仕事本 わたしたちの緊急事態日記 の商品レビュー
自分で勝手に夏休み課題図書シリーズ、「はたらく」ことについて考える本第二弾。「働くわたし」に続いて。2020年4月1日から30日の緊急事態宣言下の日本のお仕事についてのCTスキャンです。TwitterなどのSNSではフローとして流れ去ってしまう日々の気持ちを、すぐさま本という形式...
自分で勝手に夏休み課題図書シリーズ、「はたらく」ことについて考える本第二弾。「働くわたし」に続いて。2020年4月1日から30日の緊急事態宣言下の日本のお仕事についてのCTスキャンです。TwitterなどのSNSではフローとして流れ去ってしまう日々の気持ちを、すぐさま本という形式で、残そうとした企画者に拍手、です。明治維新、関東大震災、敗戦、原爆投下、東日本大震災などに負けじとも劣らない時代の変革期の貴重な記録として、あとあと価値がある資料になると思います。いや、外的に「風景」が変わるような変化ではなく「働く」という外からは見えづらい変化を後世に残す、という意味ではさらに重要度は高いかも。しかし、未だにunder corona下にある今としては、それぞれのお仕事の悩みと苦しみと怒りと諦めと頑張りと繋がりへの連帯感を確認する本でした。あとは現時点8月から振り返れば4月ってだいぶ昔のことに思え、4ヵ月前はそういうこと思っていたな、という確認もできました。とにかく在宅って日々PCに向かいながら猛スピードで時間だけが経っていく感じなので、時間感覚も変になってしまっています。「働く」ということにおいての人と交わる、という部分がニューノーマルといわれる時代にどうなるか、まだまだ分からない現在進行形の物語です。「仕事本」に書かれたことが、一瞬そういうこともあったね、になるのか、これから起こることの先駆けの記録になるのか…
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コロナ禍の最中 在宅勤務 自粛生活の数ヶ月 いろんな職業や立場の人の実情が垣間見える内容 いるんな人や事情が知れて 自分だけではないと思えただけでも良かった気がしました
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この1か月、チビチビ読んだ。本当に様々な職業の方たちの日記。私は、緊急事態宣言が出されたあの時、どう過ごしていただろうか。 未曾有のことであり、どうなるかもわからないことだからこそ、一人一人思うことも、怒りを案じることも、視点も違う日記を残しておくことが大事なのだろう。 再び...
この1か月、チビチビ読んだ。本当に様々な職業の方たちの日記。私は、緊急事態宣言が出されたあの時、どう過ごしていただろうか。 未曾有のことであり、どうなるかもわからないことだからこそ、一人一人思うことも、怒りを案じることも、視点も違う日記を残しておくことが大事なのだろう。 再び感染拡大が続いている今、日々、どうしようか悩むことがいろいろある。それを自分も記録しておきたくなる。
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全ての人にあまねく降りかかった災厄。 世界が変わってしまった中で、市井の人々は何を思い、どう生きているのか。 読めば、改めてその被害の大きさを知る。 そして、そんな状況下でも強く生きる人々の姿を知る。
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さまざまな職場で働く人たちの、コロナ禍で緊急事態宣言が発令された十数日間の日記。 芸能人やプロの文筆家だけでなく、パン屋さん勤務のおばちゃんや農家のおじさん等ごく一般の方のリアルな言葉や生活を垣間見れたのが良かった。 装丁に「何に対しても私と関係ないと思ったら終わりじゃん?」と本...
さまざまな職場で働く人たちの、コロナ禍で緊急事態宣言が発令された十数日間の日記。 芸能人やプロの文筆家だけでなく、パン屋さん勤務のおばちゃんや農家のおじさん等ごく一般の方のリアルな言葉や生活を垣間見れたのが良かった。 装丁に「何に対しても私と関係ないと思ったら終わりじゃん?」と本文の言葉を引用してあるのだが、まさにそうで、自分もこの本で語る人たちの一人であり、社会という歯車の一員なのだと、コロナ禍という今世界共通の苦難を通して、より一層強く感じた。 故郷で辛い学生時代を過ごしてきたという中国人留学生の女の子の日記が刺さる。「いくら濁っている環境にいても自分が悪くなる理由にはならないと思う」強く生きられる気がした。
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コロナ禍で働く、77人の日記。 普段、取り上げられることのないような職種まで、多様な仕事を取り上げてるのがとてもよかった。 人それぞれ悩みや変化、怒りが違う。自分では、気づいていなかった視点の苦しさや不安もあり、ぐんぐんのめり込むように読んだ。スーパーの店員さん、ごみ収集員さんな...
コロナ禍で働く、77人の日記。 普段、取り上げられることのないような職種まで、多様な仕事を取り上げてるのがとてもよかった。 人それぞれ悩みや変化、怒りが違う。自分では、気づいていなかった視点の苦しさや不安もあり、ぐんぐんのめり込むように読んだ。スーパーの店員さん、ごみ収集員さんなど、毎日見ているあの人かもしれない、とすごく身近な日記として感じた。 ドイツのイラストレーターさんの日記も印象的で、保障の制度について、「この国に住んでいてよかった、と思う」という文章に、そんな風に国に対して思える日が来るといいと、心から思った。
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