西由比ヶ浜駅の神様 の商品レビュー
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下校中の電車の中で読ませていただきましたが、人目があるにも関わらず泣いてしまいました。多くの方が泣ける作品だと思います。 ここからはネタバレになってしまうのですが、 最後に電車の運転手さんの奥さんのお話で、幽霊列車の乗客は自分が事故に遭う事を知っている、という事を知り、もう一度読もうと思っています。 私は今、学生なので、父親を亡くした男性の話が、特に共感ができました。 登場人物それぞれの人生を読むことができ、とてもいい本に巡り会えたと思います。
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皆さんご存知の『ツナグ』『コーヒーが冷めないうちに』に似た、過去に戻れる、故人と会えるという設定の物語です。ありきたりかなぁと思いながらも、結構楽しめました。 こうして似たような作品が登場するのは、それだけ「人は過去に執着する」ものだからでしょうか? 記憶が少しずつ薄れていく...
皆さんご存知の『ツナグ』『コーヒーが冷めないうちに』に似た、過去に戻れる、故人と会えるという設定の物語です。ありきたりかなぁと思いながらも、結構楽しめました。 こうして似たような作品が登場するのは、それだけ「人は過去に執着する」ものだからでしょうか? 記憶が少しずつ薄れていく(特に悲しい出来事など)というのは、生きていく上で必要なことだと思いますが、どうしても未練が邪魔して…、というのが人間なのでしょうね。(お、ついに悟ったか!) 本作は、電車の脱線事故の最寄駅に幽霊が現れ、依頼すると事故当日の電車に乗ることが可能という。「(婚約者の)彼へ」「(反面教師の)父へ」「(初恋の)あなたへ」「(運転士の)お父さんへ」の四話構成です。 展開がやや予想できる部分もありましたが、あーそうきたかぁ、と読みが外れる楽しさ(?)もありました。また、各話が独立した物語と思っていたら、前の話の人物が登場し、リンクさせる工夫もありました。 著者はプロローグで、「あなたは、亡くなった人にもう一度だけ会えるとしたら、何を伝えますか?」と問いかけていますが、正直、困ってしまいます。年齢的な要素、自分にとってどんな立場の人かという要素などが絡み、難しい気がします。 でも、私たちは物語に救われることもあるんですね。江ノ電から眺める海のイメージが浮かび、素直な気持ちで人に優しくなれるような一冊でした。
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ボロボロ ボロボロ 泣いた。 設定はコーヒーが冷めないうちに みたいな どのお話しもそんな設定だから 暗黙の了解的なものがあるのかなと。 それでもやっぱり涙は止まらなかった。 亡くなった人に会えるのなら その事実は変わらなくとも会いたいものなのか。 必ずくる別れがしんどすぎるから もういいと思いそうなもんだけど。 でもやっぱり私も死んだお父さんに会いたい。 一度別れを経験してるから 現実が変わらないのはちゃんと理解できるはず。 苦しくてもそれでもやっぱり会いたいな。 悲しくて仕方ないけど あったかくて優しい気持ちになった。 少しずつ繋がってるのも素敵。 世界は少しずつひょんなところで繋がっている。 言葉では理解していても、たぶん 私も明日が普通に来ると思ってるんだ。 ありがとう。 いってらっしゃい。 ちゃんと朝だけでも言おう。 言える対象がいることが幸せなんだ。
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今すぐに泣きたいときに読みたい一冊 "脱線事故で亡くなった人にもう一度会える" 明日が来る保証がない日常をフィクションなりに伝えられた作品。 後悔のないように生きていくことの大切さを改めて感じました。 最後の最後で驚くこともあったため、別視点からも楽しめる作品。 作品とは関係ないが、今日はサッカーで日本がスペインに勝利した日でもあり、この勝利は将来日本を支える子供たちへの希望と語っており、未来への想いがこの作品と重なり生きていくことに前向きになれた。
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帯で「泣ける!」って煽っているヤツは大体イチミリも泣けないんだわ、って割と舐めプで読んでみたわけだけど、結果、べっしょべしょに泣いた……。クッソwww 涙腺ゆるゆるである。 ラストに幽霊から何から全ての点と線が繋がるのがよかった。
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勇気を持って、脱線した電車に乗って亡き大事な人に会いに行く。悲しみは感動と感謝に変わって良かったと思う。実在しない路線で、どの辺りを通っているのか解らず頭が混乱してしまった。
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列車事故で大切な人を亡くした4人の物語。 レビューが良かったので読んでみましたが 感動的なお話でした。 一番心に残ったのはお父さんの物語。 亡くしてから父の偉大さを知り、 息子さんの仕事への姿勢や生き方が 変わっていくところが良かった。 運転士の奥さんが責められるところなど 考えさせられる内容もありました。 電車に乗った後、みんな前向きになって 気持ちよく終わったところが良かった。
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じんわりと人の優しさにふれられる。 誰かのことを思う、こういう人たち、好きです。 若い子向けのお話かと思ったけれども、ぐっときました。 ちなみに、鎌倉を舞台にしているようだから、私テキには、通学で乗っていた江ノ電がずっと浮かんでいたけれども、駅名からして、湘南新宿ラインだか、東...
じんわりと人の優しさにふれられる。 誰かのことを思う、こういう人たち、好きです。 若い子向けのお話かと思ったけれども、ぐっときました。 ちなみに、鎌倉を舞台にしているようだから、私テキには、通学で乗っていた江ノ電がずっと浮かんでいたけれども、駅名からして、湘南新宿ラインだか、東海道線と横須賀線みたいな。
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予想以上に面白かった。 帯に“TikTokで話題!”とあったから言葉を選ばずに言えばよくある安っぽい感動ストーリーの小説だろうな、と思っていたのに。 鎌倉を舞台に描かれているのだけれど、私は1度も鎌倉に行ったことがないばかりか関東にすら赴いたことが無いので少しちんぷんかんぷんな場面もあったが。(作中にはしょっちゅう鎌倉市の地名が出てきます) 特に私がぐっときたのは第二話の“父へ。”と第四話の“ お父さんへ。”かなぁ。 特に“お父さんへ。”ではおそらく“西由比ヶ浜駅の神様”である少女の幽霊・雪歩の正体も明かされていたり幽霊電車の隠された秘密?なんかもサラッと書かれているし。 第四話を読んだらまたもう1回読みたくなったのでパラパラっとではあるが読み直した。 最後まで電車が脱線した原因が明かされなかったのも普通だったらモヤモヤしそうなところだが、本作ではそれはそれで良かったでは?とすら思えた。 脱線事故にはあまりフォーカスしないことによって、大切な人と過ごせる時間が永遠ではなく何の前触れもなく終わってしまうことを更に訴えかけられていると思う。 第二話で自分のことに精一杯で家族のことなんて顧みなかった息子が父親が事故でなくなってからその偉大さや有難みに気付く描写はかなり自分とも重なる部分があって感動したな…。 私も、子供の頃は働いてお金を得るということがこんなにも大変だと言う事を本当に分かっていなさすぎたから。 電車の中で交わした最後の親子の会話にもめちゃくちゃ泣かされた…。 “親孝行していない事が申し訳ないと思っているなら充分”、こんな風に言えるお父さんって本当に素敵だと思った。 この作品を読んでつくづく命というのはいつ亡くなってもおかしくはないし、いつ大切な人と会えなくなるかなんて分からないのだから出来るだけ感謝の心や愛情は言葉にしてその都度伝えようと思った。 面倒くさがって後回しになんてしたら絶対だめ。 照れくさかったりプライドが許してくれなかったとしてもきちんと行動に移さないと。 会えなくなったとしても、現実ではこんな夢みたいな電車は現れてくれないのだから。
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小学校6年の姪が推奨。まず小学生の読み物ではない気がするが内容は非常に良い。直情的に良いと感じる。なかなか泣ける。伏線の回収もあり、手応えのある読書時間であった。
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