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DASPA 吉良大介 の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2023/02/25

DASPAシリーズ第一弾は、巡査長真行寺弘道シリーズの1作目とリンクする内容。こちらは、吉良大介の目線で語られる。 真行寺弘道シリーズでチラッと登場した長身でイケメン、バイオリンも嗜むエリート警察官僚・吉良大介。国のために働き、日本を良くすることを本気で考える姿に官僚として完璧...

DASPAシリーズ第一弾は、巡査長真行寺弘道シリーズの1作目とリンクする内容。こちらは、吉良大介の目線で語られる。 真行寺弘道シリーズでチラッと登場した長身でイケメン、バイオリンも嗜むエリート警察官僚・吉良大介。国のために働き、日本を良くすることを本気で考える姿に官僚として完璧な姿を想像していた。 この作品では彼の意外な弱点、女性に弱いところが露呈。ハニートラップにかかったり、真行寺の上司である水野にもキツく当たられたり、女性関係の受難が続く。 それでも吉良の青臭いまでの国家観には、個人の自由を何よりも大事にする真行寺よりも個人的に共感する。 作品では現実より先にスパイ防止法案が委員会を通るのだけど、そこに仕組まれた免責条項が最後の山場。 日本という国は自分の足で立っているのか?一人前の大人の国と言えるのか?大きな命題を投げかける。それでも吉良たちが抵抗し、最後の最後で少しだけ将来に希望を繋いだことが救い。 様々なことを考えさせられる作品。 さて、現実はどうなっていくのか。

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2021/08/26

巡査長シリーズに出る吉良は、印象として登場する意味がちょっとわからないと感じていたのだけれど、平行した物語という形態は面白いかもしれない。

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2020/10/12

10月-10。3.5点。 自衛隊やら、警察やら、厚労省やらが集まった国家的インテリジェンス部署。 警察官僚の主人公が、部署横断的に動く。最初の事件は、日本で殺害されたロシア人。 真行寺が出てきたり、黒木が出てきたり。スピード感あり、スパイらしいだまし合い、日本的な縄張り意識あり...

10月-10。3.5点。 自衛隊やら、警察やら、厚労省やらが集まった国家的インテリジェンス部署。 警察官僚の主人公が、部署横断的に動く。最初の事件は、日本で殺害されたロシア人。 真行寺が出てきたり、黒木が出てきたり。スピード感あり、スパイらしいだまし合い、日本的な縄張り意識あり。 盛りだくさんだけど、上手くまとめた。さすがの作者。 あとがきによると、真行寺シリーズと絡みながら進んでいくらしい。楽しみだ。

Posted byブクログ

2020/09/13

”巡査長真行寺”と登場人物が被る警察官僚が活躍するエンタメ パラレルワールドの警察ものぐらいに割り切って楽しむ

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2020/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新シリーズにして、真行寺弘道シリーズともリンクしている作品です。尾関議員が登場していますので、時間軸としては真行寺シリーズの第一弾の頃の話しということになりますね。あとがきによれば、真行寺~のほうにも吉良が登場していたようですが、さすがに忘れてしまっていて…。 さて、作品はというと新たに発足するDASPAのインテリジェンス班のサブチェアマンに抜擢された主人公吉良が活躍する物語で、エンタテインメント小説というべき部類のものなのですが、スパイ防止法など国際政治的な色合いの強い内容を扱っているせいか、(自分の不勉強もあり)イマイチにはピンとこない部分ありました。そのため、星の数もちょっと控えめ…。 主人公である吉良はというと、警察官僚の中枢ともいえる立場にありながら少々ハメを外した立ち回りもあるとはいえ、やはり国を守るスタンスを貫く正統派な人物といえるでしょう。その点、真行寺と比較してしまうと、どこかおもしろみに欠ける気がいたします。女関係で失敗してしまう点は愛すべきキャラといえますが、その一方でキレ者な面もあって、と、なんだか現時点ではつかみどころがない、評価に悩むキャラです。新シリーズということですので、続編に期待。

Posted byブクログ

2020/07/31

めぐるましく動くエンターティメント。まさかの、真行寺さんの同窓会じゃないよね?コロナの今だからめちゃリアルだし、厚労省知ってるよね?みたいに読む手が止まらなかった。理屈抜きで楽しめた作品。真行寺さんを知ってるからこその生きた作品。

Posted byブクログ