怪談「諸国百物語」 の商品レビュー
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夏なので怪談ものを。 現代語訳とありますが、原文テイストが色濃く残っていました。「すわや!」など。 そのため、始めのうちは読みにくかったです。 お話としては、全く怖くありませんでした。 あとがきにも書かれていましたが、嫉妬心の強い女と蛇がやたらと登場してきます。 特に印象に残ったお話は、 「歌声に惹かれて口説き落とし、一晩を共にした男。翌朝、初めて女の顔を見たらあまりに醜かったので、女を捨てて逃げ出し、挙げ句の果てに船頭にお金を渡して、追ってきた女を殺させたお話。(21話)」 そりゃ、亡霊に殺されても仕方ない。 「野宿をしていた僧の所へ、笛を吹く若衆が現れた。化け物かと疑うが、若衆はそれを否定して、自分の屋敷へ招待、寝床を与える。僧は、不思議に思い、眠れないまま夜を明かすが……(10話)」 いつものパターンと違って、ほんのり清々しく、しかし哀しい話でした。
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