消えたママ友 コミックエッセイ の商品レビュー
もっと週刊誌的な切り口の作品かと思っていたら、切ないヒューマンドラマだった…この頃の女性の、辛さや問題点が炙り出されるような佳作でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
"『レタスクラブ』の読者さんは「幸せな奥さん」というイメージがあるので、このような不穏な作品を発表するのは勇気がいった"と著者があとがきで書いている通り、絵はふんわりソフトなタッチだけどほんとに不穏 仲良しママ友4人組の1人有紀ちゃんがある日突然失踪する 息子のツバサくんも置き去りにして それをきっかけにして残された3人の関係もギクシャクし始める ああしなきゃこうしなきゃの見えない大量のルールに満ちたママ友の世界がめんどくさ過ぎる(現実でもこんな感じ?!) 有紀ちゃんの代わりにツバサくんのお迎えに来るパパやおばあちゃんは温厚で上品なんだけど、たまに一瞬目を疑う人格が垣間見える 最後、有紀ちゃんの失踪の理由を読んで、わかるわかる良かったやんとすごく共感してたのに、 「あの3人に私はいま幸せよっていいたかった 私がいちばん勝ちだ」 という有紀ちゃんの心の言葉に一番ゾッとした ※第25回手塚治虫文化賞受賞 According to the author’s afterword, publishing such a disturbing work took courage because the readers of 'Lettuce Club' are generally seen as 'happy wives.' The illustrations have a soft, gentle style, but the atmosphere is genuinely unsettling. One day, Yuki-chan, one of a close group of four mom friends, suddenly disappears, leaving her son Tsubasa-kun behind. This incident sets off tension among the remaining three, and their relationships begin to fall apart. The world of mom friendships is filled with countless invisible rules about what you should or shouldn’t do—it’s just too much trouble.(Is it really this way in real life too?) Both Yuki-chan’s husband and her mother-in-law, who come to pick up Tsubasa-kun in her place, are kind and refined. Yet, sometimes you briefly glimpse a side to them that makes you question their true character. Later, Yuki-chan explains why she disappeared, and I found myself sympathizing deeply and thinking, 'I get it, good for her.' But the most chilling moment was her inner voice: 'I want to tell those three that I’m happy now. I’m the real winner.'
Posted by
ママもみなそれぞれに悩みを抱えていて、仲が良くても(良いからこそ?)なんでも言える訳じゃない。あとがきに、妻には逃げたい願望があると書いていたけれど、やっぱりツバサ君のように子どもには消えないダメージを与えるのだろうな…と心配に思った。
Posted by
まだママ友がいるような年齢ではないけど、これがリアルなんだろうなぁという感想。 みんな誰にも言えない気持ちや秘密の一つや二つあるもんね。 綺麗な物語で済まされてなくておもしろかった。
Posted by
この人の描くマンガはかわいい。かわいさゆえに手に取ってしまう。でも内容はいつもちょっとこわい。 ママ友同士で「〇〇ちゃんママ」とか「××くんママ」とか呼び合っているのってよく耳にする。 この作品の中では子どもの名前ではなく本人の名前にちゃんを付けて呼び合っている。そりゃそうなん...
この人の描くマンガはかわいい。かわいさゆえに手に取ってしまう。でも内容はいつもちょっとこわい。 ママ友同士で「〇〇ちゃんママ」とか「××くんママ」とか呼び合っているのってよく耳にする。 この作品の中では子どもの名前ではなく本人の名前にちゃんを付けて呼び合っている。そりゃそうなんだけど、ママ友のだんなさんからも「ちゃん」付けで呼ばれるのはちょっといや。 表紙の有起ちゃんの顔がマジックでグルグル消されているのもリアリティがあってこわい。 人物が髪形だけがちがっていて顔は同じだから、何度か冒頭の「登場人物」を見返した。
Posted by
ママ友が突然いなくなった。子どもをおいて男と逃げたらしい。 主人公も噂を聞いて、ほかのママ友にベラベラしゃべるのが卑しい感じがした。 僕は友人がいない人間なのだが、この本を読んで やはり、友人は別にいらないなとも思った。 嫁姑問題も薄ら表現されている。 親戚づきあいも面倒。 人...
ママ友が突然いなくなった。子どもをおいて男と逃げたらしい。 主人公も噂を聞いて、ほかのママ友にベラベラしゃべるのが卑しい感じがした。 僕は友人がいない人間なのだが、この本を読んで やはり、友人は別にいらないなとも思った。 嫁姑問題も薄ら表現されている。 親戚づきあいも面倒。 人との付き合いが苦手な人には、やはりなと思わせてしまう一冊。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネットでよく目にしていてずっと気になってました。 ゆきちゃんの義母と夫がヤバそうなのは想像できたけど、本人が借金するまでにパチにのめり込んでたのは想像のさらに上だった… 「たまごが先かにわとりが先か」ではないけど、それぞれのもつちょっとした歪みがグルグルと負の鎖を作り続けているようでゾッとしました。
Posted by
読んでみたかった本、やっと読めた。想像していたより結末が重かった。死にたくなったら逃げて、というメッセージがちゃんと届いて活かされてよかった。
Posted by
最後のあとがきにあった、投げかけがぐさりと刺さりました。今置かれている現実から逃げたい自分…いくらでもいます。妄想にふけります。
Posted by
レタスクラブ連載。ママ友はあってもパパ友はない。自分のような人物はきっとターゲットではない。しかし、十分に楽しめた。「保育園ママにそんな余裕はない!」「子育てママはこんなこと思わないよ!」。リアリティのない設定は確かにある。現実の感覚とのズレもあるだろう。ただ、名作といわれる小説...
レタスクラブ連載。ママ友はあってもパパ友はない。自分のような人物はきっとターゲットではない。しかし、十分に楽しめた。「保育園ママにそんな余裕はない!」「子育てママはこんなこと思わないよ!」。リアリティのない設定は確かにある。現実の感覚とのズレもあるだろう。ただ、名作といわれる小説やドラマには往々にしてそういう面がある。必ずしも自然描写に価値があるわけではない。物語の中のその立場にあえて変換して自分を置いてみる。そこに普遍的な何かはないか、探してみることに学びと楽しみがある。本作は実りの多いものだった。
Posted by
