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契約書リーガルチェックのポイント の商品レビュー

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2021/02/01

民法上の典型契約に関する記載については、大変参考になった。後半の知財関係やシステム開発といった現代型の日典型契約については、自分が扱う予定がほぼないので、読み飛ばした。現在扱う可能性がなくても勉強しておくべきという考え方もあろうが、自分は未熟なので他に扱う可能性のある分野の勉強を...

民法上の典型契約に関する記載については、大変参考になった。後半の知財関係やシステム開発といった現代型の日典型契約については、自分が扱う予定がほぼないので、読み飛ばした。現在扱う可能性がなくても勉強しておくべきという考え方もあろうが、自分は未熟なので他に扱う可能性のある分野の勉強を優先せざるを得ない。また余裕ができたら勉強する。 全体として契約書のリーガルチェックとは曖昧さや多義的な解釈の余地を潰していくということだが、全ての曖昧さを回避するというのは原理的に無理である(例えば引き渡し時の記載から曖昧さを完全に奪うとすれば令和丸年○月○日○時○分○秒時点で商品を引き渡す、という非常識な文言になる)。ので、過去に争いになった論点に関する曖昧さを潰す、という作業により紛争予防をすることになる。曖昧さから発生した紛争という過去の事例を題材に、曖昧な条文、曖昧でない条文、法知識も含む論点的な解説、裁判例の紹介、という構成が臨場感があり腹落ちを促した。 経験上、ある分野の案件を一件担当し、その分野の本を3冊読めば、それなりにその分野で仕事ができるようになる。ので、あと2冊、この分野の本を読みたい、

Posted byブクログ