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びんにいれたおほしさま の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いい姉弟だなぁ…。弟が見つけてくる色々なものを、楽しんでいるお姉ちゃん。ある日、見つけて大事にしていた「たからもの」の正体が判明! 星の迷子でした! 瓶の中でしょげた様子がいじらしいですね。夜空に合図を送る二人のアイディア、そして、宝物は新しいお友だちになったというラストが素敵です。

Posted byブクログ

2023/12/05

 サム・ヘイの物語(初邦訳)と、サラ・マッシーニの絵に、福本友美子さん訳の本書(2020年)は、黄色い見返しや、表紙の絵とタイトルから、おほしさまが主役の話かと思いきや、私には姉弟関係の素晴らしさを描いた物語に感じられたのが、本書ならではの個性を表しているようで、印象的だった。 ...

 サム・ヘイの物語(初邦訳)と、サラ・マッシーニの絵に、福本友美子さん訳の本書(2020年)は、黄色い見返しや、表紙の絵とタイトルから、おほしさまが主役の話かと思いきや、私には姉弟関係の素晴らしさを描いた物語に感じられたのが、本書ならではの個性を表しているようで、印象的だった。  そのシンプルな親しみやすさに加えて、勢いよく描いた部分と丁寧に描いた部分の対照性も爽やかな、独特な視点の構図が楽しいマッシーニの絵だが、絵全体に感じられる優しい雰囲気が、何とも心地好く、読み手を自然と物語の世界へ誘ってくれる。  物語は、何かいいものを見つけてくるのが得意な弟が、ある日、公園の砂場で見つけたのが、なんと小さいながらも、キラキラと輝く「おほしさま」で、こんなすごいもの、きっと誰かの落とし物だよと、姉と一緒にその持ち主を探し続けるが、結局、該当者はいなかったので、大事な新しい宝物として常に瓶に入れて、どこでも一緒に持ち歩くようになる。  しかし、夜になると、おほしさまは仄かに光りだし、その様子がどこか悲しそうに感じられたのが、気になる弟だったが、夜空を見上げたときに、その理由は判明することとなり・・・。  いわゆる、かぐや姫のようなイメージと書くと、想像が付きやすいかもしれないが、それだけでは終わらないのが本書の読み所であり、そのクライマックスの場面の、どこか天の川を思わせる幻想的な青い河が渦巻き流れる中を、どこまでも連なって舞い降りてくる絵の美しさとは対照的に、どこか寂しそうな弟の表情が、その光に反する悲しさをより高めているようで、胸に迫るものがあったが、更にそこから意外な終わり方を見せる展開には、寒色系の色で描かれた姉弟の寝室が、こんなにも温かい印象へと変わってしまうのかといった、その弟にとって、そのメッセージの力が、如何に大切でかけがえのないものであるのか痛いほどよく分かり、幸せな終わり方となるのだが、これを陰から支えているのが、実は姉なのである。  それは、姉自身の主観による、とても誇らしげに弟のことを書いている文章からも感じられ、その弟の様子をこと細かく書くことが出来るということは、それだけ普段から弟のことが気がかりで、絶えず目を離さずに見ていることの証明となり、更に、それは木のてっぺんに登るとき、さり気なく背中を支えていたり、素敵なアイデアを教えてあげたり、クライマックスのあの場面では、一緒に座りながら弟の背中に手を回していたりと、その数々の絵に於いて、弟を思いやる何気ない姉のちょっとした仕種に、却って、弟への大きな愛を感じさせられて、そんな大きな温かい眼差しで見つめられているから、弟は安心して、伸び伸びと振る舞えるのだろうなと感じると、ある種の理想的姉弟関係を描いた絵本として、本書は、とても素晴らしいのだと思う。

Posted byブクログ

2023/10/29

〝私の弟は、いつも何か、いいものを見つけてくる。ある日、弟が “すごいもの” を見つけたきた...夜になると、瓶に入れた小さな宝物は、ボウッと光ってきた。でも、何だか悲しそう...その時、夜空を見上げていた弟が「なにか書いてある!」...“まいごです ちいさな星がひとつ”......

〝私の弟は、いつも何か、いいものを見つけてくる。ある日、弟が “すごいもの” を見つけたきた...夜になると、瓶に入れた小さな宝物は、ボウッと光ってきた。でも、何だか悲しそう...その時、夜空を見上げていた弟が「なにか書いてある!」...“まいごです ちいさな星がひとつ”...「ここにいるよ!」って、弟は空に向かって叫んだ! 「何とかして、この子をおうちに帰してあげなくちゃ!」・・・〟夜空に輝く星たちとの交流を描いた、ジェファ-ズの『心をビンにとじこめて』と並ぶ、心あたたまる読み聞かせ絵本。

Posted byブクログ

2024/09/03

「いいもの探しが大好きな私の弟。ある日、見たこともないスペシャルな宝物を見つけてきた。「だれかの落とし物かな?」。持ち主を探し回ったけど見つからない。「そうだ!友達になろう」。お気に入りの瓶に入れて、どこに行くのもいっしょ。ところが、ある晩、夜空にメッセージが。「きれいな空がある...

「いいもの探しが大好きな私の弟。ある日、見たこともないスペシャルな宝物を見つけてきた。「だれかの落とし物かな?」。持ち主を探し回ったけど見つからない。「そうだ!友達になろう」。お気に入りの瓶に入れて、どこに行くのもいっしょ。ところが、ある晩、夜空にメッセージが。「きれいな空があるかぎり、お友達に会えるね」。そんなことを語りかけながら、子どもといっしょに大気汚染などの環境問題を考えるきっかけにもなる翻訳絵本。」

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2021/04/23

息子6歳7ヵ月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り)◯ ちょうど良いボリューム ◯ その他 読後、しみじみじんわりする、素...

息子6歳7ヵ月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り)◯ ちょうど良いボリューム ◯ その他 読後、しみじみじんわりする、素敵なお話でした。

Posted byブクログ

2020/09/20

ある日弟が拾ってきたものは、小さなお星さま。落とし主がみつからないから、弟はお星さまを自分のものにして毎日一緒にすごしていた。でも、お星さまはなんだか寂しそう。そんなある夜、夜空いっぱいにメッセージが! やさしい子どもたちが素敵な絵本。

Posted byブクログ