1,800円以上の注文で送料無料

同時通訳者が「訳せなかった」英語フレーズ の商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/03/17

通訳の皆さんが初めて出会った言葉について、その場で発言者に確認するだけではなく、後で辞書を引いたり、記事を調べたり、語源までさかのぼったりするのがさすがだなと思う。 語学ができる人を、才能があるすごい人みたいに雑に考えてしまうけど、コツコツ努力を重ねて語彙を増やしていく努力、言語...

通訳の皆さんが初めて出会った言葉について、その場で発言者に確認するだけではなく、後で辞書を引いたり、記事を調べたり、語源までさかのぼったりするのがさすがだなと思う。 語学ができる人を、才能があるすごい人みたいに雑に考えてしまうけど、コツコツ努力を重ねて語彙を増やしていく努力、言語だけでなく文化、歴史、地理、童謡、童話などにアンテナを張る必要がある、タフ仕事なんだと改めて気づく。 尊敬!!

Posted byブクログ

2021/03/07

プロの通訳の方の仕事についての文章を読むといつも思うけれど、どなたも本当に謙虚で、ものすごく勉強家で驚きます。 すごいなぁ、とただただ尊敬。 収録されている中では、「チャタムハウス・ルール」が一番印象的だったかな~。 こういう言葉って、日本語からは生まれない言葉かなと思った。...

プロの通訳の方の仕事についての文章を読むといつも思うけれど、どなたも本当に謙虚で、ものすごく勉強家で驚きます。 すごいなぁ、とただただ尊敬。 収録されている中では、「チャタムハウス・ルール」が一番印象的だったかな~。 こういう言葉って、日本語からは生まれない言葉かなと思った。つまり、日本人の思考にはない論理かと。今までの慣習を全く白紙にして真新しいルールを敷く、って日本人は苦手そう・・・ あ、あと、インド系の人の話が二つほど入っていて、どっちもおもしろかった。 ペルキッ! って妙にツボだったわー! よく、日本人で「英語まったくダメです」っていう人ほど「インド人の英語は分かんないよねー!!」と言うけど、私的にはインド人より日本人の英語の方がよほど聞きづらいわ、と思うことが多い(特に変な巻き舌の人)。 でも、この本を読むと、インド英語やっぱり難しいんだなーと思った。私が知らないだけで。 4コマ漫画もすごく面白かったけど、量が少なーい。 もっといっぱい載せてほしかった。

Posted byブクログ

2020/11/29

自分のしってるフレーズもいくつか出てきて、そういうものなのか、という感じ。読み物としては面白いし、エピソード記憶に効く。

Posted byブクログ

2020/10/16

本書はコロナ禍で仕事が激減した通訳者の方々が「このような状況だからこそ出来ることはないか」と考えた末に企画されたそうです。 国際会議が次々とキャンセルされ、いつまで仕事がない状態が続くかわからない中で、27名の通訳者が執筆に加わっています。 英語のレベルに焦点を当てるなら、内容...

本書はコロナ禍で仕事が激減した通訳者の方々が「このような状況だからこそ出来ることはないか」と考えた末に企画されたそうです。 国際会議が次々とキャンセルされ、いつまで仕事がない状態が続くかわからない中で、27名の通訳者が執筆に加わっています。 英語のレベルに焦点を当てるなら、内容は英語上級者向けです。 今まで見たことも聞いたこともない英語がたくさん出てきます。 通訳者を目指している人には、通訳者の心得や日頃の準備の参考になるに違いない内容だと思います。 私は英語そのものにはあまりこだわらずに、同時通訳者が 「えっ! どういう意味?」 と脂汗をかきながらあたふたする様子を楽しませて頂きました。 分からなくても黙り込むことは許されません。 野球のヒーローインタビューと違って、適当な事を言ってお茶お濁すわけにいかない緊張感も伝わってきました。 数年前に流行語になった表現だったり、特定の地域以外では使われない言い方だったり、業界用語だったり、そこまで知識を持つのは無理ってもんです。 日本人ならではの和製英語に慣れ親しみ過ぎての失敗もあるみたいです。 あと、人前で話すことに慣れている人が使いたがる慣用句も通訳泣かせだというのも良く分かりました。 日本人でも慣用句や四字熟語などを好んで使う方がいますが、外国人の通訳さんにとっては厳しいでしょうね。 Don't throw the baby out with the bathwater. 直訳すると「お風呂の水と一緒に赤ちゃんを捨ててはいけません。」は、「大事なものは何かを見極め、捨てるものと区別しよう。」と訳さなくてはいけません。 慣用句は徐々に知識を増やせばいいけど、ダジャレ大好きおやじは、迷惑でめんどくさい奴と思っているようです。 発音が同じで別の単語の聞き分けや、アメリカ英語とイギリス英語の違いも考慮したり、通訳って凄く頭を使い集中力がいる仕事だと尊敬します。 イギリスのジョンソン首相は、聞き手の耳に残るスローガン的な表現や文学的な引用を多用するので、通訳者泣かせだそうです。 歯に衣着せぬアメリカのトランプ大統領も通訳者泣かせらしいですが、訳しにくさの "質" が違うそうです。 知っていても役に立たない英語を少し覚えてしまいましたが、使う事もなさそうですのできっとすぐに忘れてしまうでしょう。 その言葉はなぜその意味で使われるのか、脂汗をかいた通訳さんが調べてその背景を教えてくれるので面白かったです。 通訳さん達の仕事の世界もわかるし、何より「言葉は生きている」ということを感じることができました。

Posted byブクログ

2021/01/15

烏兎の庭 第六部 8.22.20 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2008.html#0822

Posted byブクログ

2020/08/15

タイトル通りで、同時通訳者が訳せなかった英語の単語やフレーズを80個を見開きでそれがどういう場面で出てきて、どう対処したかの状況や、後日調べた語源等を解説した本。 同時通訳のようなエキスパートが訳せなかったくらいの単語やフレーズなので、通訳ではない当方にとっては初めて聞く単語、...

タイトル通りで、同時通訳者が訳せなかった英語の単語やフレーズを80個を見開きでそれがどういう場面で出てきて、どう対処したかの状況や、後日調べた語源等を解説した本。 同時通訳のようなエキスパートが訳せなかったくらいの単語やフレーズなので、通訳ではない当方にとっては初めて聞く単語、フレーズばかりだった。 例えば、「Wet behind ears」、「Go pear-shaped」、「Bitching」等々(答えは最下段に記しておきます) そして、上記のように、それがどのような通訳現場で出てきて、その場をどう乗り切ったかという状況説明に加え、語源やその語が出てきた背景まで説明されているので、楽しく読めた。 本書掲載の内容は、ネイティブの英語話者と関わったり、英米の新聞、雑誌等を読まない限りあまり必要のない知識かもしれないが、英語という言語の背景にある文化、習慣、風俗等が透けて見えるので、語学観点からだけでなく、英語にまつわる軽いエッセイとしても読める良書だと思う。 (上の3つのフレーズ、単語の意味 いずれも本書より。) Wet behind ears: 未熟な、経験の浅い Go pear-shaped: 台無しになる、計画などが失敗する、物事が悪化する Bitching:素晴らしい、格好いい

Posted byブクログ