うのかも記してあります。  結局のところ、役立つかどうかは置いといて、知的好奇心に応じて自由に研究するのがまず大事、という話。今風の意見に、役立ちそうな研究も役立たなそうな研究もうまくポートフォリオ書いてやればいいじゃん、という話がありますが、どういうポートフォリオ書くのかも難しい話ではあります。そこまで来たら、いろいろなバリエーションを許容して、どんどん淘汰するのがよいのでは?という話がでるのですが、望ましい結論はおそらくこれのような気がします。フレクスナー博士の意見に戻っちゃうわけですな。  このあたりの現代的な議論は、佐倉統 先生の「科学とはなにか:新しい科学論、今必要な三つの視点」(講談社ブルーバックス)を読むのがよいかもしれません。

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2020/12/24

短期間で結果のでる研究が増えている中、基礎研究のように現時点における用途不明な研究の大事さを説く本である。

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2020/12/15

即効性を重視した科学の応用範囲はせまいが、一見役に立たないと思われる科学が、のちのち人類の役に立つ。束縛のない研究の重要性に気づいてほしい。

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