逃亡刑事 の商品レビュー
他の中山作品で見かけた高頭冴子が今作の主人公でした。中山先生は組織のはみ出し者を描くのが、本当に上手い!冴子はもちろん、部下の郡山も好きになりました。猛の真っ直ぐさも良いですね。そして、ヤクザの山崎。美味しいところをいつも持っていきますね。また、冴子の作品が読みたいです!
Posted by
警官を殺した犯人が警察内部にいるとか、それを目撃した少年を保護するために主人公が逃亡するとか、映画「目撃者」を彷彿とさせる。 悪者が徹底的に悪く、主人公が絶体絶命に追い込まれながら最後に大逆転する図式的は普遍的だが爽快。 主人公を救出するために大阪のドヤ街のおっさんたちが警察...
警官を殺した犯人が警察内部にいるとか、それを目撃した少年を保護するために主人公が逃亡するとか、映画「目撃者」を彷彿とさせる。 悪者が徹底的に悪く、主人公が絶体絶命に追い込まれながら最後に大逆転する図式的は普遍的だが爽快。 主人公を救出するために大阪のドヤ街のおっさんたちが警察署を迫撃砲で攻撃するとか、主人公が逃亡の手助けを暴力団に頼るとか弾けぶりも楽しい。
Posted by
単独で麻薬密売ルートを捜査していた刑事が、銃殺された。 専従班として指名されたのが〈県警のアマゾネス〉と渾名で呼ばれている、身長180センチ、化粧っ気なし、独身。ショートボブで無駄に美人。 千葉県警刑事部捜査一課警部、高頭冴子。 その事件を目撃したのが、8歳の猛。 猛の証言に...
単独で麻薬密売ルートを捜査していた刑事が、銃殺された。 専従班として指名されたのが〈県警のアマゾネス〉と渾名で呼ばれている、身長180センチ、化粧っ気なし、独身。ショートボブで無駄に美人。 千葉県警刑事部捜査一課警部、高頭冴子。 その事件を目撃したのが、8歳の猛。 猛の証言により、銃撃犯にたどり着いた途端に、警察殺しの濡れ衣を着せられた冴子は、猛と二人で、逃亡したところは、意外な場所だった。 息もつかせぬ展開で、ようやく解決。 冴子が猛に 「一日も早く忘れろ」と言うと 猛が 「警察官になって、絶対また会いにきてやるからっ。憶えてろっ」 猛が大人になつて、警察官になり、再会する場面が想像され、続編として読みたくなった。
Posted by
面白かった。 玄葉にジリジリ追い詰められていく冴子。 信用できる仲間はいるのか? 何も無い状態での逃亡 無事解決できるのか? 山崎 佐古ジイ センセイ達のここぞという場面での活躍嬉しくなる。 「指揮官が不在でも兵隊は動く」高頭班の掟 辛い事情聴取にも屈しない郡山 冴子との信頼...
面白かった。 玄葉にジリジリ追い詰められていく冴子。 信用できる仲間はいるのか? 何も無い状態での逃亡 無事解決できるのか? 山崎 佐古ジイ センセイ達のここぞという場面での活躍嬉しくなる。 「指揮官が不在でも兵隊は動く」高頭班の掟 辛い事情聴取にも屈しない郡山 冴子との信頼関係が伝わる。 終盤が特に面白かった。
Posted by
県警のアマゾネス。 んー。少し苦手な感じのキャラ設定。ですが、ストーリーは面白い。犯人は早い時点で分かるのですが、それでも飽きる事なく読み進められます。 でも、どうしてもこの感じの構成は、ストロベリーナイトの姫川玲子と比較してしまう…。
Posted by
割と早い段階で犯人が分かるので謎解き要素はなし。 警察小説ですが、読み手に訴えてくるものが特にないエンタメ小説でした。 ラノベに限りなく近いかも。 エンタメとしては上出来かもしれませんが、好みではないし面白さもあまり感じられませんでした。 中山氏の作品は振り幅が広いというか、...
割と早い段階で犯人が分かるので謎解き要素はなし。 警察小説ですが、読み手に訴えてくるものが特にないエンタメ小説でした。 ラノベに限りなく近いかも。 エンタメとしては上出来かもしれませんが、好みではないし面白さもあまり感じられませんでした。 中山氏の作品は振り幅が広いというか、良書とそうでないものの差が大きいというか。 2020年40冊目。
Posted by
どうしてこれほどまでに読者を惹き込むのが上手いんだろうか…いつも中山七里の作品を読むたびに思ってしまう。屈強な女性刑事の逃避行、なんてつまらないわけがない❗️その構図を中山七里が描くんだから尚更❗️ ハードさだけではなく、女性として繊細な母性の琴線の表現なんて物語の濃淡を見事に作...
どうしてこれほどまでに読者を惹き込むのが上手いんだろうか…いつも中山七里の作品を読むたびに思ってしまう。屈強な女性刑事の逃避行、なんてつまらないわけがない❗️その構図を中山七里が描くんだから尚更❗️ ハードさだけではなく、女性として繊細な母性の琴線の表現なんて物語の濃淡を見事に作り出して素晴らしい
Posted by
面白かった これもシリーズ化されるのか? 主人公は県警のアマゾネスと言われる身長180cmの武闘派警部、高頭冴子。美人にもかかわらず、32歳独身、男勝りの辣腕、悪態、言葉使いも荒い。 単独で麻薬密売ルートを追っていた刑事が銃殺。それの捜査にあたるのが捜査一課の高頭班。冴子は事...
面白かった これもシリーズ化されるのか? 主人公は県警のアマゾネスと言われる身長180cmの武闘派警部、高頭冴子。美人にもかかわらず、32歳独身、男勝りの辣腕、悪態、言葉使いも荒い。 単独で麻薬密売ルートを追っていた刑事が銃殺。それの捜査にあたるのが捜査一課の高頭班。冴子は事件の真相を知ったものの、逆に真犯人に嵌められ、刑事殺しの濡れ衣を着せられます。自身の無実を証明することができるのは、事件の目撃者である8歳の少年の猛。冴子と猛の逃避行が始まります。 それをサポートするのがヤクザの山崎 いいようにヤクザが巻き込まれていくのが面白い 当然ハッピーエンドとなるわけですが、そこに至るまでのドンパチがハラハラドキドキ。 様々な人に助けられる冴子たち。 最後、窮地に追い込まれますが、そこを助けたのが意外な人物(笑) スピード感あって、あっという間に読み切りました。 これまたお勧め
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
警察官を拝命して十年、その間に警察の唱える正義なるものが、それほど潔癖なものではないことを知らされた。 家族を持ち、部下を持ち、護るものが増えるにつれて個人の正義や理想は後退する。 「味方だとか敵だとか、人間を大雑把に分けるな」 「人にはいくつもの顔があって、いくつもの言葉を持っている。その都度その都度変わっていく。あの玄葉にしたってそうだ。わたしたちにはとんでもない悪党だが、警察や自分の家の中では優秀だったり、善良だったりする。人はそんなに単純なものじゃない。単純でないものを単純に分類すると、取り返しのつかない間違いを犯す」
Posted by
今後の活躍が楽しみなキャラクターがまたまた産まれました。 今度は千葉県警。 シリーズ化されるみたいなので次回作も楽しみです。 他の作品にも顔を出してもらえると嬉しいですね。
Posted by