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アフターデジタル(2) の商品レビュー

4.1

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/07/05

データ自体がお金になることはなく、UXに還元されてこそ使い続けてもらえる、お金になるには合意。 ユーザーひとりひとりに向き合ってサービスを作った物をどうマスにグロースできるのか、Amazonのような巨大プラットフォーマーがいる中で、どうデータを集めてパーソナル化できるのか悩みは尽...

データ自体がお金になることはなく、UXに還元されてこそ使い続けてもらえる、お金になるには合意。 ユーザーひとりひとりに向き合ってサービスを作った物をどうマスにグロースできるのか、Amazonのような巨大プラットフォーマーがいる中で、どうデータを集めてパーソナル化できるのか悩みは尽きない…

Posted byブクログ

2024/04/15

2020/12/6読 凄い、すごい本だ。 前著で中国のIT、DXの進化に衝撃を受け、2冊目が出たというので手に取った。 二匹目のどじょうとやらかと思ったが、そうではない。 コロナ禍を挟んで、DX、UXがさらに進み、中国でもどんどん進化し、 衝撃的な内容はさらにパワーアップしてい...

2020/12/6読 凄い、すごい本だ。 前著で中国のIT、DXの進化に衝撃を受け、2冊目が出たというので手に取った。 二匹目のどじょうとやらかと思ったが、そうではない。 コロナ禍を挟んで、DX、UXがさらに進み、中国でもどんどん進化し、 衝撃的な内容はさらにパワーアップしていた。 後半の分析、日本成長のカギというのも魅力的だったが、 何しろ中国だ。 あの、中国で、顧客視点のサービスはかなり進んでいる。 なんで共産党が支配するあの中国で、と思うが、 縛るところと任せるところの加減がいいのだろう。 まず、アフターデジタルの定義。 真に顧客提供価値で勝負すること とある。 それが中国で実践されているのだ。 NIO テスラとの違いは、電気自動車のカギを渡してからが仕事であるところという。 ライフスタイル高級会員チケットを600-700万で買っていただき、 ギフトとして電気自動車を贈るというのだ。 充電から始まるサービスは、確かに生活の質をあげそう。 創業者は、北京の空を取り戻すために起業したという。 そういう中国人が存在しているのだ。それも大勢 バイクのNIUの例もあった さらに、若者向け賃貸サービス ZiRoom エアビー的なサービスがうまく組み込まれている。 家を貸すだけではないのだ。不動産会社との付き合いになる。 衆安保険。損保をカスタマイズしてアリババなどあめぶろ他のサービス形態に組み込む。 著者が前回絶賛したラッキンコーヒーは スタバが「サードプレイス」にこだわることをやめ攻めに出たこともあって、 不正を働くなどして失速したらしい。 スタバが顧客ニーズにこたえたのだ。 それが素晴らしいと思う。 凄すぎる。 なぜ日本ではこういうアイデアがないか。 この本でも触れていたが、自分でも考えたい。こういう本は読むべきだ!

Posted byブクログ

2024/04/09

2024年4月7日読了。2019年刊の「アフターデジタル」の続編。本書は2020年刊だが、前作の反響と情勢の変化などから早期の刊行を決めたのだとか。前作同様中国での事例が多いが、スピード・利便性重視でシェアを伸ばした「ラッキンコーヒー」が失速し、「スターバックス」のブランドを生か...

2024年4月7日読了。2019年刊の「アフターデジタル」の続編。本書は2020年刊だが、前作の反響と情勢の変化などから早期の刊行を決めたのだとか。前作同様中国での事例が多いが、スピード・利便性重視でシェアを伸ばした「ラッキンコーヒー」が失速し、「スターバックス」のブランドを生かした高品質のデリバリーがシェアを奪還しつつある、という筆者自身の体験も交えたエピソードが興味深い。(むしろこれが本書執筆のスピード感の最大要因なのでは?とも思うが)「データを集めることで覇権を握れる」という考えは単なる幻想であること、「リアルの顧客をどうデジタル誘導するか」というレベルは過ぎて「デジタルの中にリアルチャネルがある」という状態を実現したとしてもそれを持続性のあるビジネスにするためには顧客のペインポイントを理解し解決する仕組みを作らねばならないこと。日本が中国と同じようになるわけではないが、日本企業がやるべきことはまだまだ山のようにあるものだ…。大丈夫かね。

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2024/03/31

残念ながら前著『アフターデジタル』から劇的に変わる内容ではない。アフターデジタルという言葉には、日本のDXはその立脚点が間違っているのではないかと言う問題提供含んでいるという。そのために中国の成功例?と比較するスタンスも前著と変わらない。 企業は利益を稼いで再投資しながら事業を...

残念ながら前著『アフターデジタル』から劇的に変わる内容ではない。アフターデジタルという言葉には、日本のDXはその立脚点が間違っているのではないかと言う問題提供含んでいるという。そのために中国の成功例?と比較するスタンスも前著と変わらない。 企業は利益を稼いで再投資しながら事業を拡大するが、同じようにデータを蓄積し、活用していく。その両輪がこれからの時代に求められる。また、データは属性ではなく、行動データの時代に変化する。 ー WeChatの操作はなるべくタッチ数が少なくて済むよう無駄が省かれているが、テンセントはあえて無駄を作って、お金の受け取りに際してワンクッション置くような工夫がされている。つまり、財布を出して部下が支払うと言うポーズが取れる こうした人間心理の痒いところに手が届くようなデザインは重要だろう。 ビッグデータの収集や利活用に関して、通常、資本主義における民間企業は、それぞれで保有するから企業固有の「財産」として管理、活用する事になる。対して共産圏では、その管理活用は国が行う事も可能だ。一部の民間データについては、米国他も利用しているが、共産圏のモチベーションはそれとは異質なものだ。また、本書にらAIは登場しない。本当の〝アフター“デジタルはどこに向かうのだろうか。

Posted byブクログ

2024/03/26

【アフターデジタルver.2】 p.109 顧客接点3分類 ・ハイタッチ 1対1の接点で、訪問、相談などの個別対応 ・ロータッチ 1対多の接点で、リアルで複数人に対応するワークショップやイベントなど ・テックタッチ 1対無限の接点で、オンラインコンテンツやメールなど、量産可能で...

【アフターデジタルver.2】 p.109 顧客接点3分類 ・ハイタッチ 1対1の接点で、訪問、相談などの個別対応 ・ロータッチ 1対多の接点で、リアルで複数人に対応するワークショップやイベントなど ・テックタッチ 1対無限の接点で、オンラインコンテンツやメールなど、量産可能でいつでもどこでも触れられるもの <注意点> 「デジタルをやる」ことが先行してしまった結果、デジタルに閉じてしまい、ハイタッチ・ロータッチで自分たちが持っている 強みをデジタルで生かすことができず、ユーザーから見て大して価値のないものになってしまう。 <重要点> ハイタッチ、ロータッチで得られた信頼や関係性を、テックタッチで高頻度な行動に還元し、テックタッチで得られたユーザー行動を基に、 再度ハイタッチやロータッチに誘導したり、別のアクションをお勧めしたりしています。このように、デジタルとリアルの接点におけるそれぞれの強みと 弱みを使って、相互に行き来できるようなUX(ユーザーエクスペリエンス)を作っていくことで、ジャーニーとしてつながっていき、 ユーザーが使い続けてくれるようなサービスになっていく p.130 UXへの注力なきDX ユーザーの状況理解とそこに提供するべきUXの企画がないまま、DXを進めようとしてしまっている現状。 UXとは「ユーザー(デザイン)、ビジネス、テクノロジー(機能)」の3つがそれぞれ関わり合うときに生まれる体験・経験 ・DXによる2つの変化 1. 「顧客との関係性を新たにする」ことから生まれる提供価値やビジネスモデルの変化 2. コストや生産性の効率・パフォーマンスを高めるための変化 p.135 2種類の「自由」 「フリーダム(Freedom)」「リバティー(Liberty)」 フリーダム:「制約や負・不からの自由」を指し、制約がない状態に解き放たれることを意味する リバティー:「主張して獲得する自由」を指し、自分の権利や生き方を獲得することを意味する 日本の良さは「日本人は中国人に比べて、一人ひとりが独特なユニバース(宇宙・世界観)を持っているように見えて素晴らしい」 p.182 アイデアをたくさん出すというよりも、「不幸せな状況」のどこをどのように変えたら、幸せなサイクルを生むことができるかをひたすら考えるのがコツ

Posted byブクログ

2023/08/22

様々な本で、データをいかに集めるか、利活用するかが重要。これはレバレッジにもつながる。よりよい顧客体験に繋がり、ユーザーが離れない。 PURPOSEと本書は似ている。確実に来る流れが書いてある。世の中のトレンドにアンテナを高くはり、参考にしていきたい。

Posted byブクログ

2023/06/05

現状の業務のスタンスを変えないといけないと思わされたので。UXグロースにおいて、データ起点で短絡的な課題解決に向かわないようにしないといけない。データから課題が見えた時ユーザーの状況理解をした上でUX企画に落とさないといけない。そうしないと真の課題が解決されないので、全てパフォー...

現状の業務のスタンスを変えないといけないと思わされたので。UXグロースにおいて、データ起点で短絡的な課題解決に向かわないようにしないといけない。データから課題が見えた時ユーザーの状況理解をした上でUX企画に落とさないといけない。そうしないと真の課題が解決されないので、全てパフォーマンスになってしまうから。 ビジネス書としてだけでなく現代評論としても読める

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2023/04/23

・感想 アフターデジタルと再読。 少し前の話ではあるものの、とても学びになる書籍。 定期的に読み直し、DXとは?UX改善サイクルを回すには?を常に考えたいと思います。 ・Todo 行動データの利活用事例は既にある程度パターン化できる。 世の中にある様々なデータを取りに行けばそれが...

・感想 アフターデジタルと再読。 少し前の話ではあるものの、とても学びになる書籍。 定期的に読み直し、DXとは?UX改善サイクルを回すには?を常に考えたいと思います。 ・Todo 行動データの利活用事例は既にある程度パターン化できる。 世の中にある様々なデータを取りに行けばそれが財産になると言った幻想を追わず、自社が抱えるファーストパーティデータをとにかくUX改善に使うこと。 データエコシステムやデータ売買を中心に置いた実現性の見えない大きな絵ばかりを描かないように、データ活用や共有の幻想を解く 広範囲なデータで如何にマネタイズできるかではなく、 個社で取得できる行動データを如何にUXに活用するかが鍵。 この動画定期的に見直す。 https://youtube.com/playlist?list=PLe6NuAUpBVq7XD7scVi8eF6kZQV3SYw4w データをUXに還元し、そこからビジネス成果に繋いでいく。 ★ユーザーが置かれている状況に関する仮説をもつ ★実ユーザーや消費者に当たってそれを検証する ★その不幸せな状況をどう改善するか、どのような幸せな状況にするかという仮説を持つ 幸せな状況の企画が受け入れられるかを検証する。 ★この資料も読んでおく。 http://download.bebit.com/omo/ad2-download.pdf

Posted byブクログ

2023/01/05

前著と基本的な考え方は変わらないが、よりUXの価値にフォーカス。UXを伴わないデータはカネにならない、はビッグデータブームへの真っ当な一石の投じ方だろう。 また後半では、日本と中国のD Xの進展の差を国民性の差で表現していて興味深い。「何かあったらどうすんだ症候群」(為末大)は...

前著と基本的な考え方は変わらないが、よりUXの価値にフォーカス。UXを伴わないデータはカネにならない、はビッグデータブームへの真っ当な一石の投じ方だろう。 また後半では、日本と中国のD Xの進展の差を国民性の差で表現していて興味深い。「何かあったらどうすんだ症候群」(為末大)は日本人の病だと私も思うが、これが無知からくる過剰なプライバシー侵害不安となり、世の中のデジタル化を押し止めていると実感。 四章以降はデジタルの話というより、カスタマージャーニーを軸としたビジネス設計の話で、ビジネスモデルよりまずは顧客のペインの特定が先、という昨今の主流である考え方を明快に解説している。 コンセプトの書だった前作から、よりコンサルテキスト的な内容でこちらも楽しく読むことができた。

Posted byブクログ

2022/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・面白かった。読んだだけで、まだ自分の業務に落とし込んでいないため、有用だった と言うのは憚られる。おもしろかった。 ・日ごろシゴトしながら感じている違和感(データへの幻想/「それは経営陣が決めることだから」/海外事例をそのままモデルに/…)が登場して、ニコニコ頷きながら読める これが数年前の本、と思うと笑ってはいられないけれども。 ・実ケースの話①:これを書いているほんの数日前、ちょうど(?)イーロン・マスク氏がTwitterを買った。“Twitterが実名性になる”との噂でTLがざわついている。本書4-4で紹介される通り、日本市場でSNSを売る気ならその戦略はとらないわけで、Twitter社は日本市場を切ったのか〜と感じた。 ・実ケースの話②:街中でメルカリ教室を見かけるたび これどうやって利益出してるんだ?旗艦店ひとつ出すなら分かるが、なんでこんなあらゆる所でやってんの?と思っていた。利用者の定着率に繋がっている、元々あったサービス形態(ケータイ教室)に乗っかっている、との紹介を読んで腑に落ちた。 ・実ケースの話③:マルイの売らない店舗も、当初面白がって見かけるたび立ち寄っていたが、自分は、結局オンライン以上の情報が得られず行かなくなってしまった。②の例からするに、自分はピンと来ていないが、どこかで誰かが喜んでいるのだろうから 理屈を考えたいなあ

Posted byブクログ