1,800円以上の注文で送料無料

わたしに手紙を書いて の商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/10/29

カリフォルニア州サンディエゴ市立図書館に42年間勤めた、クララ・エステル・ブリ-ド(1906-1994)さんは、日系アメリカ人強制収容所で暮らす子どもたちのために、沢山の本や日用品、植物の種、縫物の糸、鉛筆、工作に使う糊、そして図書館宛ての住所が書かれた葉書を送り続けました。...

カリフォルニア州サンディエゴ市立図書館に42年間勤めた、クララ・エステル・ブリ-ド(1906-1994)さんは、日系アメリカ人強制収容所で暮らす子どもたちのために、沢山の本や日用品、植物の種、縫物の糸、鉛筆、工作に使う糊、そして図書館宛ての住所が書かれた葉書を送り続けました。戦争中に子どもたちからブリ-ド先生に送られた手紙は250通にも及び、収容所の困窮の日々に耐え忍びながらも、お礼の言葉にあふれていました。戦後、再会の集いに主賓として招かれた〝ブリ-ドさんの愛と勇気〟に、拍手で感謝を表しました。

Posted byブクログ

2021/07/08

第二次世界大戦中の強制収容所に収監された日系人の子どもたちに、本と切手を貼ったハガキを送り続けた司書についての絵本。

Posted byブクログ

2021/04/06

家父長制の日本では、農家は長男以外は家・田畠を持てない。米国本土への移民が禁じられて、1898年併合されたハワイへの移民が盛んになった。日系人が3割のハワイでは収容所制度はなかった/カリフォルニア州などでは日系人財産が二束三文で競売された。収容所から志願した日系人部隊はGo fo...

家父長制の日本では、農家は長男以外は家・田畠を持てない。米国本土への移民が禁じられて、1898年併合されたハワイへの移民が盛んになった。日系人が3割のハワイでは収容所制度はなかった/カリフォルニア州などでは日系人財産が二束三文で競売された。収容所から志願した日系人部隊はGo for Brake!の合言葉で赫々たる戦果を上げ、最高の死亡率…復員軍人は戦後、土地を買うのを阻まれ、「勲章を返却する」と新聞に投書/日系人は戦後、互いに連絡を取らないよう、コミニティーを作らないよう努めてヘイト犯罪を避けようとした

Posted byブクログ

2020/11/30

第二次世界大戦中のアメリカ、日系人が敵性国民として強制収容所へ詰め込まれた出来事の一コマを描いた一冊。 サインディエゴ市立図書館の司書クララ・ブリードは、利用者に多かった日系人児童との手紙のやり取りを収容後も続けました。 本に限らず厳しい日常や生活について、親身になって対応したブ...

第二次世界大戦中のアメリカ、日系人が敵性国民として強制収容所へ詰め込まれた出来事の一コマを描いた一冊。 サインディエゴ市立図書館の司書クララ・ブリードは、利用者に多かった日系人児童との手紙のやり取りを収容後も続けました。 本に限らず厳しい日常や生活について、親身になって対応したブリード司書。 日系人は日本人の血を引きますが、二世以降となる彼らは心からアメリカ人であることが多いように思えます。 同胞から迫害されたと感じた児童も多かったはずですが、彼女が寄り添うことで癒しとなったことは間違いありません。 未読ですが『親愛なるブリードさま―強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語』という本と内容が一致するものと考えますので、併せて読んでみたいですね。

Posted byブクログ

2021/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第二次世界大戦中、アメリカで、日系人たちが差別され、収容所へと送られた。何もしていないのに。この本は、強制収容所に送られた子供たちに、アメリカ西海岸のサンディエゴ市立図書館の司書ブリードさんが本を送り続け、3年間、子供たちを励ましていた事実に基づいて描かれた絵本。ブリードさんは、収容所から図書館宛に送れるように切手を貼ったハガキを本と一緒に届け、子供たちから手紙を受け取り、移動先までまた本を送る。さらに、収容所の話をラジオに投稿したり、なんとか子供たちを助けられないかとあちこちに働きかけていた。そんなすごい人がいたというだけで、グッとくるものがあるが、1991年の収容所跡地で開かれた再会の集いで、700人以上の人がブリードさんに感謝の拍手を送ったという後日談には感涙しました。

Posted byブクログ

2020/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本とアメリカの間で戦争が始まると、アメリカに住む日本人と日系人はすべて収容所に行かなくてはなりませんでした。 サンディエゴ市立図書館の司書クララ・ブリードさんは、そんな日系人の子どもたちを心配してハガキを渡しました。 「わたしにおたよりをちょうだい。あなたたちがどこにいるのか、知りたいの」 クララさんとの文通とクララさんが送ってくれる本が、収容所の子どもたちの心の支えになりました。 感謝の気持ちしかないです。 そして、衿を正そう。

Posted byブクログ