1,800円以上の注文で送料無料

西由比ヶ浜駅の神様 の商品レビュー

4.1

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2021/03/16

桜のような僕の恋人って本が今まで1番好きだったんですけどこれ読んでこれが一番になりました。胸が締め付けられました。本当の事故でもきっと遺族とかはこういう想いになるんだろうなと考えさせられました。本当に読んで欲しい。内容には触れません。見てください。

Posted byブクログ

2021/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

酔った友達に「絶対泣けるから読め」と言われて購入。4章に分かれていて、それぞれの主人公目線で話が進んでいく。各章に散りばめられた伏線が絶妙でしっかり号泣。また、一つの電車という括りで人と人との関係が交差する感じも良かった。個人的には第三話のあなたへ。が1番好き。

Posted byブクログ

2020/11/23

分かってる、きっとそうなるだろうと…と覚悟しているのに涙腺が緩む…。脱線事故で亡くなった人にもう一度会う奇跡で、遺された人が生きる力をもらう…。父親のお話が一番グッときたなぁ。でもさ…良い人が死にすぎるよ…理不尽だなぁ…と胸が苦しくなるよ。

Posted byブクログ

2020/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突然、愛する人を失った遺族の悲しみや苦しみが、ひしひしと伝わってきます。生きていくのが辛くて仕方がないだろうな。自分も同じような立場になったら、これこら先、生きたくないって思うかもしれない。 でもこの小説を読み終えて、やっぱり、突然亡くなってしまう事になった人の方が、悔しくて、やるせないに決まってると、感じました。遺されたもの達は、どんなに辛くても、前を向いて幸せにならないといけない。その幸せが、不幸にも死ぬことになってしまった人達の幸せなんだということを、おそわりました。 電車の脱線事故で、愛する人を突然失うことになった4人の遺族のお話ですが、それぞれに愛する人との人生があった。そして事故当日の電車に乗り、愛する人と再開することで、前を向いて人生を歩んで行く。どれも深くて、胸に熱いモノが込み上げてくるエピソードでした。 深夜、幻想的に現れる事故当日の列車、その列車に乗っている被害者たちは、もうすぐ自分たちが死ぬことを知っているとわかった時、「あ、そういうことなのか」と納得したと同時に、もうすぐ自分が死ぬということを知っていて告げた言葉、その会話をもう一度読み、改めて心に深く響き、泣きそうになりました。 また、この事故当日の列車に乗る方向やルールをおしえてくれる、西由比ヶ浜駅に現れる「雪穂」という名の幽霊が、最終話で、「全員が愛する人達に、生き続けることを選ばせた」というセリフや、自殺した事を後悔する会話が、凄く大事な素晴らしいメッセージのように思えて、とても印象的でした。

Posted byブクログ

2020/08/29

涙腺崩壊(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) こんな電車に乗れるとしたら、あなたはどうしたいですか?私は、感謝を伝えたい…4話からなる構成だか、最終章の4話になるともどかしくて感動する…感じで涙腺崩壊(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) 残された人達が、前向きにな...

涙腺崩壊(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) こんな電車に乗れるとしたら、あなたはどうしたいですか?私は、感謝を伝えたい…4話からなる構成だか、最終章の4話になるともどかしくて感動する…感じで涙腺崩壊(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) 残された人達が、前向きになってくれたこと、ひと回り以上に成長した姿…もう言葉が出ない。読んで良かった(❁´ω`❁)

Posted byブクログ

2020/06/27

ある日、脱線事故が発生。多くの死傷者を出す大惨事に。 2ヶ月後、ある噂が飛び交う。深夜になると、事故現場の最寄り駅で、事故当日の電車が現れるという。しかも乗ることができるという。最後に死んだ人とどんな会話をするのか?4組の遺族に焦点を当てながら、遺された人たちはどう向き合っていく...

ある日、脱線事故が発生。多くの死傷者を出す大惨事に。 2ヶ月後、ある噂が飛び交う。深夜になると、事故現場の最寄り駅で、事故当日の電車が現れるという。しかも乗ることができるという。最後に死んだ人とどんな会話をするのか?4組の遺族に焦点を当てながら、遺された人たちはどう向き合っていくのかが描かれています。 全4話で、それぞれに事故で亡くなった人とその関係者の会話を中心にそれまでどのようにして今に至ったのかが描かれています。プロローグでは、ストーリーテラーのような語り口で、物語の世界へと誘ってくれます。 突然婚約者を失ったり、親を失ったりと様々なシチュエーションで失うことの哀しみを味わうことになります。亡くなった人と密に接した分、見ていられないくらい、胸を打たれました。 電車でのシーンは幻想的であり、読み手側もその電車に乗っているような雰囲気にさせてくれるので、電車好きとしてはとても楽しめました。 後半になると、前半に出てきた登場人物も登場するので、全てが繋がれている感覚があって、より世界観に浸れました。事故の詳細や女の幽霊の正体は、最後の話で明らかになります。全ての真相が分かった瞬間、スペクタクルファンタジーのような作品を読んでいるようで、大きな感動がありました。 それぞれの対話も感動があり、思いの丈を喋るシーンは、涙を誘うばかりでした。真夜中に読むと、どこかで電車の音が聞こえるのでは・・・と想像を掻き立てるので、夜がおすすめです。 ‪亡くなった人ともう一度最後に会えるとしたら、何を話そうかな・・・。

Posted byブクログ

2020/06/03

多くの死傷者を出した脱線事故。嘆き悲しむ遺族は、ある噂を耳にする。西由比ヶ浜駅に現れる幽霊に頼むと、過去に戻って事故の電車に乗れるという。愛する人に再会した彼らがとる行動とは? 涙が涸れ果てる感動作。

Posted byブクログ