アタマの中のアレを食べたい の商品レビュー
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まあ最初のハードルは飼っていたペットの遺体(死骸とは敢えて言わない)を食べてしまうところだと思う。 ここで嫌悪感が勝ってしまう人は触れないほうが吉。 というかこう書くのも本当は憚られる。 しかしこの漫画を語る時どうしてもここに触れないわけにもいかないから困ったもんで。 聞いただけでもう駄目な人も多いだろうな今は。 自分も最初はうへえと思いはしたのだが、意外とそれ以上の不快感は出なかった。 「関わりたくないなあこういう人とは」とは思ったが正直な話。 漫画で読んでいる限り害はない。 大事に育てた動物を解体して売り物にする畜産農家とはまた違う衝撃と皮膚感の差は存分に感じられた。 作者の旦那は間違っても先には死ねないだろうな…遺体損壊の疑いで漫画家のアサギユメが逮捕なんて報道聞きたくないわ。 そこを乗り越えられられば一見ゲテモノと呼ばれる食材を楽しく食している漫画として面白いと思う。
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まず、ビックリしたのが、あの鯨川リョウ先生が結婚していて、奥さんも漫画家だったってコト 鯨川先生の『秘密のレプタイルズ』は私が大人買いした作品かつバイブルの一つなので、純粋にビックリした。しかし、読むとお似合いの夫婦だな、と納得できる。言い方は妙かも知らんけど、この旦那ありにして、この嫁アリって感じ 内容に関しちゃ、私はあんまり、辟易しなかった。そもそも、表紙を見ただけで、方向性がそちら側へ突き抜けちゃっている作品だ、と理解できるのだから、気持ち悪くなるはずがない それこそ、ぽんとごたんだ先生の『桐谷さん、ちょっそれ食うんすか!?』や茸本朗/横山ひろと先生の『僕は君を太らせたい』、もしくは、九井諒子先生の『ダンジョン飯』を読んで、食欲が刺激される、私と同じタイプの漫画読みなら、この『アタマの中のアレを食べたい』も楽しめるだろう ある意味、人間としても、爬虫類など一般的ではないペットを飼っている者として、正しい姿勢を、この夫婦は示してくれているかもしれない。もちろん、人によっちゃ、違う、と思う方がいるのも承知はしている 少なくとも、私は、この夫婦の考え方と生き方、命の尊重の仕方に対し、好感が持てて、二人がこれからも幸せでいて欲しい、と思うだけだ ただ、注意ってほど大袈裟じゃないんだが、ぶっちゃけ、夫婦系イチャラブコメとして、結構、強めなので、その手の話が得意じゃない人は、つい、舌打ちが出るかもしれない この(1)で、タイトルの謎をしっかり回収(?)してくれているのも、個人的には好感が持てる 個人的には、(2)でも、「珍獣屋」さんの店長・伊勢谷虎徹さんの登場頻度が、(1)と同じくらいだと嬉しい。こういう、主役に負けないサブは結構、好き。女装ver.も含め、見た目が私的にタイプだ この(1)で、私的に気になったのは、やはり、馴鹿肉。食べ慣れているってほどではないにしろ、鹿肉の味を知っている身としては、どんな違いがあるのか、己の舌と胃で知りたい この台詞を引用に選んだのは、伝わって来るなぁ、と感じたので 仮に、マンガじゃなく、文字だけであってとしても、これは読み手に百足の味が、どんだけ凄いか、をリアルに伝えられる 勉強になる しかし、ひめさん、付き合いがいいっつーか、度胸が凄い ウーパールーパーやカメレオンなら、まだ抵抗感少な目で食べられるが、虫は正直、ダメだ、私 飼いたい対象だからっつーより、食べ物だ、と脳が認識しないのかも 未だに、レプタイルズショーの屋台で出るコオロギの素揚げなんかも食べる気が起きないし、虫食の代表とも言える蜂の子や蝗の佃煮もダメ しかし、小説の質を上げるのは、実体験。となると、いつか、虫を食べねばならない時も来るのかも知れない とりあえず、ひめさんには、次巻でも登場してほしい。そんで、また、とんでもないモノを食べさせられて欲しい(←外道か) 「・・・他の虫は、イメージさえ改めれば食べられるけど、ムカデはダメだ! 重めの風邪が治るくらいでないと割に合わない!」(byひめさん)
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