日本マンガ全史 の商品レビュー
2024.08.26 膨大な情報量に感服した。日本の漫画の発展の歴史が概観できた。これからの漫画・アニメが楽しみだ。
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第7章 少女マンガ ●「ベルサイユのバラ」の大ヒットを受けて、1970年代の少女マンガは黄金期をを迎える。その後、「ガラスの仮面」「あさきゆめみし」が評判を呼んだ。「あさきゆめみし」は源氏物語をおおむね忠実に描かれており、視覚的な美しさがどこまでも追求されている。華やかな宮廷生活...
第7章 少女マンガ ●「ベルサイユのバラ」の大ヒットを受けて、1970年代の少女マンガは黄金期をを迎える。その後、「ガラスの仮面」「あさきゆめみし」が評判を呼んだ。「あさきゆめみし」は源氏物語をおおむね忠実に描かれており、視覚的な美しさがどこまでも追求されている。華やかな宮廷生活や登場人物の心理描写がこの作品に圧倒的な魅力を与えている。 ●「高橋留美子」先生は、青少年誌にラブコメディーを得意とする漫画家として認識された。めぞん一刻やらんま1/2がヒット。登場人物は「萌え」の原型となったと言われている。 ●「あだち充」先生は、「みゆき」「タッチ」をヒットさせて、少年向けラブコメマンガの代表的作家となる。
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タイトルのとおり、日本のマンガの通史を描いている。 もっとも、戦後期が手厚いが、それはやむを得ないと思う。 週刊少年マガジン初代編集長と面識あるだけに、関連エピソードが豊富で面白い。
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https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00032453/
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日本の「マンガ」の歴史を概観したければ、実に詳しくて広い。昭和30年代の週刊漫画創世記を生きた老人には、ただただ、懐かしい。それにしても細部にわたる状況報告(?)が、ノンビリ読むにはかなりめんどくさいことも事実。 でも、まあ、この年になって、まだマンガとか好きなタイプには「オ...
日本の「マンガ」の歴史を概観したければ、実に詳しくて広い。昭和30年代の週刊漫画創世記を生きた老人には、ただただ、懐かしい。それにしても細部にわたる状況報告(?)が、ノンビリ読むにはかなりめんどくさいことも事実。 でも、まあ、この年になって、まだマンガとか好きなタイプには「オタク」的こだわりの人が多いわけで、著者もそうですが、そういう人にはうってつけかも。
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教科書として良いと思います。 コンパクトにするための配慮があるのだと思うのですが、これなら「完全版」みたいにもう少し濃いエピソードを拾ったバージョンも読みたい。 系譜とか図示したページとかも用意して、って色々と長い歴史を浅く(個人の要望として個々の作家の話を"濃いモノ...
教科書として良いと思います。 コンパクトにするための配慮があるのだと思うのですが、これなら「完全版」みたいにもう少し濃いエピソードを拾ったバージョンも読みたい。 系譜とか図示したページとかも用意して、って色々と長い歴史を浅く(個人の要望として個々の作家の話を"濃いモノ"として捉えてます)に感じて近代は色々と読み飛ばしてしまった。 で、今後どうなるのかな〜??
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膨大な日本のマンガの歩みをよくぞここまでまとめたものと畏敬の念すら感じる。また、図版も豊富で、かつて読んだ作品があると懐かしさに浸ることができた。
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新書というサイズで、よくぞここまで、という網羅性です。作品、作家もさることながら、出版社、編集者、そして出版形態まで俯瞰していて、ニッポンのマンガという文化が富士山のように広大な裾野を持っていることからこそ高くそびえているのだと感じました。そして『「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで...
新書というサイズで、よくぞここまで、という網羅性です。作品、作家もさることながら、出版社、編集者、そして出版形態まで俯瞰していて、ニッポンのマンガという文化が富士山のように広大な裾野を持っていることからこそ高くそびえているのだと感じました。そして『「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで』というサブタイトルにあるように、その歴史も早送りで伝えてくれます。しつこく富士山アナロジーで言うと何回も噴火を繰り返して高くなってきた成層火山の成り立ちを断面図で見せてくれます。今、ものすごいヒットになっている「鬼滅の刃」も現在進行形で日本マンガ山の標高を上げいる最中のだろうな、と思います。一方でマンガ雑誌の低落も急激に進行しています。紙から浮き上がったマンガがどこにいくのか、世界市場では一体化しているmanga-animeの間のハイフンは、これからどうなるのか、アメリカにおけるコカ・コーラやマクドナルドと同じようにニッポンのマンガが日本文化のシンボルになるのか、あるいはトヨタのクルマと同じように世界で生産されるものになるのか、この全史が前史となる未来についての著者の意見が聞きたいです。
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日本のマンガ史を辿る。 黎明期からゼロ年代くらいまでは、歴史物みたいで興味深く読めた。いつか作品に触れる機会あるかな? 初期の作家さんほど、エピソードが充実している。評価もある程度定まってますしね。 贔屓の漫画家さんは、マンガ史の中でどんなポジションになるのかなとか。 自分は...
日本のマンガ史を辿る。 黎明期からゼロ年代くらいまでは、歴史物みたいで興味深く読めた。いつか作品に触れる機会あるかな? 初期の作家さんほど、エピソードが充実している。評価もある程度定まってますしね。 贔屓の漫画家さんは、マンガ史の中でどんなポジションになるのかなとか。 自分はジャンプとサンデーとリボンとララと花とゆめで、育ってきたので、ドンピシャの作家さんやタイトルが出てきたときは、懐かしさで倒れそうだった。 ヒストリーは、面白い。 ラノベ、メディアミックス、海外事情、電子書籍なども。 これからもいい作品が出てくる限り、業界は大丈夫じゃないかな。形態は変わっていくかもだけど。
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エンタメを享受する側として、温故知新の有効性を理解できないので、本書の最初の方(いわゆる黎明期)については、ただ退屈。でも、サンデーやマガジンが台頭してくるあたりからは俄然面白くて、自分の経験とも照らし合わせたりしながら、懐かしい気分が味わえたり、読みたい漫画がどんどん発見できた...
エンタメを享受する側として、温故知新の有効性を理解できないので、本書の最初の方(いわゆる黎明期)については、ただ退屈。でも、サンデーやマガジンが台頭してくるあたりからは俄然面白くて、自分の経験とも照らし合わせたりしながら、懐かしい気分が味わえたり、読みたい漫画がどんどん発見できたり。最初期の頃のものは要らんけど、中盤以降、読み逃していたものについては、いずれは全て読んでみたい。そんなワクワク書でした。
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