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コロナ後の世界を生きる の商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2022/02/04

本が出された時から状況は変化していますが、各分野の方が提言する内容には参考になる事が沢山ありました。コロナ後を前向きに考えるためにはやはり国民一人一人が客観的・多角的な知識を得ていかないといけないと、強く思います。問題は沢山あります。簡単に変化もしないでしょう。でも多くの第一人者...

本が出された時から状況は変化していますが、各分野の方が提言する内容には参考になる事が沢山ありました。コロナ後を前向きに考えるためにはやはり国民一人一人が客観的・多角的な知識を得ていかないといけないと、強く思います。問題は沢山あります。簡単に変化もしないでしょう。でも多くの第一人者がヒントを沢山与えてくれています。それをどんどん吸収して、市民として国民として出来ることをやろう、そんな気持ちになりました。また時を経て同じ著者の方々の提言が読みたいと思いました。

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2022/01/16

コロナ禍での主に人文系の専門家たちによる論考。状況は刻々と変わってきているとはいえ、医学や経済以外の観点は忘れてはいけない。

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2022/01/05

様々な分野の専門家がコロナ禍の社会について論じて、未来についても語っている本だった。コロナは社会の問題を明るみにしたり、国のシステムやリーダーの能力を見える化する効果があった。今後コロナ後の世界をどうしたいのかをしっかり考えて今を生きていくのは、いまが社会を再構築するいい機会でも...

様々な分野の専門家がコロナ禍の社会について論じて、未来についても語っている本だった。コロナは社会の問題を明るみにしたり、国のシステムやリーダーの能力を見える化する効果があった。今後コロナ後の世界をどうしたいのかをしっかり考えて今を生きていくのは、いまが社会を再構築するいい機会でもあるので大事だと思った。ヨーロッパはグリーンリカバリーを掲げて取り組みを進めていることはすごいと思ったし、ドイツもコロナの前から感染症に対して対策を考えていたこともすごいと思った。日本も先を見据えた政策や行動が求められると思った。

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2021/12/21
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この本も大学の推薦入試用課題に向けての一冊として読みました。 この中で根本美作子はパンデミックという悲劇は国境を越え人々が共有する人間にとってかけがえのない経験となると語っています。この現状を「かけがえのない経験であった」と言えるようにするためには国際協調は避けて通れない道だと考えました。

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2021/10/15

【琉球大学附属図書館OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB31576204

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2021/05/15

2020年の5月頃の論考だが、1年たってもワクチン導入くらいの違いだけで当時と状況は変化していないことに驚いた.24本の論考集だがベスト3を挙げると藤原辰史、隅研吾、藻谷浩介だ.感染症との闘いで将来何が残っていくかを鋭い目で識者が考察していることに、安心感と希望を見出したというと...

2020年の5月頃の論考だが、1年たってもワクチン導入くらいの違いだけで当時と状況は変化していないことに驚いた.24本の論考集だがベスト3を挙げると藤原辰史、隅研吾、藻谷浩介だ.感染症との闘いで将来何が残っていくかを鋭い目で識者が考察していることに、安心感と希望を見出したというとやや大袈裟かもしれないが、いろんな視点があることを権力者は見ておいてほしいと願うばかりだ.気になった語句が多々あったが「利他的生き残り(Altruistic Survival)」が一番だった.

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2021/03/07

直前に読んだ『コロナ後の世界』と比較すると、ミクロ視点だったり、誰かを批判したりする意見が多く、前向きになれたり今後に希望が持てたりという感じが少ない。テレワークができない仕事でも無人化などのテクノロジーを使うメリットを見出す機会にはなるかも。そんな事も含めて、未曾有の非常事態で...

直前に読んだ『コロナ後の世界』と比較すると、ミクロ視点だったり、誰かを批判したりする意見が多く、前向きになれたり今後に希望が持てたりという感じが少ない。テレワークができない仕事でも無人化などのテクノロジーを使うメリットを見出す機会にはなるかも。そんな事も含めて、未曾有の非常事態であるが故に、今まで惰性で続いてきた、理由など考えたこともなかったような物事を今一度見つめ直す機会になる。そこに目をつぶってやり過ごすこともできるかもしれないけれど、しっかりと不都合に対峙して、勇気を持って変えるべきときなのだと思う。

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2021/02/21
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コロナが見せた、私たちの社会の未来。 私たちは今、未曾有の事態の真っ只中にいる。ここから私たちは、何を考え、何を変えようとするのだろうか。様々な分野の人からの提言をまとめている。日本だけではなく、イタリアやドイツなど、海外の様子も描かれている。これは記録である。 緊急事態だからと、本来なら認められない政策に飛び付きたくない。緊急事態であろうとなかろうと、収入を減らした人や、感染症に弱い人に対して、サポートを手厚くしてほしい。緊急事態だからではなく、そろそろ本気で移動や流通のコストだったり、場所の共有だったり、エネルギーの使い方だったりを考えなければ。そして、緊急事態であっても、芸術やスポーツや娯楽を諦めたくない。

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2022/02/04
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村上陽一郎さん編ということで思わず手に取った本。 各界で活躍する人々がそれぞれの立場で、コロナ禍とコロナ後の世界をどうとらえていらっしゃるのか、が書かれている。 やはり、村上陽一郎さんの部分が印象的に残った。 「covid19から学べること」と題して、いろんな角度から巨視的に社会で起こっていることを論じている。うまく表現できないが、スケールが大きいなぁと感じる。 以下、私なりに理解したこと。 **** 非常時という先が不透明で、確たる対策、選択肢もない現状で、唯一、人との接触を断つことがcovid19にとり得る我々の対策である。 しかしがながら、人との接触を断つことを徹底的に実行するには、現代社会はあまりにも移動が自由になっている。強制的な制限をしようにも私権の制限という問題も生じる。グルーバル社会構造上、人との接触を断つことは非常に困難なことになっている。 加えて、経済構造上の困難も生じている。個人の行動を制限することで、働くことができず生活ができない人々も生まれてくる。歴史を振り返ると、戦争のような非常時には国家の支援は期待できないはずなのに、国家、社会が個人が被る不利を補償せよ、との考え方も生じてきている。 科学合理的に考えれば、社会免疫が広まった方がメリットがある一方、ミクロな視点に立てば、その間、個人が犠牲になるという現実に向き合わなければならない。 社会防衛か、個人防衛か、という永遠に解けない問題があり、社会免疫が整備されるのを待つ前に、どれだけの個人防衛に力を注げるかという点が、今回の最も重要な問題。 では、将来への展望が開けず、お先真っ暗なのだろうか。「covid19から学べること」はないのか。決してそうではない。 コロナ禍を機に、生き得る実感を再認識できる。我々の生きる超高齢化社会とは、換言すれば相当数が死と隣り合わせで生きている社会であり、コロナが蔓延する中で、毎日を生きることの実感を再認識することも必要ではないか。 ニュートンを例にとるとペスト流行で故郷で蟄居している際に物理学研究の基礎を完成したという故事がある。俗にいう「創造的休暇」というものだが、社会が未曽有の危機に立たされた時に次の時代をリードする新しい目が生まれる前向きな事例で、閉塞状況によって圧伏されているエネルギーが、新しい価値の追求に向かって爆発するという事態は、歴史の中に決して少なくない。 新しいテクノロジーなど、これまであまり利用意欲のなかった高齢者がコロナを機に、一気に利用促進されたり、これまで政府が進めてきたものとは別の、新しい働き方改革も進むかもしれない。 非常事態時には、あの時、こうすべきでなかったなど、事後評価が付きまとうが、非常時だからこそベストの選択しではなく、ベターでよいという「寛容」をこの機に社会が持つことができれば、不幸中の幸いとなる。

Posted byブクログ

2020/11/13
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岩波らしくいろんな人が書いていて、それが2020年5月くらいのもの。今読むといろいろと面白い。後の話にはなっていないけど。

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